スポーツにおける中二病の3つの特徴
このnoteにアクセスしていただきありがとうございます。主に小学校から高校までのジュニアに向けて陸上中長距離の指導をしています。今回はスポーツにおける中二病の3つの特徴というテーマでお送ります。
・スポーツにおける中二病とは
”思春期になり、周りの目が気になりはじめ、失敗を恐れるがゆえに出る行動・言動”のことをいいます。
私が勝手に定義したものなので、本来の中二病の定義とは違います。小学校のころは天真爛漫でなにをするにも挑戦していたような子が、中学校に入った途端中二病を発症してしまうことがあります。スポーツとしては百害あって一利なしだと私は思っています。
1.何事にも保険をかける
何か新しいことをするとき、いつもより少しレベルの高い課題を与えられたとき、「え、ムリw」「いやムリでしょw」とやる前にハードルを下げまくることです。
言葉でハードルを下げ、保険をかけてからやる。そして最初に挑戦してできないと「やっぱりムリじゃんw」とできない自分を正当化します。
挑戦するこころと継続するチャンスが失われます。すべては失敗する自分を人に見られるのが怖いからです。
2.他人を下げることで自分を上げようとする
これはいますねー、大人でもいますね。いじめや陰口のようなものはもちろん、もっと軽度なものもあります。たとえば、勉強がめちゃめちゃできる子がいたとして、「でもあいつ足遅いじゃん、陰キャだしw」みたいな感じでまったく関係ないことを引き合いに出して、他人を下げることもそうです。割とリーダー的存在の子でこういうやり方をする子は多いです。
他人を下げたところで、自分の価値は1ミリたりとも上がりません。
3.人・環境・モノのせいにする
これもよくいますね。自分以外のせいにすると、他人の課題と自分の課題がごっちゃになって、何をすればよいかの方向性が定まりません。
人のせい → 「この組あの子とあの子いるぅマジムリー」⇒組を変えることはできない
環境のせい → 「あの学校は寮があってタータンのグラウンドあって合宿もできて勝てるわけないじゃん」
モノのせい → 「ヴェイパー卑怯」
自分以外のことは基本的にどうにもなりません。そこに捉われていると、こころの無駄遣いです。
・中二病患者の思想
「人の能力は生まれた時点で決まってるから、できない人は落ちこぼれ」みたいな思想に支配されています。実際はこれと逆で人間は環境に適応することに長けているので、訓練すれば能力は当たり前のように成長します。トップレベルまでいくかどうかはまた別の話ですが。
・こんな子に多い
自己肯定感が低く、他人の目を気にする子、自分を評価する基準が自分ではなく他人であるという子が中二病を発症しやすいです。小学校の先生、親から受けてきた指導によるものが大きいと感じてます。単純に認めてもらえてこなかった子にこういう子が多いです。
「お前はダメな奴だ!もっとがんばれ!」と厳しく指導されてきた子
スポーツができても、勉強ができない子
「うちの子なんて全然ダメでー」とよくいう親の子
・中二病の予防、治療
それは「安全な環境を作ること」です。こどもが何の迷いもなく、自分のありのままを出せる環境を作ってあげることが大切です。
詳しくは以下の記事で↓
・まとめ
スポーツにおける中二病の特徴
1.何事にも保険をかける
2.他人を下げることで自分を上げようとする
3.人・環境・モノのせいにする
中二病をこじらせて、高校でも治らなく、大人になってもそのまんまという人も陸上やってきて何人かいます。
スポーツにいい、悪いというか生きづらいですよね、幸福度は低いはずです。やっぱり教え子には幸せになってほしい。これを読んでくれている人にも幸せになってほしい。世界みんな幸せになればいいほどは思ってないけど、自分の大切な幸せにしたい。そんな感じでいつも生きています。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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