🇩🇪フランクフルトマラソン2024
10/27日 欧州遠征32日目
◎フランクフルト
☆フランクフルトマラソン
昨日はほぼ0時に就寝したもののやっとレースの緊張感が戻ってきて2時50分に目が覚めた。
そこからは、2時間ほど日本のレース走ってるランナー仲間の速報を確認したり、天皇賞秋の競馬の買い目を考えて、競馬仲間に送ったり。
んで5時から追加で1時間半ほど寝て6時半に起床。フランクフルトマラソンは10時と少し遅めなので助かる!
起きていつも通り、米と餅とエネ餅とカステラをキッチンルームに持っていき朝飯。
朝飯終えると部屋に戻ってレースウェアに着替える。その際にやはり、いつも通りワンピースの頂上戦争の時のOPのOne dayを聞いて気持ちを高める。
8時過ぎに宿を出てレース会場へ。いまいち荷物をどこに預けるのか昨日の時点で分からなかったので早めの8時半前に着いたけど流石に早すぎた。そこから40分ほどは、競馬の結果ネタバレになっちゃうのでスマホ触れずストレッチしかすることなかったので暇すぎた。
9時過ぎに荷物を預けて最後のトイレに行ってスタート地点へ。9時35分くらいに入ったけど余裕で一般参加の最前列から2.3番目を確保。
本日のレース目標は基本的に5キロ18分10前後で押して後半耐えるいつもの自分らしいポジティブスプリット。イメージとしては前半1時間17分。後半1時間20分後半でなんとか2時間37分台ねじ込んでの自己ベスト更新というもの。
気象コンディションは、曇り13℃と今日も今日とて絶好。結局出場した5レース全部絶好コンディションでした。笑
エリートからは、20mほど間を空けられていざスタート!!
0-5km
スタート直前にエリートのとこまで詰めると思ってたら、詰めさせてもらえず号砲。6秒ほどのロスでスタート地点を通過。
最初はかなりスピードが出たものの結局1キロ通過は3分38くらいと上々。今日は脚の痛みを怖がらずに攻めて行こうとするもそこまでスピードには乗れず。ただ最初の5キロはアップの延長くらいの気持ちでいいと思っていたので無理に上げず集団を前に置いて追走の形。
10時スタートということもあってか沿道の観衆がとても多く序盤はベルリンにも負けないくらいの凄い人で自然とテンションも上がった。
特に最初の5キロはアップダウンもなくほぼ安定したペースを刻めた。ここまでは脚に痛みも違和感もなく、ペースも理想通りといい入り。
0-5km LAP18'10
5-10km
最初の5キロいい入りをしたので攻めすぎず守りすぎずとにかくこのペースを維持しようという思考に。本当に声援が凄くて序盤なのにその声援に応えたいという気持ちも出てくるけど今日はサングラスもかけてこの1戦に集中してたのでそこはグッと我慢。少し上り坂があったもののペースをしっかり維持。ただベルリンの時に比べるとやや3分40を切るペースにそこまで余裕たっぷりという感じではなかった。それでも前に集団を置いて自分はいつでも経済コースを走れ、給水も楽に取れるポジションを確立。10km手前で少し右脚に違和感を感じたのですかさず2Runという足攣り防止サプリを補給。この区間もしっかりペースを維持できた。
5-10km LAP 18'10 Total 36'20
10-15km
10kmからは一気に下り。ここはスピードに乗れるかなと思ったけどそこまでペースアップはできず。フランクフルトマラソンはかなりレベルが高く、ペース落ちてるわけでもないけどガンガン抜いていかれた。ただ自分のペースダウンというわけではないのでそれは気にせず自分は集団で走りたくないので集団に付こうとはせず先に行かせた。この区間はかなりリラックスして走れて次の1キロがとても短く感じてあっという間だった。
10-15km LAP 18'16 Total 54'36
15-20km
15キロ通過のラップが少し落ちたもののそれほど気にはせず。15キロで脚に少しの痛みを感じたのでここで躊躇わずに痛み止めを投入。そしてこの辺でモルテンのジェルを配っていたのでそれをもらって序盤だが摂取。しかもモルテンのジェルはなぜか2つセットで配っていて2つももらった。(日本円で1つ1000円するほどの物です。笑)言うたら2000円配ってるようなもの。笑
エントリー費が高いだけあって大盤振る舞いが過ぎる。
その後はまた上り坂もあったりで少し落ちるもどうせ勝負は後半なのでそこまで気にせず。脚の痛みも2週目から4週目のレースに比べれば10段階で1-2くらいなのでなんとかなる精神で無視して進む。
15-20km LAP 18'36 Total 1:13'12
20-25km
20kmを過ぎたところでここからが本当の勝負だと自分に言い聞かせる。この辺で3'40ペースの4人くらいの集団に抜かれた時に俺たちに付いて少し楽をしようと言ってくれて、ありがたかったけどじわじわ離れてしまう。それでも自分のペースも3分42くらいとそこまで落ちてるわけではないので気にせずマイペースで。
ハーフ通過は1時間17分17と想定通り。
この時は30kmまで18分30くらいで耐えて残りの2区間それぞれ1分落ちで目標達成できるぞと計算してました。
