ラララ世界_180601_0039

プロローグ5. 言葉の奥をみよう(by ラム子)

こんにちは。きのう書いたことをもう少し踏み込んで書いて行きたいと思っています。占いに行く前に、心の中に留めて欲しいこと。
昨日も言いましたが、まず前提として「当たるの?」みたいな定規はもっともそれらを無意味にしてしまうので、そもそもの存在への疑いはなくしていきましょう。それは世界の存在自体を問うのと同じことになるからです。

カードや道具など、それらを使う人間に対して「この人本当に信頼できるかな?」そう考えるのは大切なことです。つまり世界の答え(例えばカードに聞いた時にめくった絵柄など)に対する「解釈」の部分、それは十分に疑ってもいいと思います。けれども『こういったものはだいたいそうかなと思うように作られている』と存在自体を邪推するのは意味がありません。つまりそう思った瞬間にお金を払って自分のことを世界に問う意味さえなくなってしまうからです。これはスピリチュアルな意味じゃ全然なくて、どうせ不味いなと思っているパンをお金を払って買って食べているようなことだからです。だったら時間を他のことに使った方がその人の時間は有意義かなと思います。
世界の答えはその瞬間「絶対」です。けれど、先日書いた「月」の話と同じで、世界のラララはあなたと呼応しているので、あなたがあやふやだと感じたものは、その瞬間からあやふやになってしまいます。

ただ、どうせ不味いと思って買ったパンにひどく感銘を受けることもあるので、遊び半分でも「トライしてみようかな」と思う時はやってみて欲しい。ひょんなことから人生は広がって行くもの。
わたしが無駄ではないかなと言っているのは「どうせ」と言いながら何度も占いに行くパターンのことであって、最初は遊び半分だったという入り口の部分は、大いに構わないと思っています。あと占いを完全否定している人もそれでいいと思います。そういう人たちは大体が生まれつきハイパースピリットな人が多くていろんなことが聞くまでもなく「あたりまえ」だからです。つまり不器用さんじゃない人だから占いは必要ありません。笑。
しかしこれは不器用さんに捧ぐマガジンですから、そこまで?というくらいに丁寧に、以下、わたしは書いていこうと思っています。

占いやセッションに行ってわだかまりを感じる場合、ありますよね。なんか釈然としないとき。それについて、こう考えておくと整理しやすいかな? と思うことを、一つずつ書いていきます。

1. 占い師や霊能者の性格や使命について
昨日話したように占い師や霊能者も、人です。なので性格とか、その人が大切にしていることが違います。基本的にすべての善意ある占い師や霊能者が「あなたをより幸せにするために」助言したり、カードを切ったり、あとは視てくれたりします。その時に肝心なのは「幸せ」って何かってことなのです。わたしは「幸せ」とはその人が納得して、じぶんを肯定して生きていることだと考えています。だから例えば、パートナーのいる人と恋愛をしている人に対して、まずその恋愛で納得しているか、そしてさらにはその自分を肯定しているか、が大切と考えます。
けれども「そういう恋愛は幸せじゃない」と考えている霊能者もいます。その場合、その恋愛に対して「あなたが辛そう」というような言葉がくることもあります。「このままじゃ幸せにはなれない」など。けれど大切なのは、あなた、がどう感じているか、なのです。あなたの思う「幸せ」と、相手が言う「幸せ」は同じものを指しているのか。

つまりこういったことは「世界の答え」があって、次にそれが見える人の「解釈」があります。そして場合によってはそれに対する霊能者及び占い師の「見解」まで行くことがあるということなのです。それは個人によってまちまちです。「見解」は一切言わない人もいるし、間違った軌道に差し掛かっている人を正しく戻さないといけない使命を持っている人なんかは極端に「見解」から入る場合もあります。例えば恋愛相談に行ったのに、恋愛ではなく家族のことを強く言われた、など。
なのでわたしたちはその3つのステップの中でどれを自分が拾って持って帰るかを「自分で」決めないといけません。
例えば、今住んでいる家を引っ越したいということで見てもらった場合に、まず「世界の答え」があって、それをプロが「今の家、すごくいいみたいだけど」と解釈した場合、そこで終わる場合と「引っ越ししなくても良いんじゃないか」という見解まで行く場合がある。

