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【読書ノート】『チェルカッシ』(『26人の男と一人の女』より)

『チェルカッシ』(『26人の男と一人の女』より)
ゴーリキー著


チェルカッシは、小舟に乗って高級魚の密猟を計画していた、当てにしていた助手が、体調不調で、この冒険に同行できなかったので、代わりに、ガタイのよいカヴァリーラに声をかけた。

死ぬ思いをして、チェルカッシは大金を手に入れた。

ひとの幸せは何か?
ガヴアリーラは、自由が欲しいといっていた。

チェルカッシは、一匹狼、自由気ままな人生を送っている。密猟、泥棒は、スリルを求めてやって生きてきている。

命からがらの冒険の旅で、ガヴアリーラは、小さな幸せに気づく。
庭付きの家に夫婦で静かに、平和に暮らしていくことで充分なのだということに気づく。そして、ガヴアリーラは、大金を持ったチェルカッシを襲って、大金を奪う。

物語の主題は何か?
資本主義経済がもたらした不幸ということだと理解した。

不公平な世の中にあっては、幸せは自ら掴み取っていくものなのだということ。自由とは、世の荒波に晒されるということ。

ひとが、人間らしく生きるためには、やはり、信仰が、大事になってくるのだろうとか思った。

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