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効果的な伝え方

以前、自分の思いを言葉にすることをおススメする記事を書きました。今回は次のステップ、どう伝えたらいいのか?について書きます。
(関連記事:話すことの意義

コミュニケーションが上手な人について、どのようなイメージをお持ちでしょうか?相手が受け取れるように噛み砕いて自分の考えを伝える、といった感じでしょうか。このようなコミュニケーションは、円滑に情報を伝達できます。一方で、自分の思いを伝える上では、必ずしも上手に話す必要はありません。

たとえばテレビのグルメレポーターが、細やかな描写をスラスラと話していたとしたら、どう感じるでしょうか?味について想像はできるかもしれませんが、『本当においしいのかな?』と疑わしく思うかもしれません。コメントはそんなに上手じゃなくても、汗をかきつつガッついている方がおいしさが伝わるでしょう。

付き合っている人からプロポーズされた際、相手が緊張のかけらもなく、ものすごく流暢だったら、『あれ、もしかしたら自分以外にもプロポーズしているのかな?一途に自分のことを思っているのかな?』と不安になるかもしれません。緊張で辿々しく話す方が、思いは伝わることがあるのです。

情報伝達には、バーバルコミュニケーションとノンバーバルコミュニケーションの2種類があります。私たちは、ノンバーバルコミュニケーション(声の調子や表情、仕草)から、相手の思いを汲み取っている部分が大きいのです。

関係が悪くなってしまったけれど本当は修復したい時、「どんな風に話したらいいか分からない」と悩む人がいます。そういう時は、うまく話す必要なんてありません。『どんな風に話したらいいか分からない』という気持ちが滲み出るから、自分の思いの強さや真剣さが相手に伝わるのです。

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