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とある理系の研究室1 朝起きて

某国立大学の理系の研究室の話。

そこそこの大学のそこそこの研究室。国内外の学会にもコンスタントに出ていて、論文もそれなりに出している。活気もそこそこ。古き良き時代の雰囲気を残している研究室。

研究室の朝は早い。・・・わけでもなく遅いわけでもない。

出欠のチェックもなく、学生居室のデスクか各々の実験室にいれば出勤している、ということになる。

論文紹介ゼミ、勉強会、進捗報告ゼミといった研究チームごとのタスクをこなせばよく、自由出勤である。

自由出勤とはいえ不文律があり、皆毎日朝8:30-9:00には研究室に出勤している。ゼミや勉強会が9:00から始まることが多いというのも要因。

人数はB4が5名、M1、2が4名ずつ、社会人Dが3名。教官は、教授、准教授、講師。技官が1人。

B4のうち1-2人が就職、それ以外が院に進学という流れが定着している。

教授と准教授はそれぞれ部屋持ちで、講師は学生とともに居室で仕事している。

技官は妖精さんなので、どこかを彷徨っている姿を年に数回見れればラッキーである。

そんな研究室生活が続いていく。


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