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パンクな私が帰ってきた

内定ゼロ。

別に就活だらけてたわけじゃない。
なんなら大学入学した時から、第一志望に受からなかった悔しい思いから、大学では絶対に人一倍成長する、就職先もそれなりのところに行くんだ!

そう思って今まで頑張ってきた。
バイトはきつめのホテルのアルバイトを始めた。周りの学生がカフェや居酒屋で楽しくバイトをする中、私は毎日ホテル用語やお客様の情報を覚え、学生でも周りのスタッフと負けないくらいの接客をした。
チャラチャラしたサークルには入らなかった。学生団体に入って、KPIとかなんか意識高いこと言っている集団の中にいた。
ゼミはガチゼミに入った。その中でも海外機会に積極的に挑戦した。
留学もした。これはキャリア形成のためってよりかは単純に海外に住みたいという夢を叶えるために行ったけど、その夢を実現するためもそれなりの英語力は身につけた。
帰国してからインターンも始めた。これも人に語れる経験や結果が欲しかったから始めた。インターン先では入社して三週間目で企画を提案しに行くほどの積極性を出して取り組んだ。
ビジコンにも参加した。これもキャリアのためではなくて、「興味関心を形にしたいから」っていう想いで取り組んだ。優勝して結果も出して、就活で話せるネタはできた。

そう、私ネタはいっぱいある。たっくさん頑張ってきたし、そこらへんの学生よりも多くの経験を身につけた。
なのに、就活はうまくいかなかった。この世の学生の6割はすでに「内定」が出ているのに、私はまだ内定が一つも出ていない。
挙げ句の果てに親ともぶつかって、プチ家出した。もう親に2度と相談しないって決めた。高校受験、コロナで緊急帰国するときも親に裏切られたが、今回でわかった。もう2度と相談なんかしない。

私は広告業界を目指してこれまで就職活動をしてきた。
一本に絞って。私はこの道に行くのだと思い込んでいたけど、どうやら違ったみたい。

やりたいことは自分の得意なこととは限らない。

私は自分の特性を見誤ってたし、自分の過去から将来を考えていなかった。とにかく前しか見てなかった。目的を見失って。

そんな風に自分のことを認めることができるようになったのも、一年間やって、最終面接まで行ったのに全落ちした結果。
本当に私って不器用だなってつくづく思う。スマートになんかこなせない。でも、頑固だから普通にやりたくもない。
遠回りするけど、これが私のやり方。


どん底まで落ちても、いつも自分で自分を奮い立たせ、這い上がってきた。
私はこっからが強いんだ。
パンクな私は帰ってきた。
やってやろうじゃん。


P.S.
この記事を読んでくれた全ての皆様の選択が正解になりますように!


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