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おはようございます。行、悟りに到達するための修行、ということのようです。厳しそうですね。

比叡山千日回峰行の話が出てきます。この荒業は、延暦寺の峰を一日三十キロから八十キロまで、毎日午前二時に起きて、歩きまわり、たくさんの祠の前で祈りを捧げて回る「行」です。これを千日続ける。

一回の食事は、塩ゆでのじゃがいもふたつ、うどん一皿、豆腐半丁。これを一日二回。

栄養と運動の関係が釣り合っていません。

さらに、「堂入り」の際には、九日間、不眠不臥・断食断水を行うということです。

この千日回峰行を成し遂げる原動力は何か、と阿闍梨さんにきくと、それは、祈り、だと。スポーツならできないだろう、と仰ったそうです。阿闍梨さんとは、千日回峰行を成し遂げた方です。

この「堂入り」の満行の時には、お堂の周りに多くの信者さんが集まり、一心に不動真言を唱え、行者を支えます。

多くの人が、「気」を送って、いる。千日の行も多くの人の祈りがあって、成し遂げられのではないか、と書かれています。

本当、人間には、まだまだ解明されない、不思議な力があるのではないか、と考えてしまいます。

できることならば、欧州で起こっている悲しい出来事がすぐに止むように、願わずにはいられません。現実のものになりますように。

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