見出し画像

ダイエットを始めて12か月〜この1年まとめ

ダイエットをはじめて今日で1年が過ぎました。
健康管理は死ぬまで続きますが、まずはこの1年を総括して気づいたことを書こうと思います。

はじまりはこちら。

人間ドックで糖尿病予備軍と言われたのが、忘れもしない2019年12月24日のクリスマスイブでした。

あれから1年。

ダイエットの結果
体重   ー6.9kg
体脂肪率 ー2.2%

ちょっと自分でも驚いています。マイナス7キロ。
中年になると健康のために「20歳のころの体重に戻しましょう」と言われますが、今、20歳のころより痩せています。

おかげで、先日の人間ドックの検査結果もオールAに返り咲き、血糖値も正常範囲にもどり、糖尿病かどうかを調べる糖負荷検査もクリアしました。

でも、7キロ弱痩せてたと言っても、やっと標準体重に戻っただけです。
大多数の人が当たり前に持っている体型になっただけです。
マイナス10キロ以上のダイエットに成功し、モデルさんや女優さんと見紛うばかりの美しさを手に入れた「ダイエット美魔女」の方から見れば、大したことない数字だと思います。

だけど、万年ダイエット挫折人間の自分にとっては快挙なのです。
そして、この「普通の体型」に何十年もあこがれていました。

この1年間で変わったこと、変わったことをまとめます。

1 サイズを見ずに洋服が買えるようになった


この冬、UNIQLOでジーンズを買い換えました。以前履いていたものとデザインは変わりませんが、サイズが少し小さくなりました。
試着室で古いジーンズを脱ぎ、新しいジーンズに履き替えました。
すると、「中年女性の休日のらくちんファッション」だったジーンズスタイルが、気のせいかもしれませんが、「デニムで少しおしゃれしているふう」に見えるのです。体型が変わると、雰囲気まで変わるのでしょうか。

それをきっかけに、仕事着のシャツ、スカートや、普段着のニットなどをいくつか買い換えました。
サイズを気にせず、自分の気に入った洋服を気兼ねなく買えるのは、なんてストレスフリーなんでしょう。

これまで、洋服を吟味するとき、一番最初に見るのは素材や価格より「サイズ」でした。
以前に比べると大きなサイズの洋服を売るお店が増えましたが、そういうお店の洋服のサイズ展開は15、17、21号あたり。
11号や13号をうろうろしていた小太りの私にはちょっと大きすぎます。
一方、一般的なお店では、11号や13号の商品は少なく、大方が9号。これは合わない。
その上、先ほどのジーンズのときのように、気に入ったデザインとサイズを見つけたとしても、試着してみて、毎度、鏡に映った姿に愕然とします。
猫背で丸まった背中に乗ったぜい肉、どんと突き出たお腹周り、パンパンに張った太ももが、洋服のシルエットを見事に壊します。
毎回、思い描いていたコーディネートとの落差に落ち込みました。
「どうしてこんな体型なんだろう」とだんだん惨めになってきて、自分が嫌いになって、世の中の全洋服店を呪いながら、買い物を楽しむ人たちを恨めしい気持ちで店を出るの繰り返しでした。

今は、どの洋服も自分に合ったサイズがあります。自分の「スキ」「キライ」だけで選べることは、本当にストレスフリー。 
だけど、痩せたからって急にセンスが良くなるわけではなく、どの洋服もスタイルよく着られるわけではありません。
また、年齢とともに「自分に似合うもの」が世の中から減っていくような気がするのがアラフィフの辛いところ。つい無難なスタイルでお茶を濁してしまうのを、変えていきたいと思います。

痩せていろんな洋服が合うようになったのはうれしいことですが、多様性を大事にしようと言われる今の世の中なら、本当は、誰でも、いつでも自分を魅力的に引き立てる洋服を、求めやすい価格で買えるようになるのが理想ですけどね。

