科学がつきとめた「運のいい人」

『科学がつきとめた「運のいい人」』中野 信子著

著者は医学博士/脳科学者。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻修了。フランス原子力庁サクレー研究所でのポスドク(博士研究員)経験を経て、執筆活動を開始。




人の人生という限られた期間をみると、運の目の出方はどちらかに偏ってしまうようにみえるが、圧倒的にマイナスだとか、圧倒的にプラスだという人も、滅多にいるものではない。運というのは、その人の考え方と行動パターンによって変わる。だから、運の良くなる行動パターンを身につけることが大事だという。

面白いとおもったことは、

「運がいい、ツイてる」と声に出して言うといいことも、夢や目標・欲しいモノは紙に書いて貼っておくと実現することも、他人に感謝をするといいことも、運のいい人間になっていくのに効果があるということ。

「たとえば、運がいいといわれる人たちは、みな、いろいろな意味で自分を大事にしています。また、他者を思いやる気持ちも人一倍もっています。どんなときもひとり勝ちしようとせず、他者のために、そして他者と共に生きることをめざしています。  総じていうなら、よりよく生きている──。  逆にいえば、よりよく生きているからこそ、運も彼らの味方をするのでしょう。」

運のいいひとは、自分なりの幸せのものさしをもつ
運のいいひとは、「おもしろそうかどうかで決める」
運のいいひとは、「自分は運がいいと思い込む」
運のいいひとは、自分のストレスレベルを上げる
運のいいひとはあえてリスクのある道を選ぶ
人間の脳はなんの刺激もない状態より、リスクのある方を好む
運のいいひとは他人を思いやる
運のいいひとは、利他行動をとる
運のいいひとは、いつも頭のどこかで夢を意識しておく
運のいいひとは、より多くの人のために祈る



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