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「ビールは労働者のシャンパン」映画ジョーズ3からの名言

スティーブン・スピルバーグの初期の映画「ジョーズ」は名作だった。当時、一斉を風靡して、社会現象までなって、日本語の「上手」との語呂でいろんなダジャレにも多用されたっけ。

そんな大ヒット作に、続編の2とか3とかがあったのは興行ビジネスとしてよく理解できるが、スターウォーズ・サガとかと違ってサメが人間を襲うだけなので、話がだんだん陳腐化していくのは避けられなかった。

決して自分から映画館に観に行く映画ではないのだが、「ジョーズ3」はなぜか記憶に残っている。まだ人気がでる前のリー・トンプソンとかでていた。あらすじはすっかり忘れたが、若き海洋生物学の研究者たちがジョーズと戦うというような筋だったか。

おそらく観たのは、アメリカに出張で行って、時差ボケで深夜にホテルで目が醒めて、手持ち無沙汰にTVつけたらやっていた、というようなことだったはず。そうでないと、機内Movieでも選んで観ることはまずないので。なんといっても、ジョーズ3なので。

印象に残っていたのは、どんなシーンか詳細よく覚えていないが、たしか、まだ巨大サメが出てくる前の、牧歌的な港町で、研究者たちが地元の海辺のバーで夕方ハッピーアワーかなんかで乾杯する場面でのセリフ。

「ビールは労働者のシャンパンである」

そんなようなセリフだったと記憶していた。

ほんとにこの映画だったかなと思ってGoogleすると、power of internet、だれかがPostしていたのを見つける。

 "What are you drinking?" "Champagne of the Working Classes" (Jaws 3 Script)

たわいのない軽口だったが、なんだかカッコよかった。ビールジョッキをかちんと合わせて、こんなセリフを言う。当人たちは、研究者で「労働者」という感じではないのだが、ボンベ担いて潜ったりしている日々で、肉体労働お疲れさん、みたいなシーンだったか。俺たち、汗かいて働いてるよなというような。

なぜかこのセリフだけ記憶に残った。自分も、どちらかというとオフィスワークのホワイト・カラー的な仕事をやっているのだが、夕方に同僚と繰り出してかんぱーいとやるのはやっぱりビールがいいなと。決してシャンパンではないな。

当時は、まだ20代だったので、この時、シャンパンで乾杯するようなおやじにはなるまいとこころに決めた。ビールな生き方で生きていこうと。

というわけで、その後、おやじになってから痛風持ちになるというのは、自業自得ではあったが。

映画ジョーズ3に教わった人生の生き方。

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