【リサーチ旅・青森】老若男女問わず「♪りんごぉ~」しか歌わない全日本リンゴ追分コンクール

日本一のリンゴ生産量を誇る、青森県弘前市。
市内を歩けば・・・りんごポストに、りんごマンホール。
あっちこっち　リンゴだらけ！リンゴ大好きな町なんですよね。

そんな弘前の名峰　岩木山の麓にある「りんご公園」に建立されている歌碑。ここに刻まれている曲は、もちろん「リンゴ追分」！
歌碑自体も「リンゴ」の形してるんです。

なぜこの地に歌碑ができたかというと。美空ひばりさんの主演映画「りんご園の少女」のロケ地が、ここ弘前だから。１９５２年、当時１５歳だった美空ひばりさんが主演した映画「りんご園の少女」。
その主題歌となった曲が、この歌碑に刻まれた「リンゴ追分」。
この楽曲のヒットで、津軽リンゴの消費量もぐっと上がったそうです。

そんな弘前市では毎年５月、りんごの花が咲く時期になるとこんなイベントが開かれるんです。参加者全員「リンゴ追分」のみを歌う、その名も「全日本リンゴ追分コンクール」。
全国から100数名の応募があり、本選に出られるのはわずか8組のみ。

歌自慢の中学生も「♪りんごぉ～」
カラオケ好きの主婦も「♪りんごぉ～」
お元気なシニアも「♪りんごぉ～」

同じ曲を歌って、性別年齢関係なく１番を決める。いいですよね。

今年で28回目を迎えるはずだった「リンゴ追分コンクール」。新型コロナウイルス感染拡大予防のため中止になったようです。「リンゴ追分」を歌わせたら、誰が日本一、いや世界一なのか。時代を越えて新たなチャンピオンが生まれることを期待します。

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