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【オーストラリア・パース生活】懐かしのMt Lawleyを闊歩し英気を養う

先日、P氏が Mt Lawley でアポイントメントがあるということだったので、彼の仕事が終わるまで『私の懐かしのMt Lawley』をブラブラすることにしました。

Mt Lawley(マウント・ローリー)はシティから約3kmの距離にあるSuburb(サバーブ)で、メインストリートである Beaufort Street(バッフォート・ストリート)にはお洒落なカフェやレストラン、パブやクラブ、ブティックや雑貨店、個性的な本屋さん、ビューティサロンやタトゥショップなどが立ち並んでいます。

Mt Lawley はパースの中でもファンキーな街として知られていて、そこに住む人々も個性的な見た目の方が多い印象です。昔に比べたら少し落ち着いたような気もしますが、服装やヘアスタイルがユニークな人や、全身がタトゥーだらけなんて人もよく見かけます。

シティから歩けるほどの距離でもありますし、スーパーや各銀行の支店なども揃っているので利便性も抜群です。

私はそんな Mt Lawley の街がとても好きでした。というのも、2010年にパースに来てから2020年にハウスオーナーが亡くなるまで、ずっとこの街を拠点に生活をしていたからです。

この街には良い思い出が沢山あります。長く住んでいましたし、この街のジャパレスで仕事をしていた時期もありますから、街を歩けば必ずと言ってよいほど顔見知りの人達に会い、その度に挨拶を交わしていました。時に、車のクラクションをならして挨拶してくれる人もいて、自分がコミュニティの一員として認められているような気がして嬉しかったものです。

そんな懐かしの Mt Lawley がこの2年半の間にどう変わったのかを見てみたく、Beaufort Street を歩いてみました。

Walcott Street 
Beaufort Street に繋がるメジャーな道路
毎日の通勤・通学路でした
アイコニックな Beaucott Buidings
Beaufort Street と Walcott Street が交わる交差点です
私が利用していた Bus stop(バス停留所)
早朝、まだ外が暗い時間にバスのライトと勘違いしてゴミ収集車を止めたことがありました
ドライバーが爆笑してくれたのは良い思い出です(笑)
PLANET BOOKS(ちょっとファンキーな本屋さん)
本のセレクトショップみたいなお店で
本の他にもお洒落なカードや雑貨、玩具などが置いてあります
プレゼントを買うにも良いお店でしたね
(ウェブサイトはこちら
QUEENS
パースで最も古いパブの一つです
パース市民なら知らない人はいないと言っても過言ではないくらい有名なパブで
いつも昼間から人で賑わっていました
(ウェブサイトはこちら
ELMAR'S
ヨーロッパ(ドイツメイン)のソーセージやチーズを扱うお店
今もやってるかは分かりませんが、土曜には店頭でホットドッグ販売が行われていました
(ウェブサイトはこちら
Veggie mama
店名でお分かりになるかと思いますが、とても人気のあるベジタリアン&ヴィーガンカフェです
Gluten Free, Daily Free, Egg Free に特化しています
私も行こう行こうと思っていたのに、一度も行かないで帰国しました(涙)
‘Dogman and Rabbitgirl’ のシュールなオブジェ
HUNGRY JACKS
オーストラリアのファストフードチェーンです
元はアメリカの Burger King だそうですね
普段ファストフードは食べませんが、一時期大変お世話になりました
Little B Bangkok Dining
数年前にできたカジュアルなタイ料理屋さん
昔ここは Exomod というパースでは珍しい24時間営業のカフェでした
よくここで勉強したり友達と遅くまで喋ったりしてましたね
(ウェブサイトはこちら

ストリートを1往復してみましたが、私の知っている Mt Lawley から結構変わっていて驚きました。新しいお店も何件か出来ていましたし、残念ながら無くなってしまったお店もありました。Mt Lawley のアイコニック的なパブ Flying Scotsman は別のパブになっていましたし、私がよくお邪魔していた Caffissimo というコーヒーショップはオーナーが変わっていました。Caffissimo のオーナー夫妻とは顔見知りだったので’、そこは少し寂しかったですね。

一方で、テンションが上がった変化もありました。PLANET BOOKS の隣に新しいカフェが出来ていたのです。その名も Cafe Guilty Pleasure(カフェ・ギルティ・プレジャー)

テンションが上がった理由は2つあります。一つ目は、ここが再びカフェになっていたことです。実はこの建物は昔、DAILY PLANET CAFE という別のカフェに使われていて、私は勉強のため頻繁に訪れていました。それがいつの間にか別の飲食店(レストラン?)になっており、寂しい思いをしたものです。それが数年の時を経て再びカフェとして営業されていたため、つい嬉しくなってしまいました。

二つ目の理由は、営業時間の復活です。Mt Lawley のカフェは遅くまで営業しているところが多かったのですが、経済の落込みとコロナによる影響のダブルパンチで、ほとんどのお店が15時~17時の間に閉店するようになってしまいました。それが今回行ってみると、22時や23時まで営業している店が増えていたのです。この新しいカフェも平日は22時まで、週末は23時まで営業しているらしく、なんだか街の活気が戻ってきたように感じて嬉しかったです。

もちろん、入店してちゃんとコーヒーとケーキをいただきました!(と言うか、パース滞在中に3回も行ってしまいました/笑)

Cafe Guilty Pleasure
コリアン系のカフェのようで、メニュー内容もユニークでした
興味のある方は彼らのインスタを覗いてみて下さい
店内はクラシックな感じでメチャクチャ可愛いです
コーヒー片手に窓辺で読書なども良いですね
内装がとてもお洒落です
奥側
屋外エリアもあります
ブリティッシュな雰囲気?
ケーキメニューも豊富で、他のカフェときちんと差別化されてました

内装は以前とは全く違う感じですが、建物の間取りというか、造り自体は PLANET CAFE 時代と同じままだったので、私は懐かしさを覚えました。

そしてコーヒーをいただきながら、色々なことを思い出しました。

オーストラリアの高額な学費を払うため、学期中はもちろんの事、長期休みには仕事を掛け持ちして働きまくったこと。将来のために好成績を残したくて、朝2時に起きて勉強していたこと。現地の企業でどうしても働きたくて、ワークエクスペリエンスが出来ないか学校にかけあい最終的に有給の仕事を得たこと。そこの仕事でボスの右腕になれたこと。苦労の甲斐あって Honours で First Class を取れたこと。PhDを履修するための奨学金に受かったこと…。

一つ一つ書き出すとキリがありませんが、とにかく不器用ながらも頑張った記憶しかありません(笑) しかも、大変ではあったけど、全てが充実していて楽しかった記憶です。

ここ数年、私を取り巻く環境や状況が目まぐるしく変わり、私の人生の低迷期が続いています。けれども、Mt Lawley を再び訪れて、頑張ることに夢中だった頃の自分の心の感覚を少し思い出し、何だか英気を養えたような気持になりました。

今回の滞在中に Mt Lawley に来れて良かったです!


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