終わらないで、夏休み(夏休み6日目)

6日間の夏休みも、最終日。
夫は仕事、娘は補習と通常営業。自分一人だけお休みってちょっと気が引ける。

1 久しぶりのお弁当づくり

いつもどおりの時間に起きて、娘のお弁当を作る。
久しぶりの弁当作りに、ちょっととまどう。でも、いつもの茶色い弁当。

・炊き込みご飯(昨日の晩御飯の残り)
・地鶏・阿波尾鶏のから揚げ
・卵焼き
・大学芋
・ピーマンのマヨネーズ炒め
そして、ついに登場!
・自家製梅干し

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自分で作った梅干しをお弁当に入れられる日が来るなんて、想像もしていなかった。
「うん、『ふつう』に酸っぱかったよ」と、いたって「ふつう」の娘の感想。

2 朝だから、スタバ!

「ねえ、私の自転車どこ?」
娘の自転車……? 自分の自転車が庭のカーポートにないと言い出したのが、先週の土曜日。え、自転車なんか知らな…ああ! 思い出した!
先々週の金曜日、娘が体調を崩して学校を早退した。
慌てて娘を学校からピックアップし、家に送り届けて仕事に向かった。よく考えたら、その日の朝、娘は夫の車に自転車を乗せて、登校したんだった。
なのに、慌てていたので、自転車を学校に置き忘れてきた。
そして、週明けに娘の学校にコロナの陽性者が出て、以降、学校が臨時休校に。
自転車は、今日までずっと学校に置きっぱなしになっていた。
というわけで、今朝は娘を学校に送る。

まあ、こんな朝早くに出かけたら、行きたくなる、スタバ。

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氷室冴子のエッセイを読了。
有意義な時間だった。さて、帰ろう。

3 いま、イチオシのドラマは、「TOKYO MER」

ちょっと前に、この夏見ているドラマの中で「#家族、募集します」がいいとか書いていたのに、己の変わり身の早さにあきれる。

でも、TOKYO MER、とてもいい。昨日の回を録画で見た。

たった1時間で、こんなに内容の濃いドラマ、久しぶりではないだろうか。ノンストップで手に汗握る1時間。え、本当に1時間? 2時間ドラマじゃないの? 日曜午後9時、時空がゆがんでるに違いない。
人の命を救いたいと願う人々の思いがひしひしと伝わってくる。そんな人たちに私たちは生かしてもらっているのだと実感させてくれる、いいドラマ。
前回の、自分の命を懸けて人質とレスキュー隊員を救った看護師(菜々緒)に、レスキュー隊全員が整列して敬礼するシーンは、日本全国の医療従事者への国民全員からの敬礼だったと思う。
私にも、今度会ったら敬礼したい人がいる。

4 食べるものばっかり作っているけれど

マルシェで買ったブルーベリーを使って、マフィンを焼く。

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休みの間中、食べるものばっかり作っていたなあと思う。けれど、夕食を実家の母に任せている自分が何を言うか。世の皆さんは、もっと作っている。これしきのことで、たくさん作ったとか、おこがましいにも程があると考え直す。台所を預かっている皆さんに敬意を表したい。

ブルーベリーマフィンは、ブルーベリーがいい感じに焼けて、実から果汁があふれていて、それでいて甘すぎず、酸っぱすぎず美味しかった。

5 食べもの以外の何かを作ろう

最終日は、食べもの以外のものを作りたい。
ネットで「ハンドメイド」と検索。見つけた。

あずま袋というらしい。竹かごを持ったときに財布やスマホを入れるのよさそう。

娘のお弁当袋を作った残りの布を発見。

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Amazonプライムで、「竹内涼真の撮休」を見ながら、作ってみる。(第1話のスパイス店の店主(小池栄子)が素敵だった)

まあ、すんなりできるはずがないよね。
案の定、マチの付ける向きを大きく間違え、振り出しに戻って、作り直す。
なんとか、できた!

