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関係を持続する方法②

前回は、関係を持続させるには、関係性が動くことがポイントと書きました。もう一つのポイントはどちらかの無理によって維持しないことです。

人間関係に限らずシステム全般に言えることですが、どこかが無理している状態では、そのシステムを維持するのは困難です。例えば、チームスポーツを見てもそうです。特定のスゴイ選手に依存したチームは、その選手を酷使してしまい、疲労によってその選手が怪我をするとシステムを維持できなくなります。

個人で考えても同じことが生じます。その選手の怪我が足首だったとします。それを庇うために膝に負荷がかかり、さらに痛めてしまい怪我が長期化するかもしれません。

これと同じように、人間関係もどちらかが無理をして維持する関係は継続が困難です。「無理しない」「嫌なことは嫌と言う」。これは、一見、関係の維持とは反対のように見えるかもしれません。短期的には、嫌なことを飲み込んで、無理をすることで波風の立たない関係になります。しかし、持続的な関係は、短距離走でなく、長距離走です。短距離走で走れるペースも長距離走では不可能。

「明日も明後日もやることをイメージし、『嫌だ』と思うことは、初めからやらない」

これが関係を継続するためのもう一つのポイントです。

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