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ゴールデンゲームズinのべおか

5月4日、宮崎県の延岡市で行われている、
ゴールデンゲームズinのべおか、通称GGNに出場してきました。

GGNは30年の歴史ある大会で、
もともとは旭化成のグラウンドを改修工事をしたタイミングで開催された記録会だった(らしい)ようですが、みるみる内にその規模を増して、今では日本陸連の日本グランプリシリーズにも設定されているほど大きな大会になっています。

僕が今まで出てきた大会の中でもトップクラスに活気のある大会で、
観客も万を優に超える数が応援に訪れているようです。

宮崎空港から電車で約90分、延岡駅からタクシーで15分のこのトラックに全国からこんなにたくさんの選手、観客を集める運営の方々には脱帽です。

会場つくといきなり受付に旭化成の実業団選手が!ファンにはとても嬉しい光景です。
会場内には売店も多く設営されていたり、選手と観客の距離感もとても近く、まるでお祭りの一角でレースが開催されているような雰囲気。

自身が経験した、ベルギーで開催されているNight of Athleticsやヨーロッパの試合の雰囲気ととても似ていて、観客がレースを盛り上げる。
熱狂的なファンの方から、友達とお酒を飲みながら、なんかよくわからないけど速えぇ!と応援してくれる方まで、会場全体がその時間を楽しんでいて、その場所が陸上競技場なだけ。そこに一体感が生まれています。

GGNはまさにヨーロッパの雰囲気のそれで、
だからこそ選手にも観客にも愛される試合になっているんだと感じます。


さて肝心の試合の話。


この時期に5000mの試合に出場するのは久々、昨年からスピードを意識したトレーニングで自己ベストも出した距離だったので、日本選手権の標準記録が目標。
今シーズンは、熊本、兵庫とまずまずの感覚をつかめていたのでしっかりと後半粘ることができれば面白い走りができるだろうという意気込みでした。

結果は14'03"9 B組でも13位
1000mごとlapは

1000m 2'42
2000m 5'30(2'48)
3000m 8'16(2'46)
4000m 11'10(2'54)
5000m 14'03(2'53)

課題としていた3000m以降の走りで腕がうまく触れず、だんだんとストライドが縮まり、失速してしまいました。
連戦の中、調整段階で体調管理がうまくいかず、内臓へのダメージに対応することができませんでした。
その中でも身体の反応はいいと感じることができていたので、しっかりと動きを意識して再現できるようレースに臨んでいました。

そこは成長を感じるところで、この冬期で取り組んできた、
自分を客観的にみて、現状を認める強さを感じることができました。
その時その時の体調や気候によって、自分の現状を見極めて、

①感じる→②受け止める→③理解する→④腹をくくる(DO)→⑤結果を出す

この④まで今回実行することができました。
僕にとって、腹をくくるというワードが重要で、準備段階での良し悪しに関わらず、腹をくくれずに思うようなパフォーマンスができないことが続いていました。
そして以前までは調子が良い時以外は、「まあ調子あまり良くないし、しょうがない」で終わらせてしまっていた試合も、調子が良くない試合もその時のベストの状態に持っていく方法を少しずつ掴むことができているのかなと思います。

これから絶対に大事になってくるタフさをもっと磨いて、一番大事なタイミングで、⑤結果を出すを達成させたいです。


それにしてもタレた5000mは長い。笑

タレるとは:
陸上用語で長距離などで疲労等の原因で失速し、どうしようもないこと
(楠辞典より)

次戦は東日本実業団にて人生初の3000mSCに挑戦します。
応援よろしくお願いします!

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