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命の沙汰も金次第?動物医療の高度化と飼い主の葛藤〜ルンカのえげつない話。

「病院代が払えない」「行くたびに10万円」「手術と入院で300万」。SNSなどで散見する投稿。私が初めて犬を飼った頃(20年前)に比べて動物医療の高度化が進み、助けられる命が増えてきました。その一方で、その医療費がまかないきれず、命とお金の交換に苦しめられる飼い主の存在がいます。

医療費をクラウドファンディング で(支援)で

クラウドファンディングで医療費を調達する飼い主さんもこれまでに何度か見かけました。コメント欄には、医療費を考えずに飼ったのか、保険は入っていなかったのか、そのような批判もありました。
なんだか見ていられなくて、結果どうなったかは分かりませんが、支援金が入金される(約2 ヶ月)までワンちゃんは大丈夫なのかなと不安。

病気ではなく、犬の瞳を見て

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「助けられない」という相談も何回か受けたことがあります。
お金のことはどうもしてあげられないのですが、私が話してる間で気がついたのは、飼い主さんは、動物病院の先生の話を聞いて、病気しか見ていないこと。

その病気、その生き方でいいの?

何年か前のこと。とある病気で足を切らなきゃいけないというワンちゃんがいました。その飼い主さんは、「足を切るなんてかわいそう。このまま、あちこちに転移するのを待って、穏やかに死を待ちたい」と言いました。

まだ年齢も若く、活発な子。犬は3本足でも気にせず、走り回れます。(漫画「3本足のちょんぴー」を見てね)




結果的に、手術に踏み切り、3本足走行を見事にこなしていました。

「やってよかった」と、飼い主さんは言っていました。小さな体にメスを入れるのは忍びなく、また、人間に置き換えると、つい悲観になってしまいます。しかし、相手は「犬」という種族です。

「かわいそう」と流す涙は、犬の未来を歪ませ、曇らせることもあります。


犬の気持ちを見よう

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先述のように、犬は3本足でも、目が見えなくても結構なんとかなってしまう生き物。上記の病気の子の性格や飼い主さんの経済状況を考えて、手術も検討しては?とお話をしました。
大切なのは、愛犬の目を見て愛犬がどうしてほしいのか、よく考えることだと思います。

それができるのは、たくさんの病気を見てきた動物病院の先生ではなく、飼い主さん、あなただけなんです。

今苦しんでいる、あの子はどんな子ですか?
どんなことをしてもらいたいと思っているとあなたは思いますか?
その考える時間が大切なんです。


あなたの愛犬の尊厳を守って

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あなたの大切な愛犬を病気に負けた子にしないで、病気と戦った自慢の子にしてください。
愛犬の尊厳を守れるのはあなただけなんですよ。

一生懸命考えた時間は、いつか別れる時に、あなたの味方になってくれます。だから、愛犬の目を見て、これまでの時間過ごしてきた性格もよく考えて、治療方針を病院と相談してくださいね。

そうすると、本当にその治療が必要なのか、分かるはずです。お金だけで判断せず、そうしたことも一緒に考えてみてください。

犬雑貨ルンカ


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