いわしゅん

05新卒入社、三児の父。工学部(建築)卒ですが金融系の顧客サービスが仕事です。趣味は読…

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05新卒入社、三児の父。工学部(建築)卒ですが金融系の顧客サービスが仕事です。趣味は読書と登山、いつかやりたいことはロングトレイルを歩くこと。主に、若手の頃四苦八苦していた自分を振り返って書いています。

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    なかなか山に行けてないですが、キャンプも含めて記録していきます。画像は、早月尾根から見た剱岳です。

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一人で山登りながら何考えてるんですか?

日曜日、次男の体操教室の見学をしながら書いています。少し仕事の話が続いたので、自分の趣味でもある登山の面白さについてまとめてみたいと思います。「趣味は山登りで、だいたい一人で登ります」と話すと時折「一人で山に登りながら何を考えているんですか」と聞かれるのですが、よく聞かれる割にあまり深く考えたことがなかったので整理してみました。 0.登山歴(言うほど大したことないです)登山を語る前にどれくらいの登山をしてきたのかを簡単に書いておきます。気持ちは中級者ですが、夏山しか経験して

    • マネジャー1年目の七転八倒を振返って思うこと

      22年4月に持ち上がりマネジャーになって1年が経ちました。なかなかリアルタイムでは説明しにくいような失敗とトラブル続きの1年でしたが、ふとこの春の面談でボスから「色々大変そうだったけど、あなたはまた一連の経験を振り返って学びにするんだろうね」と言って頂いたことや、大学院同期の皆さんと話していて「めちゃくちゃ揉めてたけど、めちゃくちゃ良い組織になって表彰もされたってどうリカバリーしたの」と聞いて頂いたことをきっかけに、この1年の「挫折の記録」を少しまとめてみたいと思います(1年

      • 入社17年目、「不意の異動」をきっかけに自分を捉え直した話

        すごく久しぶりの投稿です。1年前に九州のある地方都市に担当者のまま転勤となり、最初は「自分の目標をどのように設定したら良いのか」とこれまでのキャリア最大の挫折をしかけたのですが、早めに「ベテラン担当者」としての自分を捉え直してなんとか1年前向きに仕事してこれたのでそのマインドセットの変化について整理しておこうと思います。悩みを深めず目の前に残された山積みの課題に周りの皆さんと思い切り取組んできたら、KPIの改善度合いで全国上位5%に入ることができ、組織メンバーの皆さんも「組織

        • (読書メモ)ナラティブ経済学

          「ナラティブ経済学」先輩が紹介されていたので面白そうと思って即買いした本でしたが、なかなか難解だったので関連図書も調べつつ、2−3週間かけてなんとか読み終わりました。 「ナラティブ」という言葉の意味は「物語」と訳されていますが、ニュアンスとしては「逸話」とか「語り草」、もっと言えば「クチコミされやすい、感染力の強いエピソード(それが本当かどうかは別として)」のような意味で使われています。世界恐慌の頃からインフルエンサー等によるクチコミの拡散が人々の行動に大きな影響を与えてき

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        記事

          石鎚山ULハイクでの装備振り返り

          山行の全体感想は前回記事の通りですが、装備振り返りも前回同様にやっておきます。ただ、いきなり結論めいた話になりますが、昨日(10/27)公開の下記の山と道のコラム後半にほぼ全て書いてありました。経験値と知見の詰まった超保存版の記事だと思います。 さて、以前に記事に書いたこともあるように、山の楽しみの醍醐味は準備と振り返りにもありますね。今回、自分なりに準備してきた1ヶ月間の間も普段と比べて装備を見直したりロングトレイルの本や映画を見たり、毎晩のように色々な服でジョギングに行

          石鎚山ULハイクでの装備振り返り

          ULな「ロングハイク」に挑戦して挫折して

          今年は感染症の影響もあって年一回の登山も諦めていたのですが、偶然「山と道」さんのロングハイクのイベント(2泊3日)が四国であるのを知りドキドキしながら参加してきました。ずっと自己紹介で「いつかロングトレイルを歩いてみたい」と書いていたので、国内とはいえ本当に楽しみにして参加しました。 結論から言えば2日目の午後に体調不良(風邪)と体力不足で泣く泣く途中リタイヤしてきたのですが学び多い素晴らしい体験でしたので、記憶が鮮やかなうちに感想を振り返ります。 0.まず、ウルトラライ

          ULな「ロングハイク」に挑戦して挫折して

          成功者の戸惑いと悩みの映画「Yesterday」〜

          昨年10月に公開された映画「Yesterday」を映画館で見てすごく好きだったのですが、今週アマゾンプライムで見つけて改めて見てもすごく良かったので自分の「好きなポイント」について備忘で記録しておきます。若干のネタバレありです。 (30代以上の方は覚えていらっしゃるであろう「トレイン・スポッティング」のダニー・ボイル監督の映画ですよー。) 0.一言でストーリー概略(前提)ストーリーは「ある日、世界中でビートルズのことを知っている人間が自分ただ1人になってしまったら音楽業界

          成功者の戸惑いと悩みの映画「Yesterday」〜

          岡山に3年住んで感じる良いところの多さ(転勤族目線)

          感染者の少ない岡山に住んでいるので、3連休もそこまでナーバスにならず子供達が楽しみにしていたドラえもんの新作映画や公園に行ったり、はたまたラグビースクールの試合に行ったりと(当然マスクとディスタンスを気にしながらも)子供達とたくさん遊ぶことができました。寝室で自分の左腕を大事そうに抱えて眠りにつく次男を見ながら、今このタイミングで家族と岡山に住んでいられるのは本当に幸せなことだなと思ったのでした。 自分は今まで住んできた神奈川も滋賀も静岡も「ずっと住んでいられるなぁ」と思っ

          岡山に3年住んで感じる良いところの多さ(転勤族目線)

          ハラスメントを感じたら逃げること

          仕事で後輩から思いつめた顔で「あの先輩(や上司)がなんで自分にだけ怒るのかわかりません、多分自分が嫌われてるだけなんです」みたいな相談を聞くことが稀にあるのですが、彼らの多くがそれでも「先輩(や上司)の言ってることは正しいとは思うので、、、」と自分を責めているのを見ると胸が痛くなります。特定の人とのコミュニケーションがしんどすぎると感じることはきっと誰にでもあって、それは自分が100%正しくなかったとしても対処が必要な状態と思います。「これってもしかしてハラスメントなのでは?

