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ランニングシューズのレンタルサブスクを2023年夏にリリースします

追記:2023年7月28日
夏予定でしたが、2023年10月末頃のリリース予定となっております。


いつもRun Crewをご利用いただき、誠にありがとうございます。
Run Crewはユーザーのみなさんのランニング体験を変えることを目的にサービス展開を行っております。

今年の夏にはランニングシューズの購入体験を再定義するべく、ランニングシューズのレンタルサブスクを開始する予定です。

既にいくつかのメーカーとも交渉済みで、かつ物流面でもクリアしているため、残すはシステム実装のみとなっております。

揃えるシューズの数に限りがあるため、シューズ数に応じてサブスクメンバーの人数は制御する予定です。
6月末頃よりRun Crewをご利用中の方を優先的にご案内します。



1.ランニングシューズ市場の状況

1-1. 世は群雄割拠のランニングシューズ戦国時代

ここ数年あらゆるメーカーが素晴らしいシューズをリリースしております。

NIKE一強だったのはかつてのことで、メーカー各社がNIKEに追いつけ追い越せと言わんばかりに特徴的なシューズを市場に送り出しています。

それに応じて市民ランナーのシューズ選択肢は拡がり、ランニング体験がこれまで以上にリッチなものになってきているかと思います。

その反面、気になるシューズが多すぎて、それら全てを試すことができない状況になっている事実もあることでしょう。


1-2. 年々値上がりするランニングシューズ

エリートモデルとされるランニングシューズの価格が年々上昇しています。

数年前までは2万5千円前後が主流だったかと思いますが、それがいまは3万円前後になってきています。

各メーカーが素晴らしいランニングシューズをリリースしても、市民ランナーのみなさんが試せるシューズはほんの一部になっているのではないでしょうか。

競争によるメーカーの開発研究費用の増大や、最近の原材料費の高騰が要因となっているため、ランニングシューズの値上がりはメーカーにとっては致し方ない部分かと思います。

むしろ開発研究を重ねて、世に素晴らしいシューズを提供いただいているメーカーには感謝しかありません。


1-3. ジャム(決定回避)の法則

「ジャム(決定回避)の法則」をご存じでしょうか。

選択肢が過剰 → 選択の意思決定が難しくなる

という法則です。

『購入数:6種類のジャムを並べたお店が24種類のジャムを並べたお店を圧倒する』という研究結果が1995年に発表されました。

私は現状のままではランニングシューズがこの状況に陥るのではないかと考えています。

色々なメーカが素晴らしいシューズをリリースしていますが、市民ランナーにとってはあれこれと試すべく気軽に購入できる価格帯ではなくなってきてしまっています。購入する時は失敗を回避するべく事前に情報を集めを行うが、比較検討に苦労されている方も少なくないのではないでしょうか。

『ランニングシューズの選択肢が多ければ多いほどユーザーは事前に調べて、各シューズの比較検討に苦戦し、そしてシューズ選びに疲れてしまう。そして結果的には慣れ親しんだメーカーに落ち着いてしまう』

このような状況が早晩訪れると思っています。

そのため、私が考えるレンタルサービスでは「まずシューズを試してみてから、購入するかどうかを判断できるサポート」になれればと思い開発を進めています。


1-4. メーカー & 販売店舗が解決できていない課題

ランニングシューズ購入体験にはメーカー・販売店舗が解決できていない問題があります。

『ロング走を行って自身に適正なシューズ(サイズ)かどうかが分かる』

という課題です。

先日Run Crew内でアンケート調査を行い、「ランニングシューズ失敗談をお聞かせください」と質問したところ、有効回答数147件に対してサイズ違いの失敗談は88件にも上りました。

かくいう私自身も同様の失敗談があります。

3万円ほどのエリートモデルを購入した時の話です。

実店舗で足の測定を行ってから購入したのでサイズに関しては安心していました。
ただ、20キロの距離走を行った時にアッパー素材が固く、小指付近に擦れを強く感じて血が出てしまうことに。アッパー素材を考えると少し余裕がある方が正解だったのです。