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さっそく、竹かごに入れてみる。

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うーん、ちょっと上の縛る部分が短かった。まあ、いいか。財布とスマホの目隠しになったのでよしとしよう。自分のものを作るのは気楽でいいや。

6 まだ、午後1時半

時計を見たら、まだ午後1時半。暇だ……
外へ出るには、あまりに暑すぎる。仕方ないので、積読の解消に励む。

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「ひととき」は、JR が発行している雑誌らしい。巻末に、新幹線の時刻表が載っている。新幹線に搭載されているとか。
JALの「スカイワード」、ANAの「翼の王国」みたいなものかな。

私の好きな京都や奈良、古墳や仏像なんかがよく特集されている。文章も写真もとても美しいので、定期購読している。雑誌の一部を紹介したnoteがあるので、興味のあるかたはどうぞ。

気軽に旅行できなくなって、過去の旅行体験を思い出すことが多くなった気がする。それから、旅に関する雑誌や書籍にも前よりずっと目が行くように。航空管制動画を見るようになったのも多分そのせい。旅がしたい。

数学アレルギーがひどい。高校時代の数学の成績はさんざんだし、今や、九九すらあやしくなっている。それなのに、「微分積分」の本を読んでいるなんて、ほんとに気が変になったのだろうか。
この本、理系の息子が置いていった。「おかんでも分かる」というので、ずっと私の本棚にあった。目に付くたびに手にとっては、また本棚に戻し続けて、はや2年。たしか、嵐の大阪ドームコンサートに行ったときに、大阪駅のでっかいTSUTAYAで、息子にリクエストされて買ったんだった。
この休みに、ついに開いた。
カラー刷りでイラストが多く、会話形式で進む。思った以上に読みやすい。解説をひとつひとつ腹落ちさせながら、ゆっくり読み進める。ふと、高校時代の数学の授業風景が頭に浮かんだ。本の中の先生のセリフが、数学の先生の顔と声に変換された。
私、忘れてなかったのか。
あんなに嫌いだった数学。でも、本に書かれていたこと全部、高校時代に先生がちゃんと教えてくれてた。
授業中、「そうだったのか!」と理解した瞬間は楽しかった。数学の世界の入り口に立った気がして、面白かった。
高校数学なんて、とっくの昔に記憶から抹消したと思っていたけれど、ただ封印していただけだったのかもしれない。本当は、数学だって嫌いじゃなかったのかも。試験でいい点数を取れなかったという黒歴史から目をそむけていただけかも。数学は、ずっとこちらに手を広げて待っていてくれたのかもしれない。
もちろん、この解説本だけで、微分積分が完全に理解できるわけがないけれど、再び数学の入り口が見えるところに、立てた気がした。

7 そうだ、映画に行こう

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夕方、少し涼しくなってきたので、ウォーキングに出かけた。途中、書店に寄り道した。

迷いに迷って、「総理の夫」をまた買ってしまった。

その隣に並んでいたのが、ロバート・A・ハインラインの「夏の扉」。あらすじを読んだら面白そうだったので買う。
同名の映画が公開されたのは知っていたけれど、原作がこの有名なSF小説だと知らなかった。そしたら、急にこの映画が見たくなった。スマホで上映時間を確認した。今夜、レイトショーで上映されるって! ひゃっほー!

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思った以上によかった。
SFミステリーだけど、人の優しさやぬくもりがある、いい物語だった。
ほんとは別の話題作を見に行こうかと思っていたんだけど、ピンとくる方が正解。こっちが今の自分には合っていた。

これから原作を読む。映画とどう違うのか比べながら読むのも楽しそう。ああ、総理の夫も読み返さねば。
やりたいことはなくならない。終わらないで、夏休み。

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6日間の夏休みは終わった。
書き連ねると、いろんなことがあった6日間だった。こうやって毎日を記録したことで、2021年の夏休みは特別な日々になった。
でも、多分、書き残さなかった過去の夏休みも、平日だって、きっといろんなことが起きているんだろうな。こうして流れ忘れて行く日々が、ちょっともったいない気がした。

次の休みは8月11日、それまで頑張ろ。

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昨日までの日記はこちら☟

6日間、お付き合いありがとうございました。





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