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仕事に没入してしまったら、意識して会話を増やすこと

もうあっという間に年の瀬ですね。土曜朝に大阪に帰省してきましたが岡山よりもめっちゃ寒いです。さむさむ。

人間関係の悩みについての前の記事について読んで頂く機会が多かったので、自分の別の仕事の悩みのハックについても簡単に紹介しておきます。

自分が大事にしているハックは、「仕事でまるで『自分だけが頑張ってる』みたいな孤独感を感じてしまったら、それは視野狭窄のシグナルなので周囲とよく話すこと」です。これは大学院の組織論で学んで以来、繰り返し自分の窮地を水際で救ってきている学びです。当時の学びメモを見るとこんな感じで書いていました。

【学び1】仕事に没入していると全社的な視点が抜け落ちがちであり、他人からの提案や問題を「政治的問題」として捉えてしまい合理的に考えられなくなることがあること。

【学び2】自分も●●(ケースの主人公)のように自分のセキュアベース(≒安全地帯)にこだわり意固地になってしまう可能性が大いにあることを自覚することと、その状況に陥った場合に自分を客観視して感情的にならないよう「メタ認知」ができるように心がける必要があること。

例えば、「頼まれた企画を一人で考えているうちに作業に没頭して、出来上がった内容を説明したら当初の共通認識から大幅に外れた内容になってしまっていた」みたいなことってこれまで何度もあったように思います。そして周りのリアクションが悪かったり、改善の指摘を受けると「何も手伝わなかった(丸投げされた)のに文句だけ言われても納得いかない」と、本質でないところの不満が自分に溢れ出して内容の改善に思いが至らないみたいな。これはだいたい自分がコミュニケーションを遮断していることが原因で、逆に言えば自分の行動変化で予防も改善もできることだというのが今の認識です。

大学院の先生からはクラスの当時、「真面目な人ほど仕事に没入して周囲とのコミュニケーション不足になりがちなのでご自身でよくよく注意して下さいよ」という話がありましたが、自分はまさにそれで孤独感どころか惨めさ・悔しさという思いを抱えてしまうことも度々ありました。今は、自分で危ないと思ったら自分から周囲(特にその仕事の関係者)に対する会話を増やしていくこと、辛いと思った事実を日記として記録して自分の気持ちを冷静に見つめてみること、等で少なくとも自分のネガティブな感情が悪化しないような予防対処をしています。

少しまとまりがないかもしれませんが、順次表現や構成等を見直していきます。

※書籍紹介

※山田ズーニーさん「あなたの話はなぜ通じないのか」→要は「あなたの発言の内容がどうこう以前に、『話を聞いてもらえる人間関係』をしっかり作れていますか」という非常に耳の痛い話。自分のことを「周りと話の合わない秀才」みたいに感じているようなエリート会社員の方にはすごくおすすめです。

※グロービス「社内を動かす力」→会社員ならチームを任されるようになる5年目前後くらいから、いかに「社内影響力」を出していくかという観点が必要になりますね。「ミドル層がいかに影響力を発揮していくか」はグロービス関連本でよく見るテーマですが、こういう身近なテーマについてMBAで研究しているということ自体が新鮮に思える方も多いのではないでしょうか。中堅になりかけの年代の方におすすめです。