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花と、花に変身する葉

2022年春、青山の桜並木

3月21日(月)綻びかけた蕾
3月28日(月)満開
4月5日(火)すこし葉っぱも
4月19日(火)新緑


こうして桜花の移ろう姿をみていると、
桜だけでなく道路の植え込みの木の葉っぱも
みんな激しく変身していることがわかります。

左(3/21)から右(4/19)へ

そして植え込みの色の変化は、
桜花にぴったりシンクロしているように見えます。

どの桜も申し合わせたかのように同時に咲いて散ってゆくのは、
「東京のソメイヨシノは皆クローンだから」
ということを聞いたことがありますが、
そばにある木の葉までも同時進行するように
ピンクになってから緑になるなんて、不思議。



楠(クスノキ)とかベニカナメモチ(レッドロビン)とか、
春に赤やピンク色の若葉が芽吹く木があります。
その様子は、形も色も、まるで花が咲いているようなのです。

サーモンピンクの葉っぱの植込み 2021.3.25
葉っぱの開く様子も花のよう 2021.3.29
クスノキの若葉 2021.3.27


これらの木は、あとでちゃんと小さな花をひっそり咲かせます。
でも、本当の花よりも花に変身する葉のほうが
断然インパクトがあるんですね。

「春もみじ」と呼ばれる赤い若葉の理由は
学問的には様々にあるようですが、
こうして見て見ると、
葉っぱだって、桜といっしょに春を華やぎたい。
と思ってのことのように思えて来ます。


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