見出し画像

オリンピック開会式から「表現」を考える


おはようございます!


オリンピックスタートしましたね!開会式は入場行進が長すぎて途中で寝てしまったので(笑)後半は録画しました。


でも個人的には森山未來さんのパフォーマンスを見られたのがよかったなあと思いました。
あのパフォーマンスは賛否両論あるようですが、ああいう表現は伝わる人・伝わらない人、好感を持つ人・嫌な感じがする人、結構分かれると思うので賛否両論出ても仕方ないだろうなと思います。




森山未來さんと自分を同列で語るのはおこがましいしそんなレベルでは全然ないのですが、実は私もあのようないわゆる「身体表現」をやってきました。

私が1年半前に出演した舞台では出演者皆セリフはなく、音楽に合わせてダンスや身体を動かしていくだけで物語が進んでいくものでした。観客の中には舞台上で何が行われていたかよくわからなかった人もいたと思います。
それでも話の流れや登場人物の気持ちを感じ共感し涙を流してくれた観客もたくさんいました。



その時の演出家はこう言っていました。
「観客を3つの層に分けて構成を考えている。
1つは目の前で行われている目に見えた事柄だけで判断する層。
2つめは目の前で起こったことを踏まえて自身の想像力を膨らませ味わう層。
3つめは目の前で起こったことからさらに想像力を飛翔させその表現の奥深くまで感じ取ることができる層。

この3つの層がそれぞれに楽しめるような場面を用意しバランスを考えながら構成している。」

なるほど、上演後さまざまな方に感想を聞くと主にこの3つの層に分かれるというのは本当だなと思いました。
だからといって「なにがなんだかわかんない」という感想の人が悪いってわけじゃ決してないんです。それでいいんです。
生まれも育ちも趣味嗜好も考え方も違う人たちが同じものを見てみんなが同じ感想だったらそれこそ怖いです(笑)いろんな感想があってこそだと思います。


また身体表現というのはセリフがないだけに“限定”されないので、時間がたってから脳内で反芻すると実際に見たときと違う感想を抱いたりさらなる解釈が生まれてきたりすることがあります
それが身体表現の面白さ、奥深さだと思います!


開会式の森山さんもそうですが田中泯さんや海外だとピナ・バウシュもそういう表現の部類に入るのかなと思います。興味が湧いた方は調べてみてください!私も一見「?」になる舞台がたくさんあります(笑)




ちなみに森山未來さんに昔ダンスを指導していた先生に何度かお会いしたことがあるのですが、とてもパワフルでかっこいい女性です。
あんな大舞台で活躍されている姿、きっと喜んでただろうな…


ではまた!




閲覧ありがとうございます! いただいたサポートは美術館巡りに使わせていただきます。 ホンモノを観に行ってくる!!