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奈良公園🦌仔鹿と邪鬼と四天王が気になる。


奈良公園、6月は小さい鹿ちゃんがいます。
遠くからみまもって🦌


公園内のあちこちに、小さいのがいる!!

遠くから見てます。




この日は三月堂(法華堂)へ。

三月堂の拝観料は800円。


ツアーや学校行事の場合、目的はは大仏殿なので、この日に奈良公園を訪れた中で大仏殿より東に進んだ人は、1~2割くらいだと思う。

パンフレットより。
不空羂索観音像
羂索(輪の付いた縄)持ってます。

東大寺を建立した、45代聖武天皇の皇太子で、生後1年足らずで夭逝した基王の菩提寺。

観音様が手にしている羂索(けんざく)で、一切の衆生を捕縛するようにもれなく救う。

という意味らしいのですが、狩猟道具か武器だったものが、どうして救済道具になるのか、私はちょっとわからないです。
縄で捕縛するのは懲罰目的に思えて仕方ないです。お縄にかかるんよ?

不空羂索観音の隣で構える金剛力士像(吽)

隣で長物を持つ持国天(東)。
少し奥の梵天の表情がうつろなのが心配です。

パンフレットより。

不空羂索観音を中心に、四天王、帝釈天、梵天、金剛力士(阿と吽)と秘仏の合計10体が並ぶお堂。秘仏は12/16のみらしい。

四天王は、東西南北をそれぞれ守護する役目。邪鬼の上に威勢のいいポーズで立っているというのが基本系。

ここの広目天(西)と増長天(南)は、左右の足で1体ずつ邪鬼を踏んでいるのがものすごい気になった。要するに、おひとりで2体踏んでる

邪鬼もまた、それぞれの像でかなり違うんです。ポーズのとり方とか。痛がってそうとか、なんとも思ってなさそうとか。ここのは、なんか気が抜けてる。諦念?



四月堂も、中を拝みました。

ここは拝観料不要で、よってパンフレットとかもないです。



続いて四月堂のむかい、二月堂

ここも無料で入れます。


修二会の時でなければ、静か。


あ、入り口の上。


鶏。
常世長鳴鳥(とこよながなきどり)。


あーやはり?鶏やね。蘇我ではない側の建造物ですね。



奈良市街地が良く見えます。
ここ、昔からわらび餅屋がありますが、
いつも通り過ぎるだけ。
丁度、読経中。
奈良公園へお越しの際は、二月堂までは行っていただきたい。
時間があれば若草山も登ってもらいたい。
長い階段。修二会ダッシュするところ。
階段を下りたところ。
いいお天気です。
東大寺の裏手に続く道、
ここは人通りが少ないです。
東大寺表側は、人があんなにいるのに。


こういう感じ、大事にしたいです。


三月堂→四月堂→二月堂→戒壇院へ向かうに。

駅で置いてあるマップをいつも持ち歩いています。ぼろくなるとまた、もらいに行きます。橿原とか飛鳥とかでも、エリアマップがあって、iPhoneとかより見やすいし全体が把握しやすいです。


鹿せんべい争いを避けるために
大仏殿と距離をとる鹿ちゃん。



鑑真和上が築いた戒壇で、聖武天皇も皇后も受戒。
といっても現在の戒壇堂は再建されたもの。

戒壇院や。
階段ダッシュ。戒壇ダッシュ。


戒壇院は広目天(西)が一番人気らしいです。パンフレットの表紙もそうやし。

戒壇院のパンフレットより。
私はせっかくだから邪鬼もしっかり撮ってほしかった。



戒壇院には、多宝塔と、その四方を守る四天王。
塔の中に多宝如来と釈迦如来の二体が並ぶ、二仏並座(にぶつびょうざ)。


パンフレットで後からもしっかり確認できて嬉しい。
でも足の下まで!撮ってほしい!!

というか、パンフレットに四天王の写真はあっても多宝塔の写真がない。
守るべきものより、守ってる側が主役に。


こういうあたりに、あまり興味のない友人が仏像を眺めてると、

なんかもう、こういうのバトル漫画のハシリみたいなもんよな。キメポーズとかもあって、なんか得意の武器とかあるやん。手裏剣(法輪?)とか剣とか。後ろにくっついとるの(光背)も、漫画の背景イメージの花とか炎とかと同じやん。あ、効果音(光背の梵字とか経文)もある!全体的に漫画のキャラみたいやな。昔からみんなこーゆー感じが好きなんか。

と、そんなようなこと言ってました。
そのノリでいくと広目天の巻子と筆はデスノートなんか?



物凄い腰が細い。
そして締まってる。
かなりいい腰回り。


しかし体締まってんな〜  かっこいいねえ。 

ここの四天王は160~170㎝程度なので、まさに等身大。


法華堂の邪鬼はちょっとふざけてたけど、こっちはまじめに痛がってる気がする。踏む方も踏まれる方も、双方が実に真面目にやってる。




鹿ちゃんは毎年あらたに小さいのが生まれてくるけど、
悠久を生きてるようにも見える。


奈良公園は、なんでもあって、いつもとても楽しいです。


永井路子さんの「氷輪」。
戒壇堂と唐招提寺の話です。
ご興味のある方は是非に。




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