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スクラッチが学校の宿題に出ていたので、zoomでフォローしました、の話

私は個別指導で小学生から大学入学までの生徒さんの勉強を教えております。最近は全ての授業はZoomを使ったオンライン授業で行っておりますが、この日の授業では生徒さんから
スクラッチを1回もやったことないのに、スクラッチの宿題が出ました(涙
と言われました。

高校受験を控える中学3年生。この生徒さんの学校は区が生徒さん全員にwifi内蔵のタブレットを配り、このタブレットでバンバン遠隔授業の指示を出しております。

学校の成績を上げる一番の近道は、
学校で教えている内容を完璧にすること!
なので、特に中3生の場合は内申の兼ね合いもあり、実技系教科を頑張らなくてはなりません。「スクラッチの宿題」は、まさにこの頑張りを利かせなければならない「技術家庭科」で出されたのでした。

スクラッチを開き、スプライトを動かすプログラムを考え、ファイル名に自分の名前を付け、クラウドの先生に渡すにいれること

期限は1週間後です。

スクラッチのあの猫がスプライトという名前だという説明すらありません。
もうどうやって調べて取り組むのかから考えさせる課題。

普段から調べて取り組ませるよう教えているのなら、この指示でもわかりますが、他の教科はものすごく細かく指示を出していますからね。例えば国語はこんな感じ。

①教科書 P.33 と 34 にある4つの書き下し文(ひらがな交じりの文)を新しいページに書き写す。その際の注意点は、
ア)前回の宿題で「春に」について使ったページの次の次のページに書く。
イ)新しいページ(「春に」の次の次のページ)を上下二段に分け、上の段に色ペンで書き写す。
ウ)書き下し文は4つあるので、見やすいように適当な間隔をあけて写しましょう。

教科間の「やりなさい」指示の温度差が凄い。ただ普段から細かく指示を出していると、生徒さんは混乱します。例えば上の例だと「色ペンって何色のペンで書けばいいんですか?」の質問が出ますよ。普段からこうやって教えていては、イノベーションなんて起きないよね、とも思う。

そういえば、別の生徒さんのこの前の理科の課題の指示もすごかった!(この理科の課題に関しては記録として残しておきたいので、また記事として書きます!)

閑話休題。

塾なので、生徒さんの成績を上げるのは最重要課題であります。
スクラッチの使い方をオンラインで教えなくてはなりません。

ですが、zoomは共有画面が使えるので、実は教えるのはあまり難しくないじゃん!と気づき、スクラッチの立ち上げから画面共有して説明しました。
ちなみにオンライン授業でも、スタサプのように講師が黒板の前で教えるスタイルを取っているところは、この教え方はやりづらいです(オンラインの個別といっても、スタイルによって内容がかなり違うので、スタサプ系かそうでないかは一度お子さんの授業を確認されることをオススメします)。

スクラッチこそ遠隔授業向きですが、もう少し説明してから課題提出させれば良いのに。先生が説明動画作らなくてもYoutubeにあるのをリンクで貼っておくだけでも違うんだけどな。

ということで、同じようにスクラッチの宿題が出た生徒さん向けのオススメの動画を貼っておきます。

生徒さん、ちゃんと作品作れたかな。
これを機に、プログラミングの楽しさを知ってくれると良いなと思います。

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