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日曜日記(2021.10.10)~新しい習慣が生まれそうなRoomy Days

今日も暑い。先週の日曜も暑かったようだが、今日も暑い。
ただ、今日はさらっとした風が吹いていて、少し体感温度は低かったような気がする。
でも、やっぱり今日も半そで。
いつになったら、新しいパーカーに袖を通せるのだろう。
少し前まで「体育の日」と呼ばれていた、10月10日の日曜日記。

1 りんごフィリングトーストの朝ごはん

日曜の朝は時間があるので、ちょっと変わった朝ごはんが食べたくなる。
フレンチトースト、ホットサンド、ホットケーキ、マフィン、スコーン。

昨日、近所のスーパーで青森県産のりんごが、木箱にいっぱい入って売られていた。そういえば、HARCOさんに、「リンゴを食べてね」とおススメされていたことを思い出した。
赤く熟れてギュッと身が締まっていそうなのを、一つ手に取った。



さて、どうやって食べてやろうか。
りんごを生で食べるとアレルギーで口がかゆくなるので、火を通さねばならない。食パンがあるからトーストとりんごで何かできないか。
焼きりんご、りんごジャム……考えているだけで、もう楽しい。
アップルパイに入れるフィリングをトーストに乗せたら美味しそうだ。
布団の中でCOOKPADを検索。あった。


今日は皮ごと使った。
スライスしたリンゴを、バターと砂糖とレモン汁で炒めた。最後に追いバターとシナモンを振ってできあがり。(レシピ通りには作れなかった)

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りんごフィリングを乗せたトーストをブラックコーヒーで。
くたっとしたりんごフィリングと、カリカリのトーストの食感。リンゴは程よく甘酸っぱい。これはいい。
簡単だし、美味しいので秋冬の定番朝ごはんにしたい。ホットサンドにしてもよさそうだし、クリームチーズや裏ごしカッテージチーズをトッピングしても、おいしいそう。

2 枕草子を読む

ずいぶん前に買って、積読と化していた「日本文学全集」。
枕草子、方丈記、徒然草、源氏物語、平家物語、土佐日記、更級日記、どれも冒頭の部分は学生時代から暗唱できるけど、中身をちゃんと読んだことがない。古典好きと言っているくせに、恥ずかしいかぎり。
この本の面白いところは、それぞれの作品を、今、人気の作家さんが日本語訳していること。

枕草子は、酒井順子。
方丈記は、高橋源一郎。
徒然草は、内田樹。
ちなみに、別の巻の源氏物語は、角田光代。


もう1巻の「日本語のために」は、古代から脈々と続く日本独特の言葉(アイヌ語や琉球語、庶民の言葉など)を集めたもの。
般若心経や浄土真宗のお経も現代語に訳されていて、とても興味深い。

買って数年、先日やっと枕草子を読み始めた。酒井順子さんの的確で無駄のない文体に乗せて、丁寧語で書かれる枕草子。
清少納言は、28歳で一条天皇の后・中宮定子に仕えたが、この枕草子は、ずいぶん後になって、当時を思い出しながら書いたと言われている。
酒井さんの訳は、清少納言が、中宮定子を中心に宮中がにぎやかだったころを懐かしみながら、淡々と描いているさまが、すごくよく伝わってくる。
ときどき「それ自慢でしょ?」と思うような場面があるが、それは彼女なりの「昔はよかった」なのだろう。そんなふうに過去を書きたい気持ちはとても分かる。
そんな彼女の心の動きや、キレキレの感性が文章から感じ取れるのも、心の機微を描き出すエッセイストの酒井さんならでは。枕草子、面白い。

枕草子を読んでいたら、こちらも読み返したくなった。


3 引き続き、インテリア

先週、ニトリに行った際、ワゴンセールで見つけた、このフォトフレーム、880円(税込み)だった。

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北欧風のポストカードを入れてみたが、どうもしっくりこないと思ったら、
壁紙の白にフレームの白が同化している。メリハリがない。

