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新卒プロパーはクソパー?

こんにちは、RtoRの井川です。

早いもので来週から4月ですね。4月は日本人にとっては特別な感じがする月ですよね。学生であれば入学シーズン、社会人であれば新社会人として世の中に羽ばたく時期でもあります。会社員の方は昇格や昇進、人事異動などなにかとそわそわするシーズンです。

「社会人何年目ですか?」


私が社会に出てからの年数を数えてみました。2002年の4月に社会人になりましたので、今月末でちょうど20年が経ったことになります。

自分の話で恐縮ですが、20年の間に転職を4回(JAC→ミスミ→インターワークス(旧アイアム)→MS-Japan→起業)して、結婚を2回して、引っ越しを11回しました。

コンサルタント~リーダー・マネージャー~部長・役員~社長まで全てのポジションで仕事をさせて頂き、勤めた3社の人材紹介会社は全て1部上場企業まで成長しました。

変化が激しすぎて以前のことはかなり記憶喪失しています。

「新卒入社した会社は特別?」


私のように転職を複数回している方は、新卒入社した会社がいかに特別な存在であったかと認識する人が多いのではないでしょうか?

会社にもよると思いますが、会社が新卒に期待することと中途入社者に期待することが違うことが多いように思います。

新卒入社者に対しては、中長期的な視点で育成し、将来的な幹部候補として温かく見守る風土があると思います。

一方で、中途入社者に対しては即戦力性を求める会社が多く、新卒入社した会社の様に成果が上がるまで待ってくれたりはしません。

「新卒贔屓で生まれる悪しき習慣」


私自身大いに反省するところではありますが、新卒で入った会社でそこそこ活躍すると、社長や役員など色んな方々から可愛がられたり、時には甘やかされたりします。

それが自分の実力だと勘違いした人が、初めての転職で盛大に失敗する話は、枚挙にいとまがないですね。

かつて私の部下からは、新卒入社の地位が客観的評価よりも高くクレームを受けることもありました。

Aさん「うちの新卒入社組ってなんか勘違いしている人が多いですよね?」
私「どうしたの?」
Aさん「いや、よそに行ったらそれほど仕事できなさそうな人でも、新卒で入ったからと言う理由で高めに評価されることが多いと思います」
私「新卒大好きカルチャーだからね」
Aさん「本当に腹が立ちますよ、うちの新卒プロバーはクソパーですよ」
私「それはただの悪口やん」

というように、新卒入社者に不満を持つ従業員って少なくない気がします。

「新卒で入った会社で勤め上げる」


いまどき人材紹介業に従事していて、新卒で入った人材会社で勤め上げるのはナンセンスなような気もしますが、他方で、転職なんて面倒なことをせずともキャリアアップし続けて、1社で勤め上げることができればそれに越したことはないとも思います。

その上で絶対に必要とされることが「謙虚さ」だと思います。

新卒入社した会社で5年、10年、20年といれば、自ずと社歴長い人ランキングでは常に上位に入り、知らない人はいない状態になり、人間関係も常に優位に立ち、仕事の進め方も熟知していますし、上司からの信頼も厚い事でしょう。

しかし、同じ仕事で10年、20年も経てば、余程自己研鑽をしたり、様々なポジションに異動したりしない限り成長が止まります。

この成長を止めない要素となるのが「謙虚さ」だと思います。
「あの人は新卒入社で社歴の長いだけの人」と言われないように注意したいですね。



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