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『睡眠力 ~仕事のパフォーマンスを上げる睡眠マネジメント~』

『睡眠力 ~仕事のパフォーマンスを上げる睡眠マネジメント~』水野雅浩著
著者は、健康マネジメントスクール 代表、予防医学の専門家。健康経営コンサルタント。


厚生労働省 e―ヘルスネットの日本人を対象にした調査によれば、 5人に 1人が「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」との回答があり、加齢とともに不眠は増加している。 60歳以上では約 3人に 1人が睡眠問題で悩んでいるという。
本書では、エビデンスに基づいた睡眠のスキルを身に付けることで、強み、持ち味、能力を日中に最大限発揮できるような、考え方と具体的な方法が提案されている。 」

① 「睡眠の質を上げるためは、部分的な対症療法をするだけではなく、生活リズム全体を見直す必要があります。・夜は「自律神経」を整える習慣・朝は「体内時計」をセットする習慣・昼は「睡眠圧」を高める習慣  3つの視点で生活様式を整える必要があるのです。」

② 「ウィルスや細菌の盾になってくれるのは免疫。免疫をキープするうえで欠かせないのは睡眠。」

③ 「睡眠を削ると集中力、注意力、判断力、実行機能、即時記憶、作業記憶、数量的能力、数学能力、論理的推論能力、気分、感情など仕事を進めるうえで必要な多くの脳機能が低下する。」

④ 「睡眠時間は8時間がベスト」

⑤ 「勤務間インターバル制度;夜24時まで残業したら、翌日の13時までは休ませなくてはいけないという制度(EU)」

⑥ 「アメリカに本部を置く世界的シンクタンク、ランド研究所によると、睡眠が十分にとれていないことに起因する「働き手が病気で減る」「仕事のパフォーマンスが落ちる」などといった影響が、先進国の国内総生産比で、最も深刻なのは日本と報告されている」

⑦ 「2分で眠りにつく方法」

正常性バイアスとはある範囲までの異常は異常だと感じずに正常の範囲内のものとして処理する心のメカニズムを指す。台風や洪水津波などの災害時に避難勧告や避難指示が出されてもこれに従う人は驚くほど少ないのはこのためではないかと言われている。
睡眠問題手遅れになる前に、対応が必要なのだろうと思った。

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