          ハラスメントを感じたら逃げること

          山に行けない時に読みたい山の本

          コロナで山に行きたくても行けていない方も多いと思います。自分も夏の年1回の登山(今年は称名滝から奥大日岳に登りたいと思っていました)も半ば諦めていますが、そんな山に行けない時に読み返す山の本をいくつかピックアップします。今回、新田次郎さんを始めとする山岳小説は(時間がかかることもあり)省いています。新田次郎さんの詳細はこちら。 小説も良いですが、パラパラと気軽に読める本が良いですね。 1.ひとり歩きの登山技術→自分がソロ登山をするようになってから登山計画のたびに読み返す本

          山に行けない時に読みたい山の本

          パートナーになることは、2つの人生の折り合いをつけていくこと

          Stay homeの社会の緊張感もだいぶ苛立ちに変わってきたように感じてしまいますが、大半の方はステイホームしながら生活の中で小さな楽しみを見つる努力などをされているのでしょう。少し呑気すぎる話題かもしれませんが、最近観た映画「ラ・ラ・ランド」に関連して家族との生き方について考えたことをまとめます。アカデミー賞も獲られていますし言わずと知れた名作ですね。爽やかでテンポの良いお気に入りの作品になりました。 1.「ラ・ラ・ランド」のあらすじあらすじは、ジャズレストランを開く夢を

          パートナーになることは、2つの人生の折り合いをつけていくこと

          「取り返しのつく」関係の有り難さ

          三連休の週末に感じた小さな気持ちについてで、「取り返しのつく」関係って本当にありがたいなぁということ。自分の場合は主に家族のことです。 3連休の土曜朝に、家族で長男次男の歯医者(メンテナンス)に出かける時に5才次男が勝手に鍵を開けて飛び出そうとしたので「こら!」と言ったらすごく拗ねてしまったということがありました(その前にTVを観ながらパンを落としたので「こら!」と言ったという伏線もありました)。次男からしたら平日あまり話す時間もない父親から、土曜朝に2回連続で怒られてしま

          「取り返しのつく」関係の有り難さ

          読書レビュー「身銭を切れ」

          前作「反脆弱性」が好きだったので買ったものの難解すぎて、年末から2回読み直した本。思い切ってそろそろまとめます。 あまりに多岐にわたる話題なので全然頭に入らず2回読んで大まかに理解したのは、この本は著者による「世の中にはリスクとリターンの非対称性がこれだけ溢れていますよ」という壮大なエッセイの一部分だということです。タイトルにもなっている「物事は身銭を切る(=リスクを負う)当事者が決めるべきで、外野はいつも話をややこしくするだけ」という話はその中の一つの話です😅 前作から

          読書レビュー「身銭を切れ」

          仕事に没入してしまったら、意識して会話を増やすこと

          もうあっという間に年の瀬ですね。土曜朝に大阪に帰省してきましたが岡山よりもめっちゃ寒いです。さむさむ。 人間関係の悩みについての前の記事について読んで頂く機会が多かったので、自分の別の仕事の悩みのハックについても簡単に紹介しておきます。 自分が大事にしているハックは、「仕事でまるで『自分だけが頑張ってる』みたいな孤独感を感じてしまったら、それは視野狭窄のシグナルなので周囲とよく話すこと」です。これは大学院の組織論で学んで以来、繰り返し自分の窮地を水際で救ってきている学びで

          仕事に没入してしまったら、意識して会話を増やすこと

          人間関係に悩みかけたら自分の「役割」にフォーカスしてみること

          今日は一日有給取得して、中耳炎の長男を耳鼻科に連れて行ったり一緒にテレビ見たりと冬休みの一日をゆっくりさせて頂きました。子供のおやつがビエネッタだったり、仕事のお付き合いで買ってきたシュトーレンをちょこちょこつまみ食いしたのがXmasらしかったです。 さて仕事はまだ締まっていませんが、もう今年も終わりですね。今年も公私とも悩み多き一年でした(基本的にそういう性格なのです)が、一番よく考えたことは家庭でも仕事でも自分に求められる「役割の発揮」があってこその「良好な人間関係」な

          人間関係に悩みかけたら自分の「役割」にフォーカスしてみること

          会社員生活15年間の大まかな読書遍歴

          読書は自分の仕事やキャリアについて考える上で切っても切れないものです。会社の後輩に本の紹介を求められることも多いのですが、いつ何を読んだら良いかって一言で言い切れないので自分がどんな本を読んできたのかの整理をしておきます。結論から言えば「駆け出し時代(20代前半)は実務に関する本、まだ若手の頃(20代後半〜30代初め)はビジネス全般、中堅以降(30代中盤以降)は歴史・科学・宗教」についてのウェイトを多めに読んできてたことになります。それぞれの時期に突き詰めて読書(や勉強)をし

          会社員生活15年間の大まかな読書遍歴