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何事も基本が大切!その積み重ねこそが自分の力となる。

先日亡くなられた偉大な世界的な音楽家、小澤征爾さんに関連したYouTube動画を色々と検索して見ていた際に、とても印象に残り、かつ感銘を受けたインタビューのやり取りがありました。あの小澤征爾さんが、あの発言をされることに、深い意味があると思いました。

私自身が解釈した彼の主張、言葉は以下の通りです。多少なりとも私の個人的な見解が入っておりますので、必ずしも小澤征爾さんの言わんとすることと一致していない部分があるかもしれませんが、大筋では間違っていないと思います。

それは、「どの道を歩むにしても、その道を極めることは非常に遠い道のりである。だからこそ、目の前にある課題や問題点を一つ一つ克服すべく、まずは「基本」に立ち返り、それを忠実に反復しつつ愚直に努力を積み重ねていく、そのようなアクションを5つか6つ全力で積み重ねていった時に、漸く物事の本質を少しは理解できた、体得できたと思うようになったんです。勿論、自分の夢を語るのは良し、但し、その夢の実現の為には、今、目の前にある自分ができることを全力で取り掛かり、学ぶ、悪戦苦闘する、それなくして夢は夢のままで終わるかもしれません。」

基本を徹底的に叩き込む、そしてそれを常に反復し、自分のものとする、これこそ、まさに「初心忘るべからず」であります。

自分自身の現在の状況を顧みた時に、この言葉の重みを痛切に感じました。

小澤征爾さんと比較すること自体、痴がましいことではありますが、あの尊敬すべき小澤征爾さんですら、常に「基本」を意識して指揮棒を振り続けていた、そしてその想いや大切なものを、次代を担う音楽を愛する人達に受け継ぐべく、やる気のある若者を対象にした音楽塾を創設したことの意味が、よく理解できました。

ましてや私自身などは、まだまだ努力も勉強も不足している、そんな思いを強くした小澤征爾さんの魂の叫びでした。

「何事も基本が大切!その積み重ねこそが自分の力となる。」

間も無く、起業後丸4年を迎えるに当たり、改めて自分自身の励みの言葉として、これからの自分の人生において、大切にしていきたいと思います。

リスク管理コンサル 髙見 広行