続編。未来のために、できること
夫婦仲の良い知人の嫁自慢エピソードをnoteに書きました。
それでちょうど「未来のためにできること」というお題が出ていたので、そのハッシュタグをつけました。
で、記事を書いてお題について色々考えていたら、考えがどんどん溢れてきたので、続編を書くことにしました。
1.世界の人口の話
私が授業で習った時、世界の人口は、40億人でした。
その知識で一度セットされた後、気にしていなかったのでしばらく世界は40億人だと思っていました。年々増加しているから、習った時より増えているのかな…程度の認識がなかったわけではないのですが…。
今、改めて調べてみました。
今や79.54億人らしい。
コレはすごい事態ではないですか!
想像してみてください。
ある時、家族倍増。
ベッドも足りないけど食べる量も倍増っていう事ですよね。
食費だけでなく、洗濯物も倍増。お風呂も大変。
地球は、よく人類を養っているなぁ、という気持ちになります。単位面積あたりの生産量が増えなければ養っていけません。
食料、雇用、インフラ整備が必要です。そして水も…。(最近豪雨が続いていますし、日本は水がいっぱいあるような気がしています。ですが、ヴァーチャルウォーターと言って、牛が食べる草を育てるのに必要な水は…というように食料の輸入は形を変えた水を輸入している、という考えをもとにすると、海外での水不足も無関係とは言えません)
ちなみに2022年の日本の人口は世界で11位。順位は前年と同じ。ですが、前年より50万人減だそうです。(世界は前年から7900万人増加)世界の人口の順位はこんな感じです。
1位 中国 14億4,850万人
2位 インド 14億66万人
3位 アメリカ 3億3,480万人
4位 インドネシア 2億7,910万人
5位 パキスタン 2億2,950万人
6位 ナイジェリア 2億1,670万人
7位 ブラジル 2億1,540万人
8位 バングラデシュ 1億6,790万人
9位 ロシア 1億4,580万人
10位 メキシコ 1億3,160万人
11位 日本 1億2,560万人
2027年ごろにはインドが中国を抜いて1位になると予想されているそうです。
日本はメキシコより少なく、12位のエチオピアより人口が多い国だったのですね。そのエチオピアは今後人口増加が見込まれている国の一つです。
2.地元の人口の話
世界的には人口増加が問題となっていますが、日本は事情が違います。
日本は2008年をピークに人口が減少。2100年には日本の人口は6000万人程度になると予想されています。今の約半分です。
現在の日本の出生率は1.30(2021年)。2人の親から1人しか育たなければ、人口が半分になるのは当たり前。
私が働く東京都豊島区は、東京23区で唯一「消滅する」と言われた自治体です。(消滅ってなんじゃ?と思いますよね。2014年に消滅可能性都市に指定されました。「消滅可能性都市」とは、日本創生会議が2014年5月に打ち出した「少子化や人口移動などが原因で将来消滅する可能性がある自治体」のこと。)
豊島区には、ターミナル駅の池袋があるのに。「消滅可能性都市」。
豊島区、ヤバい!
この後、豊島区はかなり本気でこの問題に取り組んでいます。
ファミリー向けの住宅を供給し、
「女性にやさしいまちづくり担当課」を設置し課長を公募。
待機児童を解消するために保育園を誘致し、公園を整備し…。
「わたしらしく、暮らせるまち。」プロジェクトで様々な取り組みをしています。
「としまぐらし会議」で発表された「池ブルックリンプロジェクト」など、とても興味深いです。
(池ブルックリンプロジェクトとは、かつて「治安が悪い」などあまり良い印象で語られなかったブルックリンがアーティストやクリエイティブな若者が集まるトガった文化を生み出す街になったように池袋もなれるのでは?と豊島区に暮らす・はたらく人が地元の知られざる魅力を発見し、発信するというもの)
自分たちの手で自分たちの街の未来を作る試みです。がんばれ、豊島区!
3.花を飾るという文化。
自分たちの手で、住み良い街づくりをと言う例をもうひとつ。
以前ドイツを旅行した時のこと。
どこの窓辺にも花が飾られているのです。建物も木組みで、出窓があって可愛らしいので、そこへプランターを飾るととても「映え」ます。一軒だけで飾っているのではなく、街ぐるみでそうなっているので、とても統一感がありました。
ちょうどその地方ではコンクールのようなことをやっていて、素敵な窓辺になるようにそれぞれの家で皆さんが腕によりをかけて、お花を育てているとのことでした。家の中を飾るのではなく、外から眺める人が楽しめるようにしようという意識。
それは美しい町並みを維持することに一役買っているなと思いました。
4.クリプトのSDGs
少し前から流行のNFT。
今までは、絵画など一度作者の手を離れてしまうとその最終所有者がいくらで転売しても原作者には何も戻りがありませんでしたが、NFTならば履歴がわかるし、それを元のアーティストに還元することも可能になります。
私が初めて買ったNFTは、漫画でした。「魔法使いの嫁」です。
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それで、話題のNFTはどんなものが売れているのかな?と
調べて分かった事が少しあります。
1、新しい価値を提供するもの。
2、目的が評価されるもの。
「そのNFTがどんなものなのか?」がはっきりしているものが売れているようです。
この繋がりかたで、今まででは実現しづらかった企画が資金を集めることができるのではないかと思っています。
漫画に関して言うなら、今までは出版社がOK出さないような、企画が通りにくそうな尖った内容やニッチな作品でも、みんなで応援することによって世に出す事ができるようになるかもしれないと思っています。
雑誌が廃刊になったことにより連載が休止してしまった作品など、残念だと思ってきただけに、これには期待しています。
また、NFTはチャリティとも相性が良いようです。チャリティオークションでNFTを販売して、収益を寄付する。
「猫が30歳まで生きる日」と言う本をご存知でしょうか?
猫が多くかかってしまう腎臓病。その急性腎障害を治癒させる機能を持つタンパク質(AIM)がある事が判明し、猫用AIM薬の開発を応援するためのNFT「CryptoNinja」の作品がチャリティで、オークションにかけられ、約300万円で落札されました。同様に、少年サンデーで「トニカクカワイイ」を連載中の漫画家、畑健二郎氏がこのチャリティのために無償で描き下ろした作品を提供していました。イラストも可愛らしいですし、猫好きな人たちが、猫とより長く過ごせる未来のためにという目的も分かりやすい。
三陸花火協議会の開催にも花火NFTアートのチャリティオークションが実施されていました。
これ、とっても素敵なアートでした。
あまりに花火大会が中止になってしまうので、写真仲間で有志でお金を集めて個人的に花火会をやってしまおうか…という話になった事があっただけに、こんな風に花火大会をNFTを購入する事で応援する事ができるようになるのは朗報です。
今までだったら大きな組織でなければできなかったような資金集めが、こんな風にできるようになり実現可能になるプロジェクトが増えるかもしれません。
5.「個」がつながる〜個人の思いが広がる
初めに書いた嫁自慢の主婦の話の続きがあります。
デザイン思考と本質追究を楽しもう♫
さんからこんな記事をご紹介いただきました。
この話を、くだんの知人の奥様は聞いたのではないかと思います。
不思議なご縁というか、こんな風につながって、広がっていくことが昔に比べて
容易になったのだなと感じました。
伝わって、広がって、それが最初は小さな波紋でもやがては大きな輪になる。
より良い未来に向かって波が広がってゆくと良いなと思っています。
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