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「脳は平気で嘘をつく」

「脳は平気で嘘をつく」
植木理恵著
著者は、1975年、大分県生まれ。 東京大学大学院教育心理学コース修了後、
文部科学省にて特別研究員を務める。ホンマでっかでもお馴染み。


「認知心理学」とは何だろうか?と思い本書を手に取った。

「心理テスト」ってついついやってしまうが、人の心理に興味があると思っているすべての人にお勧めの一冊ということになろうか?。

男女の脳の違いの大きなポイントは、右脳と左脳をつなぐ「脳梁」にある。脳の研究の結果から、男性よりも女性の方が脳梁が大きい傾向にあると報告されている。左右の脳をつなぐ脳梁が大きいということは、それだけさまざまなことを同時にこなす情報処理能力や記憶力に優れているということである。

キーワード
① 「男性の場合、心理学における調査では「男友達の多い人が浮気をしやすい」という傾向が現れている。」
② 「逆にいえば、男女ともに自己愛が満たされている人は「浮気しにくい」といえる。自信満々の人、プライドの高い人は一見するとモテそうで、浮気する能力も高そうに見えるが、実は浮気をしにくいタイプなのだ。」
③ 「「心を隠す」ということは、つまり噓をついているということである。「噓」のことを心理学では「欺瞞的コミュニケーション」と呼び、コミュニケーション法のひとつとして分類している。」

本書の目次から印象的な言葉をいくつか抜粋するので、気になった言葉があれば是非本書にあたってみてほしい。
●普通に見えて「危うさ」をはらんでいる人
●老いても若々しい人は「結晶性知能」が冴えている
●ボランティアがアンチエイジングになる理由
●怒っている相手をしずめる効果的な対応
●真のリーダーは行列の最後を歩く
●メタ認知能力を高める簡単な方法
●「悪い時」より「いい時」が分析できる人が伸びる
●意志が弱くても目標は達成できる


心理カウンセラーは「自由連想法」でいろいろな言葉を引き出して深層心理を見ていくイメージだったが、著者が重視するのは「言葉を発するまでにかかった時間」だということには驚いた

#植木理恵 #脳#rubiconbookreview#心理カウンセラー#メタ認知能力

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