藍
作った詩を載せます。気分によって重いものから明るいもの多岐にわたります。
好きな本、最近読んだ本について書きます
家族について
お元気でしたか。 私が準備しないと食べないあなたはご飯をきちんと食べれていますか。 涙もろくてすぐに泣いてしまうところは変わっていませんか。 あなたは心から笑い合える誰かに出会えましたか。 誰よりも臆病で優しいあなたは 人を傷つけたくなくて喧嘩がうまくできない。でもね、人はそんなにやわじゃない。もっと言ってもよかったんだよ。私はずっと待っていたんだ。 いつも何かに迷って生きているあなた 悩みを背負いすぎてしまうあなた どこかに吐き出すことを覚えましたか。 私もあなたも正し
バナナを食べる人。 飽きずに朝も夜もずっと食べる。 バナナは宝石。スイカは畑。 ケーキの次の特別はバナナ。 いつかの少年が バナナ片手に耳をピクピクしながら ピースをする。 「よかったな、少年」 祖母が微笑んだ。 南の爽風が駆け抜ける。
真新しい鞄を背中に背負って 真新しい道を 真新しい君と 確かめるように今日を歩く。 花が開き、また 閉じるまで 赤と青の背中を追いかける。 「いってきます」と「ただいま」と 全力の喜怒哀楽を繰り返して 季節と追いかけっこの変化が過ぎていく。 柔らかいベルトに手を通し 今日も相棒を背中に乗せる。 一度繋いだ君の手は 見えない繋がりとなって 側をゆく。 とびはねるカラフルな背中達に目を細めて 「いってらっしゃい」 ◇◇◇ 天使のマークのちびっ子達の背を見ていたら、
春を過ぎる。 愛を求めて姿を変える落葉の秋の心が。 ああ桜はなんと侘びしく儚いものだろうか。 去り際に人一倍、美しい姿をみせて散っていく。 泣いているような笑っているような。 うすももいろの花弁が濡れて透明になっていく。 旅立つためにすべてを置いて行ってしまうように 無に帰っていく。 はらりはらりと折り重なったひとひら達は 重なりあってその身を再び赤く染め上げる。 散りゆく桜の花弁が包み込むように。 春の雨とはだれが言ったのだろう。 白く冷たくいてつく雨が抱きしめ
お久しぶりです。突然お休みしてしまってすいません。 こちらにずっといてしまうと現実に戻るのが大変になってしまって。 長いお休みをしました。 前のように週に何回も書くことはできませんが、ポツリポツリと続けていきたいです。 私のnoteを書きたいという気持ちと読んで下さる方の読んでみたいという気持ちが重なる”縁”を大切にしていきたいと思います。 ◇◇◇ 先日、1年越しの対面が叶いました。 私の大学は他大と違い新2年生の入学式はありませんでした。自学科の教授陣と自学科の半数
どうでもいい書きたかったこと。 ①ヘッドフォンの君 つきよるほしこさんの記事でVaundyさんという素敵なアーテイストさんを知った。そのあとに杉江慎介さん(イラストを投稿していらっしゃるnoterさん)のこのイラストを見た瞬間、私には「メガネを取ったヘッドフォンのVaundyさん」にしか見れなくなった。 ②鳴き声 最近、昼夜問わず猫の声が聞こえる。はじめは赤ちゃんの声かと思った。 ブロック塀に向かい合う三毛猫と灰色の二匹を見て合点がいった。 僕たち、そういう時期になった
あぁ変わらない。 子供のようにはしゃぐ私に付き合ってくれる君。 君も同じように空を見上げてはしゃいでいたのだろう。 高校卒業とともに疎遠になった友がInstagramに飛行機雲を投稿していた。 私も前日に撮っていた。 高校の集まりがないと連絡を取り合わない。 ”元気にしている” ただただ、それが嬉しかった。 デジタルのお便りに。
Time is money. The past is gone. The future will come soon. You are having a gift , which God give everyone. That is a present that is called "the Present" 時は金なり。 過去はもう過ぎ去った。未来はもうすぐやってくる。 あなたは平等に与えられる神からの贈り物を手にしている。 今という贈り物を。 ◇◇◇ 大学受験の時、
先日、私の記事を紹介して頂いたくなんくなんさんのこちらの記事を読んで得心したことがありました。 なぜずっと私は上橋菜穂子さんが好きなのだろうか。 それは、上橋さんは私を子供だと扱わない人であり、ちゃんと子供にもわかる言葉で伝える大人なのだった。 ひねくれたおませさんな私に真摯に向き合おうと語りかけてきてくれた唯一の人だったからなのだろうなと。 くなんくなんさん、教えて頂きありがとうございます🙇♀️
年末にこの本を手にしてから、まだ読むときじゃない、君の時じゃないとずっと置いていた。 作者・原田マハさんの名を他のnoterさんの記事で目にするようになって、 あぁ君の時期が来たのかなと1ページ目をめくった。 あらすじ 19世紀後半、フランス・パリで「若井・林商会」を経営する画商・林忠正と助手・加藤重吉が浮世絵を貴婦人たちに売っていた。ある時、無名画家フィンセント・ファン・ゴッホと画商の弟・テオドルドが目の前に現れた。フランスに憧れやってきた日本人、日本に惚れ込むフランス
正直、母については難しかったです。高校の恩師と話す機会があり、ようやく心の整理がつき筆をとりました。 ◇◇◇ 私の家は父、四人兄姉 私が小学3年生の頃に離婚した。 母は私たちの母兼助産師。 家のはなれで開業して四人の子育てと両立していた。本当に凄かった。 家の冷凍庫に胎盤があったのは子供ながら印象的だった。 母は離婚する時、「お母さんは子育てもひと段落したから離婚したいんだ」と話した。上の三人兄弟と母の仕事を見ていた私は小学生ながら「お母さんは一生懸命頑張ったんだか
草木はみな、お日様目指して手を伸ばしている。 冷たく凍てつく秋の心の風が吹き荒れたって手を伸ばしている。 彼らはお日様のあたたかさを知っている。 来春のあたたかさを知っている。 こうべを垂れる草木だって枝先はお日様を見る。 植物は素直だ。 強がって凝り固まったこの体を目いっぱい伸ばして、お日様に手を伸ばそう。