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各選手の活躍予想【松本山雅2023】

山雅の新シーズンが始まった。

今季は新体制となり、主導権を握るサッカーを目指すらしい。

ということで、志すサッカーが昨年と変わるに当たって、各選手が活躍できそうかどうか、考えていきたい。

活躍が期待できそうな選手と不安な選手に分けた上で、各選手ごとにその理由を手短に書いていこうと思う。


  • 新加入選手や、昨季出場機会がほとんどなかった村山・二ノ宮・薄井・神田に関しては触れません。

  • 選手たちが昨年見せたプレーを元に考察します。そのため、今季新しい監督になり、新しい指導を受ける中で選手が急成長すれば、評価が大幅に変わっていく可能性もあります。


~期待したい選手~


2 宮部大己

ハイプレスの際、宮部のガツガツ奪いにいく守備が活きそう。
ビルドアップにどの程度貢献できるかは少し不安。


4 安東輝

ビルドアップの際、相手がプレスをかけてきたとしても細かいターンでいなすことができる。
また、前方にスペースを見つけて、そこに入っていくことができる。

守備でもスライドが早く、ボール奪取の能力が高い。


8 下川陽太

今季は左サイドでの起用が増えそう。
左足のクロス精度は申し分ないので、左サイドを駆け上がって得点を演出するシーンが多く見られるのではないか。
能力の高い選手なので、問題なく活躍できると思う。


15 菊井悠介

菊井は、ライン間で前を向いてボールを持った時に、創造性を存分に発揮できる選手。
主導権を握りにいくサッカーにおいては、ライン間でボールを持つ回数は絶対に増えるはず。
チームの完成度次第では、二桁得点・二桁アシストも現実的に狙えるのではないか。


19 小松蓮

ライン間で味方が持った時の、裏への動き出しは上手。
菊井とのホットラインに期待したい。
ゴール前の駆け引き・決定力に磨きをかけたい。


29 村越凱光

スピードがあり、ドリブルもできる。
球離れも良いので、周りとの連携も期待できる。
守備でもガツガツいくことができる。

色々なポジションで起用できそうなポテンシャルを感じる。
そのため、戦術理解度次第では、チームにとって貴重な選手になれるかもしれない。


34 稲福卓

低い位置からボールを運びながら捌いていくことができる。
フィジカルが強くなれば、キープ力も上がるし、よりボールを刈り取ることもできるようになるので、期待できる選手になるはず。


36 住田将

前に飛び出していく意識を持っている。
IHのポジションでプレーするなら、期待したい選手の一人。

ライン間でシンプルに捌きながら、タイミングを見て飛び出したり、あるいは左足のキックを活かしてミドルシュートやクロスを狙ったり、というイメージ。


38 濱名真央

ドリブルがうまく、周りを使うこともできる。
そのため、速攻・遅攻どちらにおいても力を発揮することができる。

キープ力があるなら、0トップでの起用もいけそう。
(メッシのようなイメージ)


39 篠原弘次郎

昨年の山雅DFの中では数少ない、落ち着いてボールを持てる選手。
ビルドアップにおいては非常に大事な要素なので、その点で期待できる。


41 山本龍平

ボールを持った時の落ち着きがある。
IH(または左SB)のポジションでプレーすることで、チームの潤滑油になれそうな選手。

守備力がどの程度なのかは気になるところ。


42 田中想来

裏抜けが得意。
そのため、小松と同様、菊井とのホットラインに期待。


~不安な選手~


14 パウリーニョ

昨年のままでは、「主導権を握るサッカー」への適応は難しいのではないか。

守備時に、首を振って周りを見ながら、今どの相手をマークするべきか判断し、スムーズにスライドを行う、ということが苦手。

そしてビルドアップの際、適切なポジショニングで味方にパスコースを作ってあげるのが得意ではない。
また、パスを受ける時に少しでも相手からプレッシャーを受けると、プレーが乱れたり、マークされている味方に強引にパスを出してしまったり、最悪、簡単にボールを奪われたりしてしまう。

それから、シンプルに動きが重いと感じることがよくある。

不安を感じさせる要素が、パウリーニョは多い。


21 ビクトル

もし自陣ゴール前からのビルドアップにも取り組むのであれば、GKの足元の技術や落ち着きは必ず求められる。
(三笘薫も所属するブライトンの試合を観ている方であれば、GKロベルト・サンチェスのプレーを思い出してもらえればイメージしやすいと思います)

相手のハイプレスが来ている中でも、焦らずにフリーの味方を探し、ショートパス・ロングパスどちらも駆使しながら、ボールを繋いでいかなければならない。

しかし、ビクトルの場合、足元の技術に優れているわけではない。

相手にハイプレスをかけられて余裕を失い、ただロングボールを蹴るだけになり、ボールを回収され続ける、という展開は十分ありえる。


25 榎本樹

献身的な守備とヘディング以外に、明確な武器が分かりづらい。
山雅には能力の高い選手が多いので、榎本にとっては昨季同様、苦しいシーズンになるかもしれない。

個人的には、WB(またはSB)へのコンバートを検討してもいいのではないかと思う。

榎本が他のWB(SB)と差別化できる点はいくつかある。

  • 相手のロングボールやクロスを弾き返すことができる

  • 逆サイドからのクロスに飛び込み、相手SBの上からヘディングでシュートを叩き込むことができる

  • 榎本をWB(SB)で起用できれば、その分チームとしてセットプレーが強みになる

昨年の外山のように得点を重ねていける可能性はあるかもしれない。

ちなみに、WGのポジションで起用したとしても、逆サイドからのクロスに合わせるという動きはできそうではある。
ただ、WGの選手には、チャンスメイクの質も求められることが多いので、榎本は苦しむかもしれない。


43 常田克人

ボールを持つと焦ってしまう。
少しでも相手に寄せられると途端に余裕がなくなり、プレーの選択肢が狭まってしまう。

ロングフィードは非常にうまいのだが…


~期待と不安が半々の選手~


13 橋内優也

ハイプレスをかける際、SBも前に出ていくシーンがよくあるはずなので、その分CBが広い範囲をカバーしなければならない。
橋内はスピードがあるので、それができる。

ただ、ビルドアップは苦手そうな印象がある。


20 浜崎拓磨

ビルドアップの際に、低い位置でうまく顔を出しながらリズムを作るのがうまい。

ただ、ボランチとして守備力が特別高いとまでは言えない。
フィジカルやスピードも物足りない。

良さだけでなく悪さも目立ってしまうのではないかという気がしている。
(例えば、プレスをうまくかけたのにボールを奪いきれない、など)


32 米原秀亮

ボランチというよりは、3バックの左、というイメージがある。
中央でキビキビ動くタイプではなく、最終ラインでゆったりとボールを運びながら、縦パスや逆サイドへのロングボールを出していくというプレーが合っていそう。

ボランチとCBどちらでプレーするにしても、守備力が気がかりである。
昨季より成長していることに期待したい。


44 野々村鷹人

個人的に評価が定まっていない選手。
タフといえばタフなのだが、頼りないと思うシーンもある。

もっと長い時間野々村のプレーを見て、どんな選手なのか知っていきたい。


~終わりに~


新体制になり、新加入選手も多いので、とにかく楽しみな気持ちが大きい。
いいチームができることを期待したい。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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