これはわたしが次に話したい「言葉」の問題とも関係があるのですが、
「引っ越しはしなくていい」と言われた、となって帰るのか、
「今の家はすごくいいらしい」と言われた、となって帰るのか、
どちらなのか、というのが大事であって、前者の場合「見解」を持ち帰っていることになるから、「世界の答え」を持ち帰ったわけではない、ということなのです。
なので相手との相性が大切だと思います。見解まで含めてその方を信頼できるのなら「引っ越しはしなくていい」という結論を持ち帰ってもいいでしょう。でも本当はその時、世界の答えは「今の家はいい家だよ」としか言っていなくて「引っ越しをするな」とは言っていないのです。

2.言葉の難しさについて
ここから「言葉」の話になります。占いもセッションも「見えないもの」について話すのだから言葉がすごく大事なのです。
でも同時にこういう時の言葉は、完全に「それ」を表しきれていないのに相手は言われた「言葉」だけを持ち帰ってしまってモヤモヤする、という危険があります。特に外国とか奥地の村のシャーマンやユタさんなどは「神様言葉」のようなものを直接的に伝えてくることがあるので、例えば「今の仕事は向いてない!!」とか「その旦那はダメ!!」とか、にべもないことを言うことがあるでしょう。すでに結婚しているのに「あなた結婚はできない」とか時系列が変なことを言われる時もあります。
都心の占い師や霊能者は「橋渡し」の仕方を結構工夫していますが、そうじゃない人もいます。そんな時「解釈と見解」がミックスになってその言葉になっているのですが、本当は、その人に見えた「世界の答え」はなんだったんだろう、と、そこを例えばビジュアル的に考えて自分の深淵と向き合うことが大切です。言の葉の奥に見えない何を見るかが大切です。言葉にからみとられてしまわないで。

都心のヒーラーなどでも、直接的なアプローチをしないと相談者が変化できないと思う時に「無理難題」を言うことがあります。
けれども、わたしたちがそういう職業の人ではなくて社会と関わり生きている以上、そうはできないアドバイスもあるということです。ちょっと今日は日が悪いので会議休みます、なんてことは、社会で生きていたらやっていけません。だから、さらにそこで自身の日々への橋渡しを自分がしなくてはいけないのです。

自分は以前、何年もかけて取り組んでいるのにある地点で止まってしまった時代小説に対して『出版社を変えたら筆も進んですぐに世にでる』と言われたことがありました。出版社を変えることは編集者を変えること。こんなに時間がかかっている作品をずっと支え守ってくれている編集者と出版社を変えるなんてその本を出す意味がない、とわたしは具体的な指示には従いませんでした。そういう世界に生きてる人はとても直接的なアプローチを提案してきます。でもわたしたちは「社会」というしがらみの中にいて、それを無視して行動を起こすと「ただ浮世離れた人」になってしまうだけなのです。だからきっと大切なのは方法ではなく「なぜその方法を言われたか」を考えることなのではないかなと思います。

つまり「今から毎日、酒と塩をたっぷり入れた風呂に3時間は入りなさい」
と言われた時、相手は「風呂の話」をしているわけではないということなのです。それはおそらく「邪気を祓う」話をしているのであって、真意がわかれば「今日入り忘れた!!!」とパニックになる必要はありません。その日は桃とか豆腐とか、邪気を祓うと言われているものを食べるとかで代用しても良いのです。じぶんで「代わり」を見つけるのは難しいと思う人は直接聞いてもいいです。「ちょっとそれはすぐには難しいので、他のやり方はありませんか」他のやり方は、必ずあります。じぶんができることを教えてもらってください。

ここから最後に、占いやセッションにおける「時間」の話、時間の効力についての話をしたかったのですが、
この「時間」のことこそ「最も重要なこと」なので、
あまり詰め込みすぎないよう、それは明日話すことにしますね。

それではらるらるらん♪
ラララ世界で会いましょう☆ 

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<ラム子より不器用さんたちへ>
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