2 筋肉は裏切らないかもしれない

毎日ウォーキングしていると、多少なりとも足に筋肉が付くようです。
太ももの間に隙間ができました。くるぶしとアキレス筋がはっきりと見えるようになりました。

それから、片足立ちができるようになりました。

画像1

このヨガのポーズができなかったんです。
片足立ちをしただけで、足がぐらぐら、腰はふらふら、もう片方の足を太ももの内側につけるなんて到底無理でした。
ですが、こないだやってみたら、少し不安定でふらつきながらですが、なんとか立つことができました。
以前、ヨガのレッスンに行って、このポーズができなかたのは私だけ。運動神経が人より劣るんだと恥ずかしい思いをしたことがありましたが、生まれつき運動神経がないのではなく、運動不足で筋力がなかったせいでした。

おかげで、片足立ちで靴下が履けるようになりました。(今までは片足立ちがふらつくので、必ず椅子に座るか、床に座り込んで履いていました)

先日、夫と散歩に行きました。

画像2

近所を7キロほど歩いたんですが、夫は翌日筋肉痛で痛がっていましたが、私は全く筋肉痛になりませんでした。
筋肉は使うと強くなるのがよく分かります。

足腰の筋力は引き続きウォーキングで維持するとして、全身の筋力維持に何か始めないといけないなと思っています。

3 昼寝をしなくなった

仕事の昼休み、昼食を取ると机に突っ伏して寝ていました。
また、休日の午後、昼食を取るとすぐにソファにごろん。そのまま、ぐっすり昼寝。気が付けば日が暮れていて、慌てて飛び起きて夕食の支度をするのが日課になっていました。
食事のあとすぐ横になると牛になると昔から言われますが、本当ですね。

痩せる前は、本当にいつも眠くてたまらなかったんです。毎日、今日こそは昼寝をすまいと思うのだけれど、睡魔に勝てなくて、あっという間に夢の中。それなのに、寝ても寝ても眠気が取れませんでした。

ダイエットをはじめて、ウォーキングの1日の目標歩数は約8000歩にしています。車を使わない都会の人から見ればかなり少ないと思ますが、公共交通機関の乏しい車生活の地方暮らしで8000歩をクリアするのは結構大変なのです。まず、仕事の昼休みに、昼食を取るとすぐ、スニーカーに履き替えて20分ほど歩くようになりました。
休日の午後も、食事のあとにすぐ買い物に出たり、ウォーキングに行ったりするようになりました。それでやっと目標の8000歩をクリアできるかどうかです。

だんだんとウォーキングが習慣になってきて、足に筋肉がついたなと思うようになったころから、自然と昼寝をしなくなってきました。もちろん、本当に眠い時は寝ますが、30分か1時間で目が覚めるようになりました。
最近の休日は、娘や友人と買い物に行ったり、こうしてnoteを書いたり、本を読んだり、部屋を片付けたり、料理をしたり、ウォーキングイベントに行ってみたりと結構充実しています。
昼寝ばかりしていたころより、ちょこまか動いている今のほうが疲れた感じがしないから不思議です。
筋力が付いて、疲れにくくなったのか、充実した休日を送ってメンタルが元気なのか、その両方なのか分かりませんが、楽しくやっているのでどっちでもいいです。

4 お腹いっぱい食べても心は満たされない

続けてきて、気づいたことがある。
私、めっちゃ食べてた!

こちらのnoteに書いた言葉。

ダイエット前は、胃が休む間もないほど食べていました。
ダイエットを始めた当初は、お菓子を食べないですむように冷蔵庫やオフィスの机の引き出しにお菓子を買い置きしないようにしていました。
でも今は、冷蔵庫も戸棚もお菓子でいっぱいです。オフィスの机の引き出しにも常時、飴やチョコが入っています。ヤクルトも毎朝買っています。

