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上手く書けない人が知らない【4つの文章整理】ライティングも整理収納が大事

皆さんも文章を書いていると、自分で何を書いているのか、どう書くべきか、分からなくなることがあると思う。

  • 構成が決められない

  • 一度書いた段落を削るか迷う

  • 言い回しに迷う

  • 完成させたけど、何が言いたいか分からない記事になっている

  • など

書き出す前は、達筆なライターのようにスラスラ書き上げるつもりが、思うように進まず呆然とすることがないだろうか?

原因の一つに「思考・書くための要素が整理されていない」があると思う。

真面目にライティングに取り組んでいる人ほど、書き方を勉強して、記事に関連する情報を懸命に集める。
それは記事を濃いものにするためにも素晴らしいことだ。
でも頭の中が情報・知識や書き方テクニックで、混乱してしまってはないだろうか?

なぜ思考の整理がライティングに必要なのか?

タクシーの運転手さんがスムーズに行き先に客を運べるのは、目的地までの道を知っているからだ。カーナビの案内があるにせよ、ガイドが間違っていることもあるし、周辺の地理に詳しくないと遠回りしてしまったりする。

ライティングも同じで、記事の情報や書くためのスキルを、地図を眺めるように整理するといい。

  • この段落は何のために書くのか

  • 読者をどこに連れて行くのか

  • どこで比喩や例え話などテクニックを挟むのか

そのために整理するべきは大きく分けると4つだ。

  1. 記事の骨格の整理

  2. 記事のために集めた情報の整理

  3. 文章構成の整理

  4. 文章テクニックの整理


①記事の骨格の整理

誰に何を伝えるのか。その記事で一番言いたいことは何か?

4つのうち一番大事なところで、最初にしっかり決める。
よく見る失敗例が、言いたいことが複数になってしまうこと。一つの記事で伝えるメッセージは一つに絞らないと、内容がぼやけて何を伝えたいか、分からない記事になってしまう。

書いていくうちに、アレコレ付け足したくなることはよくある。せっかく書いた文章は削りたくない。
しかし、文字数を多くしても読者に言いたいことが伝わらないと意味がない。
メッセージは一つに絞ろう。

②記事のために集めた情報の整理

リサーチした情報の取捨選択をする。
■優先順位
■記事全体でどれだけの文量をとるか
を決める。

ここでも①の「その記事で何が言いたいか、コアメッセージ」を一つに決めておかないと、優先順位が決められない。
記事のどのパート・段落を書いているときでも

「このパート・段落は、アメッセージに必要なことか」

を念頭に置いていれば、無駄な文章を書かなくてすむ。

各情報の優先順位を決めたら、優先度が高いなら多めに書いて、補足程度のものは少なめに書くとメリハリがつき伝わりやすい。

③文章構成の整理

要するに見出しを作る。

プレップ法・序破急など定番の型を使うかは自由だ。初心者のうちは型を利用したほうが書きやすい。

見出しの整理が曖昧だと、一つの記事内で同じようなことを複数回書いてしまう失敗をする。
くどい退屈な文章になり、読者は読むのを辞めてしまう。

逆に見出しがきちんとしていると、書くのに要する時間がぜんぜん違う。書き手の中には見出しを一切作らず文頭から最後まで書き上げる人もいるが、やはり見出しを最初に固めるのは重要なポイントだ。

④文章テクニックの整理

初心者がよくハマりがちな書くためのテクニックたち。

  • 1記事は何文字書けばいいか

  • 文章が上手く見える気がする形容詞

  • 書く順番はタイトルが先か? 内容が先か? 見出しが先か?

4つの整理すべきものの中で、重要度は低い。

商業用の書籍でないnoteやウェブ記事においては、小手先のテクニックであり、記事の完成度にそこまで影響がない。
確かに真面目に文章力を上げたい人ほど、こういった細かいスキルまで勉強して知識も多い。だけどテクニックにこだわり時間をかけてしまうのは、望む効果につながらないと思う。

学校のテストでも40点を80点にするよりも、80点を90点にするほうが難しいと言われる。
まずは①~③に取り組んで80点の記事を目指すのをオススメする。


良い記事への道も、整理整頓しながら

読まれる良い文章を書きたいなら、思考と書くための要素を整理することだ。
情報やテクニックに自分が混乱して、執筆迷子になってはいけない。

皆さんも毎日投稿・継続して書くのも大切だけど、たまには「書くこと」それ自体も整理をしてみてはどうだろうか。

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