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RyutaroM
2021年3月27日 16:45
伊藤計劃早川書房、2012年電子書籍版発行。最近『虐殺器官』(伊藤計劃著)を読んだ。夜更かしして読むくらいには引き込まれたので、引き続き同じ著者の書籍を読んでみようと思い立った。伊藤は作家デビュー後すぐに亡くなっているので、本作『ハーモニー』と合わせて2作だけが計劃の書籍となる。クライマックスの流れはSFの古典と似ている。とはいえ他作品はこの流れを高次知能生物を使って説明したり、スピリチ
2021年3月25日 08:37
伊藤計劃『虐殺器官』早川書房、2012年。テロが無くなった代わりに内乱と紛争が頻発する世界観。主人公は軍人として暗殺を主に担う。高校生の頃、打海文三の『裸者と裸者』シリーズを読んで衝撃を受けたことを思い出した。両書とも戦記物だ。未来が舞台で、生々しく血潮噴き出るような世界観。どうしてこのように話を作れるのか疑問だった。打海、伊藤計劃、両者とも未完の大作を残して夭逝している。戦争物