それでも体重は増えていません。(むしろ今も少しずつ減り続けています)
なぜでしょう。

1年前までと大きく変わったのは、

・お腹がすくまで食べない
・一つで満足できるようになった

が、徹底できるようになったこと。
以前は、目の前に食べるものがあると、袋が空になるまで食べないといけない謎の焦りと不安のようなものがありました。
江戸っ子の「宵越しの金は持たない」ならぬ、おデブの「宵越しの菓子は持たない」です。

あの焦りは一体何だったのでしょう。
ダイエットアプリを入れて、自分に必要な栄養素やカロリーを可視化しながら食べていると、必要な量が見えてきます。
何十キロかの体重と36度の体温維持に必要なエネルギーはわずか1200キロカロリー。それに運動を合わせても1500キロカロリー程度です。
3食食べればあっという間に補充されるエネルギー量です。スナック菓子やケーキのような糖質や脂質の多いものは、私の体のエネルギー維持には全く食べる必要のないものでした。

今食べないともう一生食べられないような不安や、お腹が満腹にならないと満たされた気がしない飢餓感は、心の栄養不足でした。偽の食欲です。
マッチ売りの少女がマッチに火がともっている間みる幸福な夢は、マッチが消えれば消えてしまいます。私が欲する食べ物も同じでした。
食べた瞬間は幸せな気持ち、元気が出たような気がしますが、飲み込むとすぐにその幸福感は消えてしまいました。
次から次へとマッチを擦るように、食べ物を口に放り込んで、一瞬の幸福を味わっても満足感は溜りませんし、本当の満足にはたどり着けませんでした。
それが積もり積もって、肥満という形になっていたんです。

食べることから積極的に離れてみることで、ほかの楽しみを見つけました。歩くこと、ショッピング、読書や文章を書くこと、ドラマや映画、推し活動、誰かとのおしゃべり、何かを作ること、美容など楽しいこと、探せばたくさんありました。

もちろん、今も甘いものは大好きで、ケーキやチョコ、和菓子を買ってきて食べますし、スナック菓子も食べますが、お腹を満たして心を完全に満たそうとは思わなくなりました。

この年末年始も、やりたいことが多すぎて、食べている暇はないみたいです。

食べたカロリー  ー 消費カロリー = 脂肪は真理です。
痩せている人は、これが無意識にできている人です。

ちなみに、冷蔵庫にお菓子が入っているのは、子供たちが学校で食べるため。そのことは、こちらのnoteに書きました。
最近は息子から「食べきれないから、しばらくいらない」とクレームが出ています(笑)

あと、オフィスの引き出しのお菓子は、気分転換の一口と同僚とのコミュニケーションのためです。

5 風邪をひきにくくなった

昨今の感染症対策の効果もあるでしょうが、ダイエットをはじめた12月末から風邪をひいていません。
毎年、3月や11月の季節の変わり目にひどい風邪をひいて、声を枯らしていましたが、今年はそれが全然ありません。
飲み会が続いたり、空腹にならないうちに次々食事を取ると、数日後に風邪のような症状になっていました。今年はそれがありません。
運動のおかげで程よく体力がついたのと、消化に回す無駄なエネルギーがないので、免疫力が上がったのではないかと勝手に解釈しています。

以上が、1年間のダイエットのまとめです。

見かけ上はだいぶ痩せてすっきりしたように見えますが、体脂肪率は、まだ軽肥満と標準を行ったり来たりしています。筋力もまだまだ足りません。先日も瓶のふたが開けられなくて困りました。

「ダイエットをしたら自分に自信がついた」というダイエット体験記をよく目にします。私の場合、まだ自信とまではいきませんが、「結構、頑張っているじゃない」と自分を認めることはできそうです。
こんなことなら、もっと早くから真剣にダイエットに取り組めばよかったと後悔もします。

過去を悔やんでも仕方ない。いつかどこかの晴れ舞台で、とびきりのおしゃれがしたいので、来年ももうちょっと頑張ってみようと思います。


過去のダイエット記録は、こちら ↓ ↓ ↓










サポートいただけると、明日への励みなります。