仕事の価値観はいくつあっても良いんだ!1年で転職転勤を経験し、自分の働く未来にコミットできた訳
あなたの仕事をする上での価値観は何でしょうか。
自分はずばり「どこで働くか」の一択でした。
ですが、1年の中で転職や転勤を経て、その価値観は一つだけではなかったことに気が付いたのです。
あなたにとっての大切なものも身近なところに広がっているはず。
転勤を告げられて迷っている人や、転職を考えている人たちへ向け参考になればと思い、自分の体験談を以下に書きました。
【プロフィール】
小林 達也(こばやし たつや)
2022年3月にロケットスタートホールディングス入社。 茨城県で生まれこの先も茨城県で過ごすものだと思っていたが、 異動や転職、転勤により、「茨城→東京→茨城→栃木」と勤務地を転々とすることに。 各フェーズの頭文字を取って、あの大人気漫画でお馴染みである 「イトイト」の実(みのり)なっているのか。読者の皆様にお任せいたします。
田舎で生まれ育った自分。例のウイルスで地元一筋計画が台無しに。
茨城県の牛久市に生まれ育ってきた自分にとって、社会人になっても茨城県で働き、生活するということは当たり前の価値観でした。
特に「〇〇があるから」という訳ではないですが、地元愛が強かったんだと思います。
そんな自分が縁あって就職先として一社目に選んだのは、本社は東京ですが、茨城県にも支社をおく、不動産賃貸をメインに扱う会社でした。
自宅からも車で20分程と通いやすさもあったので、この先もずっと地元で働いていくんだなと考えていました。
しかし2019年2月。
世界中を苦しめたコロナウイルス。
自分が勤めていた会社にもダメージが…。
感染者数の拡大により、東京への引っ越しを見直しする人も多く、売上が一気にダウンしていってしまったのです。
同年の4月。
茨城のオフィスは畳んでしまい、東京の本社一本という方針が決まりました。
当時の自分に残された選択肢は当然ながら以下2つ。
・東京の本社で勤務をする
・違う仕事を探す
茨城一筋の自分にとっては迷いの選択…。
心の準備が何もできていなかったこともありますが、飲食店の営業自粛をはじめ、職を失ってしまったという多くの人たちをニュースで見ていたので、とてもその時は、転職しようという考えにはなれませんでした。
そして悩みに悩んだ結果の選択は、東京の本社へ通うこと。
こうして茨城県で生まれ育った田舎者の勤務地は、急遽大都会である東京都に。
そこまで嫌じゃなかった大都会。けれども頭にちらつく地元への転職。
茨城県からの通勤という道を選びました。
自宅から最寄りの駅までは徒歩1時間以上の立地だったので、車と電車を使ってドアtoドアで2時間半の通勤生活がスタートしました。
都内をはじめ、通いやすいエリアへの引っ越しという選択もあったと思います。
正直、東京については学生時代も遊びに行ったことはありますし、楽しく、便利なところだなという認識はありました。
ですが、どうも人混みが苦手だったこと、そして何より「地元から出たくない」という頑固さが邪魔をしていたのです。
通勤という部分では大変ではありましたが、本社の人たちはユーモアがあって、職場の雰囲気という面では毎日とても楽しく働いていました。
そして、茨城→東京への通勤生活も1年が経ち、社会人として3年が経過しようとしていた頃。
ふと「転職」を考えるようになりました。
まわりの友達も自分にとって何が大切なのかを考え始め、転職したという言葉をよく耳にするようになったからです。
自分も片道2時間半をかけて通うことに、体が慣れてきたと反面、『時間がもったいない。地元で仕事をした方が時間をもっと有意義に使えるのでは?』漠然と考え始めるようになりました。
より転職が現実味を帯びたのは、職場で特に仲の良かった人が、実家である大阪へ帰るため、職場を離れてしまうことになったから。
お昼休憩のタイミングには、一緒にご飯を食べたり、仕事終わりによく一緒に帰っては他愛もない話で盛り上がったりしていました。
一番身近に感じていた人が、離れてしまったことにより、それまで頭の中で、ふんわりと抱いていた「転職」というワードが、一気に沸騰し、ついに動き出しを決意したのです。
いざ地元の茨城県での転職へ!希望の土地で充実感に溢れた営業職1年生
仕事を探すにあたって、まず一番に大事にしていたことは勤務地が茨城県であること。
ですが、様々な中途採用メディアをスマホにインストールしたものの、なかなか自分で「これだ!」という仕事に巡り会えずにいました。
自分は茨城県で働く以外には何を求めているのか・・・考えに考えました。
東京の会社では、営業事務のような一歩後ろに下がった立ち位置で仕事をしていました。
その中、営業さんが、「今週は良い感じ!!」「今月はダメだ」という会話を間近で聞いていたので、『自分が実際に営業という第一線のフィールドに立った時どうなるのかな』営業職というものに興味がありました。
2022年3月
こうして、「茨城県」×「営業職」で探し、巡り合った会社こそが今のロケットスタートホールディングスです。
