「言葉にできるは武器になる」
「言葉にできるは武器になる」
梅田悟司著
1979年生まれ。上智大学大学院理工学研究科修了。
発言や文章という「外に向かう言葉」を磨くためには、自分の考えに奥行きを持たせるための「内なる言葉」の存在を意識することが必要なのだ。そして、人は相手の言葉の重さや軽さ、深さや浅さを見てその人の人間性そのものを無意識のうちに評価するのだ。
人を動かそうとするのではなく、人が動きたくなる言葉が大事なのだ。
「舟を作りたいのなら、男どもを森に集めたり、仕事を割り振って命令したりする必要はない。代わりに広大で無限な海の存在を説けばいい」(サンテ・クジュベリ)
言葉を生み出すために必要なのは動機である。動機が大きければ大きいほど伝えなければならないという使命感が強いほど、自分の考えていることを正確にそして余すことなく言葉にしようとする作用が働く
プロが行う「言葉にするプロセス」とは
① わかりやすい言葉でイメージを共有すること
② 同じ言葉を繰り返して人々の印象に残すこと
③ 2つの異なる意味の文章や言葉を並べることによって対比をつくり、言葉としての強さを演出することが可能になる
④ 言いきることが非常に重要。「~だと思う」は弱い
⑤ 語りかけるように書くこと
「内なる言葉」を明確にしていくことが重要で、自分は何を伝えたいのかを理解するということが必要なのだ。
一人の聴衆を意識して話すとか、書いたものは声に出して読んでみるなど実践的なノウハウがいろいろ書かれていて面白い。
#言葉にできるは武器になる #梅田悟司#サンテクジュベリ
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