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【臨床心理学】臨床心理士についての現状理解

ここでは、公認心理士を目指す理由を記載する前に、同じく臨床心理に関する資格として臨床心理士についてまとめておく。
正直まだ将来的に、公認心理士の資格を取るのか、臨床心理士の資格を取るのか、どちらにするか決定しているわけではないが、まず初学者として、ひとまず公認心理士を目指すことにしている。
そのあたり、両者の資格の違いについて、自分なりのポイントをまとめておきたい。

まず、臨床心理士は国家資格ではない。
日本臨床心理士資格認定協会が実施している試験に合格する必要がある。
また、受験資格を設けており、下記の通りである。

〈主な受験資格〉
●指定大学院(1種・2種)を修了し、所定の条件を充足している者
●臨床心理士養成に関する専門職大学院を修了した者
●諸外国で指定大学院と同等以上の教育歴があり、修了後の日本国内における心理臨床経験2年以上を有する者
●医師免許取得者で、取得後、心理臨床経験2年以上を有する者  など

つまり、認められた大学院で学ぶことが必要である。
また、資格は5年に1度更新する必要がある。

ここが、まず私が公認心理士の資格を目指した理由である。
まずは、学部レベルの学びを独学で行い、大学院で公認心理士に必要な履修をし、かつ、その大学院が臨床心理士の受験資格取得条件である認められた大学院であれば、公認心理士にも、臨床心理士にもなれる機会があるため、あくまでも"まず"公認心理士の受験資格を得ようとしているのだ。

両者の違いとしては、いろいろな説明のされ方があるが、
公認心理士が広く浅く、臨床心理士が狭く深くのイメージを持っている。どちらも比較的というだけだが。
下記で言及するが、臨床心理士の専門性として「研究・調査」というワードが使われており、私はここにも強く惹かれていて、臨床心理士のほうが望ましいような気もしている。
一方で、今後、国家資格(公認心理士の資格)を持たないとできないことが増えるのではという懸念もある。

日本臨床心理士資格認定協会のサイトにて
臨床心理士とは、ということで、下記4つの専門行為が挙げられているので最後にまとめておきたい。

①種々の心理テスト等を用いての心理査定技法や面接査定に精通していること。
②一定の水準で臨床心理学的にかかわる面接援助技法を適用して、その的確な対応・処置能力を持っていること。
③地域の心の健康活動にかかわる人的援助システムのコーディネーティングやコンサルテーションにかかわる能力を保持していること。
④自らの援助技法や査定技法を含めた多様な心理臨床実践に関する研究・調査とその発表等についての資質の涵養が要請されること

公認心理士の掲げる4つの専門行為と多くな違いはないようであるが、言葉の言い回しとして、臨床心理士の方が専門性が高そうな気がするため、臨床心理士に惹かれる気持ちの方が、今は強い。
(公認心理士については下記で簡単にまとめてみた)

まだどちらか、ということで決定をすることはなく、学部レベルの学びを進めながら理解を深めたいと思う。

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