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「自分を変えろ」と言われても、何をどう変えたらいいのか分からない時に

問題が生じた際、何かをしなければいけないとは思うものの、どこをどう変えたらいいのか分からない、ということがあります。

どこを変えたらいいのか?には、大きく2つの選択肢があります。

・環境を変える
・自分を変える

環境を変える

「環境を変える」=「逃げる」と考える人もいますが、必ずしもそうとは限りません。
環境が自分の持ち味と合わない時には、環境を変えるのは動物として自然な行為です。
渡り鳥が、春になると寒い地域に移動するのは、環境を変える行為です。それを逃げと捉える人はいないでしょう。ですから、優先順位としては、環境を変えるが先です。もし、それで解決できるようなら、環境を変えましょう。

しかし、問題にも様々な種類があり、どうしても環境を変えられないこと、環境を変えても一時凌ぎに過ぎないことがあります。

前者は、上司とどうしても合わないような場合です。上司を異動させることはできません。会社を辞めることはできますが、経済的には不安定になりますので、簡単には環境を変えられません。

後者は、人間関係で同じようなトラブルを繰り返しているような場合です。もちろん環境からの影響もあるのでしょうが、自分自身の考え方や行動の仕方を変える方が良いです。無人島のような場所で自給自足し、誰とも会わなければ問題は解決しますが、現実的ではありませんしね。

これらの場合については、自分を変える方が有効です。

自分を変える

「自分を変える」と言っても、自分のどこを変えたらいいのかという疑問が残ります。
整理すると、以下のような4つの要素があります。

・認知を変える
・感情を変える
・行動を変える
・身体に生じる反応を変える

これら4つの選択肢の中から、自分が変えやすいものから変えていくというのがオススメです。
一般には、「認知を変える」「行動を変える」という2つがやりやすいと言われています。物事に対する自分の受け取り方を変えてみたり、今までとは違う行動を取ってみたりするということです。

4つの要素は互いに影響し合っている

しかし、自分が困っているのは「感情」だという方も多いと思います。落ち込む、不安だ、すぐにキレるなどなど。感情は、私たちを豊かにしてくれますが、翻弄される部分もあるのです。ですが、それらに直接アプローチして変えることは難しいです。「認知」や「行動」を変えることで、「感情」にも影響があり、変化が生じると考えられています。

これは「身体反応」も同じです。頭痛、腹痛、めまい、吐き気など、ストレスによっても身体に影響が生じます。その場合も「認知」や「行動」に注目してみてください。

ご自身の状況に照らし合わせて、考えてみるとどうでしょう。
自分を変える場合の方向性が見えてくるかもしれません。

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