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小説 万テチョライフでレベルアップ~よりそう Season2 ~ 41

プロの結城さんのアドバイスで出てきた大きさどうする問題。たしかにどういう場面で使うことを想定するかは重要だと気付かされた。

「ちなみに持ち運びを考えると、システム手帳では男性はバイブルかA5が多くて、女性はミニ6より小さいものが多い印象です」と結城さん。

(※著者バイアス多分に入ってます。)

「なんで雲川はミニ6紹介したんですか?」と赤杉先輩。もうサイズとかはばっちり抑えている。

「お話を聞いたときは手帳を初めて使うという感じだったので、書くスペースより持ち歩きやすいほうをと思ってミニ6のサイズをご紹介しました。そのあと、太い万年筆を購入されたのは想定外でしたが。。今ならバイブルサイズかA5サイズをご紹介したいところですね。」きらりとメガネが光る。

「なるほど、じゃ、自分たちはもう少しいろいろなサイズを見ているので、こいつに高ーいいい手帳を紹介してやってください。」と、赤杉先輩に思いっきり肩をたたかれた。 はぁとため息をつく東郷先輩。なんだ?

「じゃ、あっち行こうぜ」と赤杉先輩は向こうの方へ行ってしまった。最後にこっちを向いて、親指を突き出しいいねポーズをしている。

「面白い先輩たちですね。」さらりと結城さん。

「そうですね。面白いというのもあるのですが、二人とも頭の回転が速くて機転も聞くしすごい先輩という印象です。あ、このプロジェクトの話は内密でお願いします。」仕事で来ているので、その辺もちゃんとフォロー

「えぇ、もちろんです。でも面白いプロジェクトですね。それでは、雲川さんにたかーーい手帳をご紹介してもいいですか?」と、楽しそうな笑顔を向けられる。

「今日は買う予定ではなかったんだけどなぁ。でも、男性はバイブルサイズ以上だって言われたし、今日買うかはわからないのですが、紹介してください。例の力で。」ここも小声で添える。

「とはいえ、A5は自分には大きすぎるかなと思うので、バイブルサイズでお願いしようかなぁ。とはいえ、このミニ6も使い続けたいと思っているんですよねぇ。」

「なるほど。実は限定モノなのですが、おもしろいものがありまして。」と取り出してくれたのは真四角の手帳。

「これこの前買ったM5と同じプロッターですか?」

「そうなんです。通常はオンライン限定商品のスクエアサイズですが、少し入ってきたものがあったので、見てみてください。」と手渡してくれる。

緑という以下青というかきれいな革。

「プエブロという革になりまして。最後にブラシで少し起毛させているのでこういう優しい手触りになるんです。」と、俺が持っている手帳の上に結城さんの手が乗っかる。気づけば結構近づいている。

ちょっとドキドキする。

「このサイズは縦はバイブルサイズで横もそのサイズに合わせています。ノートのようにも使うことができるので面白いサイズですよ。」

な、なるほど。


今回ちょっと暴走気味ですが、ストーリー優先のため許してください。手帳はいろいろなサイズを男女関係なく使っています。そして、プロッターのスクエアはオンライン限定で、イベントなどで特別に販売されています。

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