【読書ノート】『この風がやんだら』(『ギフト』より）

『この風がやんだら』(『ギフト』より）
原田マハ著

「ついてないこと、っていうのは、たいてい、いっぺんに起こる。」出がけに雨だと、憂鬱になる。そして、一日中、そんな気分を引きずってしまう。

物語の語り手が、彼から旅行の誘いを受けるが、断ってしまうと、今度、語り手の方が、彼を誘うのだけど、逆に断られてしまう。におこう

この物語は、自分自身についての気づきを伝えたいのだろう。語り手は、自分がうまくいかないと感じていることを、天気のせいにしていた。しかし、彼女は自分自身が問題であることに気づく。彼女は、自分が彼氏に対してそっけなくなっていることに気づき、彼女自身が自分の問題であることを認める。そして、彼女は、自分自身を変えることができるということに気づき、自分自身を変えることを決意する。

物語の主題は何か？
幸も不幸も自分次第だということ。
そして、行動を起こすことで、運が開けていく。と理解した。

ギフト (ポプラ文庫 は 9-2)