令和6年春、応用情報技術者試験を受験してきたよ
はじめに
こんちやーす。
これが初投稿となりますが、先日の4/21(日)に情報処理技術者試験の「応用情報技術者試験」を受験してきました。
なので、受験レポートとしてここ記録しておきます。
受験したことがない人は、どんな感じの試験なのか、
を理解してもらえたら嬉しいです。
受験者の事前情報
現在、新卒2年目のデータ事業の会社に所属してる社員です。(周りからは資格マニアと呼ばれてます...)
高校、大学共に情報系で在学中に基本情報技術者試験に合格しています。
試験日までの学習
なかなか気力が湧かず、気がついたら試験があと1週間後に。ということで、
試験日の1週間くらい前から過去問道場を平成21年春〜令和4年秋を永遠に周回してました。笑
(令和5年の春秋、直近2回は出題されないので範囲に含めてません。)
あとは午後対策として、手札を増やす意味でプロジェクトマネジメントの過去問を解き進めました。
その他の選択分野は以下の通り(◎は選択予定分野)
「◎情報セキュリティ」
「◎経営戦略(財務系なら捨てる)」
「◎ネットワーク」
「◎データベース」
「◎組み込みシステム」
「プロジェクトマネジメント(逃げ道)」
「システム監査(逃げ道)」
プロジェクトマネジメントはなぜか抵抗があって、今まで一度も取り組んでなかったんですけど、着手してみると意外とスラスラ解けるもんだなぁと実感して、試験日前にして手札を増やすことができました。
試験日当日
午前試験
わりと試験開始時間ギリギリに会場に到着し、いざ午前試験。以下、私の正誤と午前試験の感想を述べたいと思います。
⭕️ベイズ定理
❌M/M/1の待ち行列モデル
⭕️ディープラーニングに関する記述
⭕️ハミング符号
⭕️アルゴリズムの流れ図
⭕️木構造を探索する再起処理
⭕️バブルソートはどれか
⭕️メモリ上のデータ転送
⭕️量子ゲート方式の量子コンピュータ
❌主記憶の実行アクセス時間
⭕️主記憶に展開されるまでの時間
⭕️システム信頼性設計
❌オブジェクトストレージ
❌マルチプロセッサの性能向上率
⭕️シミュレーションを用いた性能評価
❌ノンプリエンプティブ方式のタスクの状態遷移
⭕️デッドロックの可能性
❌多重度とタスク処理時間
⭕️プログラムの実行情報を収集するツール
⭕️インバータの説明
⭕️論理回路とタイムチャートの関係
⭕️メモリのアドレスの先頭は何番地か
❌直流給電の利点
⭕️ビットマップフォントとアウトラインフォント
❌ストアドプロシージャの利点
⭕️SQL文のCOALESCE句
⭕️システム障害からの復旧技法
⭕️スタースキーマ
⭕️NoSQLに分類されるデータベース
⭕️CSMA/CD方式
⭕️グローバルアドレス
⭕️ルータの冗長化プロトコル
⭕️ビット誤り率
⭕️SDN(Software-Defined Networking)
⭕️3Dセキュア2.0
⭕️DNSキャッシュポイズニング
❌DNSSECで実現できること
⭕️公開鍵暗号方式で必要な鍵数
❌自社製品の脆弱性に対応するための社内機能
❌リスク特定で考慮する事項
⭕️WAFによる防御が有効な攻撃
⭕️IPsec
⭕️SPFの仕組み
⭕️耐タンパ性を高める施策
⭕️オブジェクト指向
❌モジュール結合度
⭕️ゴンペルツ曲線
❌リーンソフトウェア開発
❌JIS X 33002の説明
❌ドキュメンテーションジェネレーター
❌EVM
⭕️アローダイアグラム
❌プロセス"リスクの管理"の目的
❌採用すべき案と期待金額価値
❌新規サービスの課金方式の検討
⭕️サービスレベル管理プロセスの活動
⭕️GHGプロトコル
⭕️監査調書
⭕️監査人が総合的な点検評価を行う対象
⭕️ITに係る業務処理統制
⭕️エンタープライズアーキテクチャ
⭕️デジタルガバナンス・コード
⭕️SOAの説明
❌投資効率の計算
⭕️EMSの説明
❌コンティンジェンシープラン
⭕️プロダクトポートフォリオマネジメント
⭕️分析フレームワーク
⭕️フィージビリティスタディ
⭕️デジタルツインの説明
❌マスカスタマイゼーションの事例
⭕️エッジコンピューティングの説明
❌ナッシュ均衡
⭕️因果関係を明らかにする図
⭕️最大利益を得るための製造数の計算
⭕️最低販売必要数量の計算
⭕️損益分岐点売上高の計算
❌特許法の保護の対象
⭕️不正競争防止法に該当するもの
⭕️要配慮個人情報に該当するもの
結果は56/80でした。60点以上が合格ラインなのに対し、70点(1.25点/問)と今回は1週間しか勉強してない割には意外と点数を取れた気がします。
IPAが主催する情報処理試験の午前試験は、「ちゃんと勉強してきたか?」を問う試験です。
過去問からの出題も5割前後と、正直な話、暗記ゲーでもいけます。
暗記でも通過できるこの午前試験を、念入りに対策し、午後試験への挑戦権を確実にものにする必要があります。
午後試験
TAC及び大原の予想解答&配点を使用して自己採点をしてみました。
情報セキュリティ
試験前にIPAの「情報セキュリティ10大脅威」を閲覧し、昨今のトレンドを把握。
結果的に事前予想通りの設題で、リモート環境に関する内容だった。
ゼロトラスト...。
経営戦略
財務系の出題ではない故、本文の内容をイメージできれば解ける感じでした。
ファイブフォース分析の代替品を思い出せなかったのが悔やまれる。
また、表現方法は異なれど、伝えたい内容が模範解答と同義であれば部分点も期待できそう。
ネットワーク
MQTTの設問以外は易しめの内容だった。
とはいいつつ、最低限の6割しか取れてない。
データベース
私が1番得意とする分野ではあったものの、後半の本文の読み落としが激しく、勿体無かった。
SQLの記述が少なかったのも、敗因の一つ。
組み込みシステム
データベース同様、足を引っ張った分野。
こちらも読み落としにより、的を射る答えを記述できなかった。
まとめ
午後試験の自己採点はTAC&大原、どちらも61点と合格点は超えてる結果となりました。
厳しくつけると50点台後半、甘くつけても60点中盤と、ボーダーライン上に乗っかており、合格発表までハラハラドキドキ状態です。
IPAは今回、私に下駄を履かせてもらえるのか。
また、試験対策は勉強だけではありません。
環境(学習環境や試験会場)、モチベーション管理も大切です。
次は新卒1年目が1年間で12個の資格を取得したお話でもしましょうか。
では、また。
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