【マーカス5分読書メモ】11種の魔球を操る最強投手=ダルビッシュ有とはどんな投手なのか【ダルビッシュ最強投手論】
このnoteを読むと…
①一人の投手を挙げて様々なデータを扱っているのでデータへの理解が深まる
②ダルビッシュの凄さがバッチリクッキリわかる
「ダルビッシュ最強投手論」を読むに至った理由
・ダルビッシュの研究熱心な姿や実業家のような思考が好きでもっと選手としての彼を知りたいと思ったから
・同じ投手である自身に置き換えても活用できる部分はないかと思ったから
・難解な本ばかり読んでいたので野球の本が読みたかった
「ダルビッシュ最強投手論」を読んでのメモ
・ダルビッシュはクールでイケメンな容姿からは想像できないほど、野球を、勝負を楽しむ生粋の「野球少年」
・ダルビッシュは起業家や優れた研究者のような側面を持つ、良い意味で今までのスポーツ選手らしくない男
・サイ・ヤング賞の絶対条件
①打者の左右を問わず3球種以上しっかり使えるボールがある
②コマンドが非常に良い
・サイ・ヤング賞になるには多くのイニングを投げることや、奪三振を多く奪うことも必要になってくる。その為には、「球数が嵩まないこと」と「三振を奪えるボールを持っていること」が必須条件となる。
・スラッターは上記の「球数が嵩まないこと」と「三振を奪えるボールを持っていること」を両立させるボールといえる。
・昨年の菊池雄星はフォーシームとスライダーの2球種が8割近くを占め、フォーシームに近いスライダーもフォーシーム待ちで対応されてしまい、満足な成績が残せなかった。
・菊池雄星はスライダーの縦変化を少し増やすか、チェンジアップをスライダーと同じだけ使ってみたら良いかもしれない。
「ダルビッシュ最強投手論」のまとめ
・ダルビッシュは性格もプレーも野球開闢以来例を見ない投手と言える
・サイ・ヤング賞の必須条件
①打者の左右を問わず3球種以上しっかり使えるボールがある
②コマンドが非常に良い
・期待がかかる千賀・有原・山本
最後に
「スライダーやばい!」とか「ナックルカーブえぐ!」みたいな感想は多かれ少なかれダルビッシュを見ていれば思いつく言葉であるが、実際ダルビッシュが具体的にはどういう選手でどんなところがすごくて、足りないところは何なのかまではわかっていない人がほとんどだろう。そもそも本来YouTuberである彼のピッチングは3月〜10月くらいの間で多くても30回くらいしか見られないため、「すごい」とは思えてもそれを具体化するに足らないのだろう。実際私もそうだった。この本はそんな「すごさ」をわかりやすく表記している本となっている。ぼんやりと「すごい」から具体的に「すごい」に変わるとさらにダルビッシュへの畏敬の念が強くなる。30代になり、一般的には野球選手としてのキャリアのケツも見え隠れする年齢になった彼の活躍を少しでも多く見届けたい。
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