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短所もどこかで役に立つ

今年は雪が多くて数ヶ月ランニングできませんでした。
かなり筋力が落ちたと思うので、次に走るのが怖いです。

新型コロナウイルスが流行する前、フルマラソンに参加しようと思って、数ヶ月間走っていた時期があります。それ以前は、まともな運動を何年もしていなかったので、当初、足や膝が痛くなりました。フォームがおかしいためかと思い、自分なりに試行錯誤したのですが、何しろ自分のフォームを自分で確認するのは難しいので、友人と一緒に走って見てもらうことにしました。

すでに何度もマラソンを経験している友人の意見を聞くと、「ちょっと前傾姿勢で、足をあまり上げなくて、フォームは完璧ですよ。僕がそのフォームに行きつくにはもっと時間がかかりました。さすがですね」と褒めてくれました。これは運動神経が良かったためではなく、運動不足で筋力が無いために起こったことだと思います。

その友人は、あれこれ色んなスポーツをした後に、マラソンに挑戦したそうです。つまり、スタート時点の筋力に大きな差があります。そのため、多少、フォームが変でも走り切れたのだと思います。一方、自分の場合は変なフォームで走ったら、筋力でカバーすることができません。すぐに足が痛くなるのでフォームを改善せざるをえない状況だった、その結果、早めに無理のないフォームになっていった、ということでしょう。

本来、マラソンにはデメリットである筋力の無さも、フォームの最適化には貢献しているとも言えて、面白いものですね。このように短所もどこかで貢献しているところがあります。どんな短所も、簡単に切り捨てていいものではないのかもしれませんよ。

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