思い切って、フレームを黒に塗ってみた。

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玄関ホールに新聞紙を敷いて、YouTubeを見ながら、娘から分けてもらった黒のアクリル絵の具で2度、3度と重ね塗り。
途中、夫が買ってきてくれたモスの海老カツバーガーとポテトでランチ。
ランチの間に少し乾いたので、その上から再び塗る。
ぬり絵をするとメンタルが安定すると言われるが本当だ。色塗りに没頭するのって楽しい。

ポストカードも、モノトーンに変えて飾った。

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「お、メリハリがついたな」
と、インテリアに興味のない夫に褒められたので、相当、良い出来みたい。

4 秋晴れの下、ウォーキングへ

やっと外の空気を吸った気がする。
先週は仕事が立て込んでいて、残業も多くて、あまり外へ出られなかった。昨日はへとへとで動けなかったし、今日やっと活動開始。

空は高くて、刈り取った田んぼには、スズメやハトが、虫を食べようと集まっている。私が近づくと一斉に空に飛びあがった。
暑いけど、風は涼しくて、速足で歩いても、もう汗はかかない。
ほんの1週間のうちに、草木はすっかり秋のものになっていた。次の1週間で、また秋が深まるのだろう。その変化を見逃したくなくて、少し焦る。

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5 紅ショウガを仕込む

できれば、冷蔵庫の食材を無駄にしたくない。
冷凍したり、加工したりして、なんとか使い切りたい。今日は、赤梅酢の活用にいそしむ。
新ショウガをスーパーで見つけたので、赤梅酢に漬けた。

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しょうが漬けを作ろうと思った発端は、氷川きよしさんがやっているSpotifyの料理番組。「しょうがのおいしい漬け」

そうか、ショウガを漬けるという手があったなと気づいて、調べてみた。

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千切りにしたショウガを塩でもみ、1時間ほど置いて水気を切る。あとは、梅酢に漬けるだけ。1年ほどもつそうだ。
お好み焼きやたこ焼きに、わざわざ紅ショウガを買わなくて済みそう。
少し新ショウガが余ったので、氷川さんのしょうが漬けも作ってみたい。

6 明日以降のお楽しみ、ベーコン

ここ数か月で、何度作ったか分からない、今井真美さんの燻さないベーコン。

夫に誘われ、オープンしたばかりのスーパーへ行ったら、豚バラがふだんの半値で売られていた。これは、買うしかない。
晩ごはんを作るかたわら、ベーコンを作った。

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ガーリックを振りかけようとして、誤ってターメリックの瓶をぶちまけてしまった。そのせいで、豚肉が黄色くなってしまった……だって、瓶のキャップがどちらも黄色だったんだもん。(よく見ろ)
出来栄えは、明日確認。

7 何かを「作る」日曜日

「ずっとやりたかったことを、やりなさい」という本に「アーティストデート」という言葉が出てくる。

週に1度、2時間程度の芸術的な何かをして、自分の中にいる子供のように自由な心を持つ「アーティスト」を開放してあげようというような意味らしい。

週末は、平日の疲れをとるために、体を休めることも大事だけれど、絵を描いたり、DIYしたり、noteを書いたり、料理したり、何かしらの「作る」作業をすることは、とても充実した気持ちになるようで、有意義な週末だったと満足感を得られるみたい。ちょこまか動いているのに、逆に疲れが取れる気がする。これは、月曜日への良いステップになりそうだ。
何か「作る」作業をするというアーティストデート、日曜の午後に新しい習慣が生まれそう。

今日も、夕焼けが綺麗だった。
夫と町の東へ買い物に出かけたので、西に向いて帰った。
人と、人が造った建物や橋や鉄塔が、次第に黒い影となっていくのに、空はいつまでも赤くて、結局最後に残るのは、人ではなく自然なんだななんて、思ったりした。

今週も、やっぱりたどり着かなかった……来週こそ。

では、また来週の日曜日記でお会いしましょう。


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