令和3年度 梅干しづくり 全記録!
ど素人にもできた! 人生初の梅干しづくり、全記録。
1 5月22日 梅を買う
作ってみたいと思っていたけれど、手が出せなかった梅干しづくり。
今年こそはと、わたなべますみさんから教えていただいた梅仕事の本を買って、梅が売り出されるのを今か今かと待っていました。お値段もリーズナブルでとても再現性の高いレシピが満載です。
そして、ついにこの日、夫と行ったスーパーで、綺麗に熟れた梅を見つけました。でも、これ小梅だけど、大丈夫かしら?
でもちょっと不安なので、お料理上手な諸先輩方に質問。
太鼓判をいただいたので、購入を決定。
さて、本当にうまくできるのか。また、来年の自分への申し送りとして、ここに記録しておきます。
2 5月23日(日) 梅仕事開始
梅を洗って、水気を切ってボウルに移します。約1キロ。
日常系のYouTubeを見ながら、梅のヘタを竹串でぽちぽちと取っていきます。おへそのゴマを取っているみたい。
傷がついた梅は、そこから雑菌が入りやすいらしいので、ヘタを取りつつ、より分けていきます。
ヘタを取ったら梅に塩をまぶしながら、全部びんに入れました。
手頃な重しがなかったので、塩の袋をジップロックで密閉して、びんにねじ込んでいます。
梅シロップに、梅干しの食べ比べ。来年へどんどん夢が膨らみます。
びんは、キッチンのパントリーでお休み。
3 5月25日(火)
最初は気になって、毎朝、開けては様子を見ていました。
わずか2日で、こんなに梅酢が上がってきました。たぷたぷ。
梅が梅酢に浸かっていないと、カビが出やすくなるんだそう。なんとか、全部浸かっている。よかった。
4 6月6日(日) 赤紫蘇を加える
赤紫蘇を入れる日が来ました。
買ってきた赤紫蘇をボウルに移すと、こんなにこんもり。
なのに、塩を加えてもむと、こんなにしぼんでしまいました。
もむと、じゅわりとあくが出ます。
シソの色は黒っぽいし、これで大丈夫なのかしら?
ギュッとしぼると、こぶしくらいの大きさになりました。
びっくり! 梅酢を加えるとシソがぱっと赤くになりました。これぞ、梅干しの赤。どんな化学反応が起きたのかと調べてみたら、「シソのアントシアニンが梅酢のクエン酸と反応して赤くなった」んだそう。へえ!
夕方、もう一度見てみると、反応が進んで、赤がぐんと濃くなっていました。面白い!
3日後には、濃い赤ワインのような色に。きれい。
5 7月23日(金)梅を干す
やっと四国が梅雨明けしました。
本には、梅雨明けしたら天気のいい日に3日干すとあります。(夜は取り込んでOK)干さずに、そのまま食べても大丈夫とも書いてありましたが、やっぱり干してみたいじゃないですか。
東京オリンピックのためにできた連休は、ずっと晴れの予報。
慌てて、梅を干すための竹のざるを探したら、地元のホームセンターにおいておらず、Amazonでも全部売り切れ。
しかたなく、網を買いました。
ウッドデッキに部屋干し用の物干しを出して、かごをつるして梅を干しました。
シソも一緒に乾かします。
中はこんなふう。本当にルビーみたいに綺麗でかわいくてうっとりします。
この野菜干しかご、取り外せる網のマットが付いていました。梅の汁が付いても洗いやすくて、とても清潔でした。たたむと手のひらサイズにコンパクトになって、収納も便利。買ってよかった。
6 7月24日(土) 早々に梅を取り込む
梅雨明けしたとたん、太陽のパワーが強いのなんの。連日、雲一つない空にギラギラの太陽が照りつけます。気温もうなぎのぼり。
わずか1日で、こんなにしわしわになった梅干し。
「これ以上、水分を抜いて大丈夫かしら?」と心配になってきました。
そこで、また諸先輩にご相談。
干し梅になっちゃうのは、まずい。実質1日しか干していませんが、早々に取り込みました。
無印良品でホーローのタッパーを買ってきて、詰めました。
で・き・た!!! 人生初の梅干し。
味見すると、ちょっと塩気が多めかな。酸っぱいのは割と苦手なんですが、これは口をさわやかにしてくれるちょうどいい酸味。
干す前に味見したときは、塩味と酸味がバラバラに感じていましたが、干したあとは、それがなじんでいて、不思議。お日様すごい。
7 お弁当のお供
いま、お弁当のお供に活躍してくれています。
乾かしたシソは、すり鉢で擦って、「ゆかり」にしました。
自分で作った梅干しをお弁当にもっていけるなんて、夢のようです。
教えてくださった皆さん、本当にありがとうございました。
うちは、食器洗いも床掃除も洗濯も、全部、機械任せです。夕食づくりだって、実家の母にまかせていますし、いかに面倒な家事を減らすかばかり考えています。
なので、梅干しを作るのも、あんこを炊いてみるのも私にとっては、おうちでできるレジャー、遊びの一つです。偉そうなことは言えませんが、そんな遊びの中で、美味しかったり、使いやすかったりするものが生まれたり、部屋がきれいになったりしたら、最高だなと思います。
次は、冬、味噌づくりの挑戦したいと思います。
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