ロケットスタートは「働く人の未来をしあわせにする」をパーパスとして掲げております。
採用支援をはじめ、Web制作、DX推進など様々な観点から働く人たちがどうすればより幸せになれるかを追求する会社です。
営業の仕事は未経験。知らない、分からないことばかりなのは当たり前なので、『まずはやってみる。のチャレンジ精神を大事にしていこう!』入社前に自分の中で決意しました。
たくさんのお取引企業先へ訪問し、担当の方とお話をしては採用や、人、働き方など様々なお悩みや課題をご相談いただいております。
その上で、「どうすればお客様がしあわせになるのか」を考えチャレンジを繰り返す日々。
お客様と向き合うほどに、『こんな仕事があったんだ』と毎日が発見ばかりです。
社会人経験も浅く、スマホの情報でしか仕事を見てこなかった自分にとって、より一段社会を知ることができ、充実した日々を送ることができております。
また、茨城県のつくば市と、栃木県の宇都宮市に拠点があるロケットスタートでは、 teamsというツールで日々の朝礼をオンラインでつないだり、3ヶ月に1回は、キックオフMTGがあったりと、茨城県と栃木県の垣根を超えてのコミュニケーションも盛んに行われている会社です。
仕事をする上で人間関係も大事にしていた自分にとって、このような風土は嬉しいものでした。
たくさんのお客様と話したり、社内でコミュニケーションを取っていく中で、『もっと色々なことを経験してみたいな』と思うようになり、自分の中での価値観が少し広がっていくような感覚でした。
唐突な転勤辞令。不思議と嫌じゃなかった価値観の広がり
2022年の8月中旬頃・・・入社をして、半年が経過しようとしているタイミング。
上司から急に呼び出しが。
『あれ、何か失敗してしまったかな…』と不安に思いながらも向かうと、「10月から宇都宮に異動できる?」転勤の相談。
まさか転職先の会社が「転勤あり」だとは思っていませんでした。
自分にとっては、初めての転職を経験した会社でもあり、今、転勤を告げられている・・・。
『おお。これが世に聞く転勤の辞令ってやつか~』『面接時の志望動機で地元である茨城県に貢献したいと言ったから、芯の部分がブレてしまわないかな・・』色々な想いが巡りました。
ですが、不安や心配はあったものの、「転勤を断る」「会社を辞めて他の茨城県の会社で働く」という選択肢はありませんでした。
回答はイェス。
あれ、そもそも今大事なものっていったい何だろう・・・
自分は再び考えました。
茨城県で働くを第一に考え、就職や転勤をしてきましたが、根本にあるものは「一緒に働く人」だったんだなと気が付いたのです。
前職でも今の職場でも、仕事をする上で心がけていることと言えば、コミュニケーション。
業務に関する質問や会話は常日頃していますが、ふとしたタイミングにちょっと違う会話をすることも心がけております。
「そういえば、○○って知ってます?」「昨日の△△みました??」もちろん仕事なので、やる時はしっかりやるは大切です。
それでも時より笑顔になりながら仕事をする方が、リラックスもできますし、何より職場が「楽しい」と思えるのです。
今の職場でもつくばの先輩や同僚はもちろん、宇都宮のメンバーにもに仲良くさせて頂けていたからこそ、転勤を告げられても抵抗感がなかったのかなと思います。
「どこで働くか」と同じくらいに「誰と働くのか」も大事と気が付いた1年
そして現在。
宇都宮へ異動をして9ヶ月目。
ここでもたくさんのお客様先へ訪問し、新しい発見・気づきをもらいながら、充実した毎日を送ることができているなと感じております。
仕事柄、毎週締め切りがあるので、それに間に合わせる為、ヒイヒイいう場面も多少なりともあります。
そんな時でも、「よっしゃ、頑張りましょう!協力して〇時には納品できるようにしましょう!」チーム一丸となって成し遂げた時の喜びはひとしおです。
気持ちの部分が大きいですが、二人三脚をしているような気分で、これが自分なりには一番スイッチが入るんですよね。
大変だな~と思いながら仕事をするよりも、成し遂げた時の達成感は何倍も大きくなります。
先日、社内の研修では「各メンバーの良いところ、期待すること書いてみよう」という個人ワークを行いました。
自分宛に書かれたメッセージを見ていると、中には「自分が来てから職場が明るくなった」「会話をする機会が増えた」と書かれていました。
コミュニケーションを大切にしていた自分にとって、とても嬉しかったです。
「地元で働くことが一番」と感じていた自分が、1年の中で転職転勤を経て、「働く仲間」も同じくらいに大切だったということに気が付いた1年でもありました。
仕事をしている以上、転職や転勤など様々な人生の転機があります。
読者の方も、これからの未来において、同じような場面に直面することがあるかもしれません。
そんな時に、自分の経験が少しでも参考になる部分があると嬉しく思います。
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