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共有できない孤独感

最近続けている、免疫力アップキャンペーン。この週末も、人がいない場所を狙ってウォーキング&やさいづくしの家ごはんを慣行。

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満開のユキヤナギ。白波のようにゆらゆら揺れる。

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そっと揺するとリーン、リーンとかすかに音が聞こえそうな、完璧なフォルム。スノーフレーク。なんてかわいらしい。

あら? あなたはだぁれ?

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大御所、登場。そうそう。今の季節は、あなたがいてくれなくちゃ。

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晴れでも、曇りでも、雨でも。絵になりますなぁ。


金曜日。事務所にコロナの震源地となったB市出身(日本在住30年)のお客様が来た。今回の経験から町の復興のために、日本の災害時の心のケアの方法や、ボランティアの動きを学びたいという。

その方は、B市で今起こっている現状を教えて下さった。とにかく写真や動画を取ろうとすると政府関係者から「撮るな」と規制がかかる。それでも隙間を縫って、世の中に現状を伝えるためにネットにアップすると、すぐにシャットアウトされる。この現実や悲しみを共有できないことが、大きな孤独感を生んでいる。

さらに私が聞いた話はこんな内容だった。

「今日は丁度、火葬された人達の遺骨が遺族に返納される日です。遺骨は番号で管理されています。一家全滅だったある世帯は、親せきの人が一人で受け取りに来ていて、一人で何枚もの番号札を持っていました。4時間も5時間もの長蛇の列。誰も泣くことも話すこともせず、だまって遺骨を受け取り、静かにその場を去っていきます。

ある人は、医療の力で重症から回復してやっと家に帰ると、家族全員が亡くなったことを知り、絶望して、自ら命を絶ちました。家の中で亡くなっても、誰も見つけてくれないのを分かっていたので、人目に付きやすいマンションの外で首を吊っているのが発見されました。あまりに悲惨な状況が続き、B市の人達は心に蓋をしています。このことが、その後どれだけ心身の健康に大きな影響を与えるか、とても不安です。こういう事実や声は、どこにも届かない。国境を越えて、一緒に悲しみを共有し、故人を偲んでくれる人もいない。悲しむ権利すら脅かされている状況があるのです」

世界で痛みを分け合い、励まし合っていかなければ乗り越えられない事態にも関わらず、国の政策によって、その権利が脅かされている事態が、現在進行形で存在しているということに、言葉も出なかった。

この悲しい経験が共有されることで、これからその局面を迎えようとしつつある地域にとって、大きな学びとなり、先手を打てるチャンスに変わるかも知れないのに。お客様もそのことに言及していた。だから日本の事例を、まずは政府に伝えたいと言っていた。今までのやり方が通用しなくなっている今をどれだけ直視し、変化への一歩を歩めるか。道のりはまだまだ長い。でも諦めたらそれでおしまいだ。

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しかしまずは、何はともあれ、自分がかからない、そして人に持ち込まないのが一番大切。そのためにも、免疫力をあげて、心身のコンディションを維持・向上させることが、今自分にできること。これでどこかで災害が起こったら、私たちは真っ先に現地に行くのだから。

大好きな千里さんが、楽しいラジオ体操を作ってくれた。さぁみんなでレッツトライ!元気に、おいっちにーさんし、にーにーさんし。代謝も上げて、気持ちも上げよう♪






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