祝福と呪縛と満たされない飢え

皆様こんにちわあるいはこんばんわ

何となく書こうと思っていた内容に関わる話に触れたので少し熟成させてから書いております

とても臭い内容になると思うのでお気持ち茶番嫌いな人は閉じて下さいw

愛されること愛することに関しての話です
データ統計に基づくものと個人の感想の複合なので認知度低い話は眉唾な方には下らない話です

以前に書いた記事の内容に近くはあります
自己肯定感、自分を好きと言う感覚の話

自分を好きって多くの人にとって難しい感覚なのではないかと思います
自己肯定感の根幹でもあるとは思うのですが

僕は幼少期、なