【読書ノート】『森の生活』
『森の生活』
ウォールデン著
産業革命で、大量生産・大量消費など、世の中が大きく変わり始めた時の話。一次産業から二次産業に世の中が変わる時、廻りの人々は、作られた利便性、快適性に踊らされている。産業社会にとって都合の良い「夢」、「幸せ」が見せつけられている。
「隣人たちが良いということのほとんどは悪いことだ」
と、ソローは言う。
夢を追い求め、自分の道を歩むことが、重要だという。そして、他者の意見に左右されずに進むことが大事なのだともいう。
本書の主題は何か?
人にとって幸せとは何なのか?
文明が、もたらす利便性や快適性は、夢にはならない。
幸せは、もともと、神様から与えられている。廻りに流されるのではなく、自分自身の内面を見つめ直し、自分自身と向き合うことで、自分に与えられている使命というか、自分の存在意義に気づくことができる。
そして、自分に与えられた使命を全うすることによって真の幸福を見出すことができると言うことなのだろう。
本質的な幸福を見つけ、自分の夢の形をした自分の使命を追い求めることに価値がある。
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