そしてこの区間でできることなら少しでも貯金を作りたいと思うも現実はそんなに甘くない。
20-25km LAP 18'33 Total 1:31'45
25-30km
この区間から少し落ちてくる選手が出始めてくる。過去2週間はそれを1人ずつ抜いていくことでモチベーションを上げていたので今日もこの区間は1人ずつ確実に捉えることを意識。そして出来ることならペースを上げたい。しかし上がらない。なかなか前の集団とも差がつまらない。そういうもどかしいながらも落ちてくる人を確実に捉えることでなんとかペースを保つ。
まだ脚もなんとか耐えてるけど徐々にふくらはぎや太もも裏が過去4週間マラソンを走ったダメージの蓄積もあり、少しづつ動きが鈍くなってるのも感じた。ただまだ勢いでなんとか出来るそういう区間。
25-30km LAP 18'39 Total 1:50'24
30-35km
30kmを通過した時にいつもなら、ここから1km4分で耐えれば2時間40分切れるとか考えるけど今日は自己ベスト、37分を出すという強い気持ちがあったので、1キロ4分をかけちゃダメだ。3分50だと強い気持ちはあるんだけど30キロの半分くらいで一気に脚がガクッとキツくなってペースが一気に落ちる。ただここで落ちてたら次のステップにはいけないと思い持てる力を振り絞る。2時間40分を切って満足するそんな走りはいらないと自分に喝を入れる。それでも平均3分50を超えてしまう。試練の区間だった。
30-35km LAP 19'19 Total 2:09'43
35-40km
35kmを通過した時点で2時間37分台に乗せるためにはキロ4では最後の195mで足りなくなるのは、分かってたのでなんとか3分50-55。次の1キロに+4分-5秒を強く意識して走る。今日は本当に集中していたのと30キロ過ぎからかなりきつい状態の中踏ん張ってたこともあり、沿道の声援に手を振ったり応える余裕は正直ほとんどなかった。かなり苦しい表情でもがきながら前に進んでいて、それはそれで沿道の方も苦しいけどなんとか耐えてるのを感じとって応援を頂けた。
37キロまではなんとか3分50を死守したもののそこからは、さすがに限界だった。31キロからペースダウンしたところを無理やり気迫でなんとか凌いでいたが、それが通用するのも持って5キロということなのだろう。それでもこれが欧州遠征としても今年のレースとしても最後のレースなので1秒でも早くという気持ちは忘れずに前へ。
35-40km LAP 19'53 Total 2:29'36
40-42.195km
正直マラソンというのは40キロの通過時点でほぼもう終わりだと思っていい。ラスト2キロはそりゃキツイけどここまで来れば自分の体力や脚の状態から、どれくらいで走れるかはほぼ全てのランナーは分かると思う。2時間37分台に載せるためには40キロ通過で2時間29分10秒がボーダーラインだった。
それを26秒も超えていたのでさすがに37分台は無理だと悟ったけど秒でも自己ベストを更新して終えようと気合を入れ直す。が限界を迎えてるだけにペースはそこまで上がらない。
もうここまでくるとほんとに根性だけでした。
最後はほんの少しながらレッドカーペットの上
を走り、会場に来てくれた観衆の声援に手を振ってフィニッシュ!!
PB出したので拳も強く握りました!
こんな豪華なフィニッシュ地点は世界中探しても他にないと思います。笑
40-42.195km 8'43 Finish 2:38'19 PB
37分台には乗せれなかったけど先週の自己ベストを15秒ほど更新する2時間38分19秒。
目標の37分台まであと20秒、30キロ以降の失速。と悔しさはあるけど今日は先週とは違いいつもの自分の走りをしての自己ベスト更新。
これができたので悔しさはあるけど今の力ではここまでかなとも思えたのでやることはやったと充実感もありました。
今日に至るまで4レースを走り、それぞれ違う展開を経験することで短い期間ながら成長することができ、それを次のレースで活かすというのも今回は着実にできたと感じましたし、今日のレースは今回の欧州遠征の集大成になったのではと思いました。
5週間で5本走るのは申込した時は、絶対に大丈夫な根拠もしっかりあって、余裕でいけると思っていたものの5月末に故障して6-8月の1番大事な3ヶ月を棒に振ってしまい、9月からの3週間で急ピッチで仕上げたことや2週目のケルンで8km 3週目のミュンヘンでは3kmで右ふくらはぎに強い痛みを抱えたという背景があっただけにほんとに無事に5本走り切れて良かったという気持ちと最後の2週間は連続PBもついてきたので本当に一回り成長できた良い欧州遠征になったなと感じています。
ただもちろん悔しさもしっかり持っているのでこれは日本に帰ってから休養を経て、来年の2月の自分の地元の大分で晴らせるようにトレーニングさらに積んでいきたいと思います。
欧州遠征・秋 完。
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