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書評【数値化の鬼】ー 「仕事ができる人」は足りない数字が見えている

ビジネス書
「数値化の鬼ー 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法」からの学びを書く。

32万部売れた『リーダーの仮面』の著者の第二作。発売2ヶ月で15万部達成している。

近頃、僕は仕事力の不足を強く感じている。そこで本業での管理能力・仕事力アップを目的に購入した。

感想を一言でまとめると「数値化したほうが作業の足りない点が見つけやすい」

正直に言うと、本書の中ではどこかで聞いたような、あまり新鮮味のない話もあった。ビジネス書を読む人なら必ずといっていいほど知っている「PDCA」「KPI」などだ。この数値を考えるのは当たり前じゃないか? とトーンダウンした。


ビジネスマンとして稼ぐために、不足している数値

一方、本書で一番印象に残ったのは「数値は不足のためのもの」。

仕事ができない、自分に甘い人間は数字から目をそらしがちだ。営業成績が目標に届かなくても「一生懸命やった」「時期がよくなかった」などと不足した数字と向き合うのを避ける。

しかし、仕事力が伸びる人の違いは、足りない数字と真剣に向き合う人だ。自分なりにやっているから目標未達は仕方ない、という考えは甘えているのだ。

副業ライターや副業ブロガーのなかでも
「PVが伸びないけど、毎日投稿がんっている自分は偉い」
「収益0だけど、毎日記事を書いているからタスク目標達成」
「半年投稿したのにフォロワー少ないけど、継続が大事」
このような考えになる人は多い。

本当に書くことをはじめたばかりなら、継続するだけで素晴らしい。けれどどこかで数字に向き合う必要がある。「半年投稿して一日5PVだけど、まあ投稿継続すればいいか」はまずいのだ。


本当は知っていて無視していた、自分の能力不足と向き合う

自分の足りない数字と向き合うのはツライことだ。認めたくないから、なんとか理由をつけて誤魔化そうとする。その方が楽だし、毎日の作業は続けられるかもしれない。

でも他人が最も評価するのは、評価しやすいのは「数字」だ。
「たくさん売り上げた」「今月は利益がいっぱいだ」よりも、
「今期は売上1,000万で前年比105%増加だ」
のほうが誰にも明確で評価しやすい。

文章書いても、なかなか成果が上がらない、目指すPVに届かない人は、不足している数値と一度真剣に向き合うといい。

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