接地感や推進力は気に入っていたので、そのサイズのものはフリマサイトで購入時の5千円引きで販売し、ワンサイズアップのものを新調した背景があります。

3回ほど履いただけで5千円損するという体験により、ランニングシューズ購入の難しさ、そして各メーカー・店舗が対処できていない課題であることを学びました。

ランニングシューズが自身に合っているかどうかは店舗で履くだけでは分かるはずもなく、事前測定などによる科学的にサポートできる技術もまだ完全ではない。実情としてはロング走を行うしかない。

上述したようにランニングシューズは選択肢が多くなってきており、かつ年々価格も上昇しています。

色々なシューズを試して自身に最適なシューズを選びたいけど、値上がりした背景があるため冒険するには勇気が必要です。

こうした課題を背景に考えたのが今夏にリリース予定のランニングシューズのサブスクです。


2.ランニングシューズ購入体験を再定義する

2-1. レンタルサブスクを提供する目的

ランニングシューズを提供するメーカーが多くなってきたことと、それに伴う課題が浮き彫りになったことで、ランニングシューズのレンタルサブスクは購入体験を再定義することを目的としています。

レンタルサブスクを提供する目的は以下の2つになります。

Ⅰ.色々なメーカーのシューズを知り、自身にとっての最適シューズを見つけること

.本格購入の前にそのシューズの自身にとっての最適サイズを知ること

レンタルサブスクを利用することで市民ランナーのみなさんはより多くのシューズに触れることができます。そうなることで、最適なシューズを新たに発見することができますし、本格購入する際にはサイズ間違いの購入リスクを無くすことができます。


2-2. 揃える予定のランニングシューズ

既にBrooksさんとは確約を得ており、Sauconyさんには前向きに検討をしていただいております。
それ以外のメーカーにもコンタクトしておりますが、ご要望の多いモデルに関しては市場価格でも仕入れたいと考えています。

揃えるシューズはエリートモデルとそれに準ずるモデルを考えています。

例えば
Saucony:エンドルフィンエリート、プロ、スピード
Brooks:ハイペリオンエリート、マックス、テンポ
ASICS:メタスピード、マジックスピード
*こちらはあくまで予定です。異なる場合もございます。
サービス開始時には確定した情報をサイトに掲載いたします。

ロードのハーフまでの適正シューズも各社出しているので、そういったものを用意するのも考えています。(ナイキのストリークフライなど)

トラック用のスパイクやトレラン用シューズは現時点では考えておりません。(ニーズがあれば将来的に用意したいと思います)


2-3. サブスクの料金

まだ模索の段階ですが、他の衣類のレンタルサブスクと相違がないくらいの価格帯を考えています。

できる限りお手頃価格で提供できるように努めますが、サービス維持のために収益を上げないといけないため、その価格設定に非常に悩んでいます汗


2-4. Run Crewユーザーは優先的に事前登録のご案内

揃えるシューズ数に応じて、ご利用いただけるユーザー数は制限する必要があります。

例えば、100足しかレンタルシューズを用意していないのに、1000人にユーザーにご登録いただいても十分に届けられることができません。
そのため、揃えるシューズの数に応じてご利用のユーザー数は制限する予定です(もちろん毎月に利用枠は広げてまいります)

事前登録は6月末頃からを予定しており、それまでにRun Crewをご利用いただいている方を優先的にご案内いたします。


2-5. 借りたシューズをそのまま買い取ることも可能にする

レンタルしたシューズは気に入ればそのまま買い取る機能を用意したいと思っています。

ユーザーは基本的にはRun Crewを利用していただく前提のため、各シューズの走行距離管理ができます。

シューズの消耗度(=走行距離)に応じて、定価から減額した金額で買い取れる機能を付与するつもりです。


3.メーカーのみなさまへ

ランニングシューズのレンタルサブスクは各メーカー製品の販売機会を損なうことを想定はしておりません。

むしろ購入する判断を後押しするサービスになると考えております。

ランニングシューズは店頭で試し履きしただけでは適しているかどうかは市民ランナーのみなさんは判断することはできません。

メーカー様によってはシューズを試せる試走会なども行っているかもしれませんが、試走会に参加できる市民ランナーの数には物理的に限りがあるかと思います。

私が考えるレンタルサブスクではこれまでシューズになかなかアクセスできなかった方々も気軽に試走できるようになり、知ることが難しかったシューズを試せるようになります。

こちらをご一読、及びご賛同いただきましたら是非ともご連絡ください。

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