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猫カフェってすげぇ。

本日4月20日、土曜日。人生で初の猫カフェに行ってきた。名前は聞いた事があるし、どんな場所でどんな事をするかも大体知っている。知っているけども中々行く機会が無かった。
猫派!と胸を張る程では無いが猫は好きだ。ぴょんと立った三角の耳、くりっとした感じなのにどこか鋭さも兼ね備えた目、そしてもふもふとした体。とても愛らしく可愛らしい。

可愛いが過ぎる彼らと戯れる機会があるならばと何度思っていた事か。

そんな夢が今日叶ったのだ。

車で約2時間の道程を超えて着いたその場所はなんだか高い壁のように感じた。誰でも初めての場所に入ってくのは緊張するものだ。そんな緊張も含めて新しい場所に足を踏み込むのもまた一興だ。その先にある面白さや楽しみを知らずして生きていくには勿体ない。そう思うようにしてから新領域に入っていくのはそこまで困難を極めなくなった。
階段を登ってドアの前に立つ。ゆっくりとドアをスライド……では無く引き戸であった。出だしから好調な滑り出しである。

店内に入るとそこにはふわふわもこもこ幸せワールドが広がっていた。どこを見ても猫、ネコ、ねこ。ほほぅ、これが猫カフェ。よくテレビで見た事のあるキャットタワーがあったり、猫のおもちゃがたくさんあった。猫達は各々自分の思う場所に身を置いて気ままに過ごしている。実に面白い。

スグにでも触れ合いたい気持ちを抑えながらスタッフさんからの説明を聞く。ここをしっかり聞くのが我々初心者には大事なのだ。猫達のナイーブさやここでのルールを学んでじっくりコトコト彼らと仲良くなるのだ。

ひとしきりの説明を聞いた後、席に荷物を置いたらついに猫達とご対面である。

そーっと近づいてみる。彼らはこちらを一挙一動を観察している。きっと警戒しているのだろう。「大丈夫、怖くないよ」と小さく呟きながら人差し指でちょんと触れてみる。ビビビっと反応したと思うと逃げれてしまった。うーーん、ファーストコンタクトはこんな感じなのだろうか。

その後もちょろちょろと触れ合いを試みるものの猫パンチをされたり、甘噛みに襲われたりと中々心を通わせる事が出来ずにいた。こういう時に猫の言葉が分かるならば彼らの要求を全て聞きいれて動けるのにと歯痒さがあったがそういう訳にもいかないので彼らをよくよく見たり、スタッフさんから特性を聞いたりしながら少しずつ少しずつ時間をかけて親交を深める事にした。それが幸を成したのか30分程すると自分の元に近寄ってくれるかわい子ちゃん達が現れるようになった。頭の上や顎の下をフニフニと撫でると気持ち良さそうに目を細めリラックスしていた。可愛い、可愛すぎる。反対に中々心を通わせられない子達もそうは言いつつも気になっているようでチラリ、チラリとこちらを伺う姿があってそれもまたギャンかわであった。デレても可愛い、ツンツンしてても可愛い、そんなパーフェクトな存在がいるなんて知らなかったよ。

彼らのおかげで日常に溜まる心のホコリが取り払われていくように感じた。そして、明日を生きる糧となっているのがありありと感じた。ありがとう。

いつまでも滞在したいが時間というものはあっという間に来てしまう。シンデレラが12時になっても帰りたくなかった理由が今なら分かる気がする。

今日また1つ叶った夢。とてもとても幸せな1日だった。また是非ともお出かけしたいと思う。

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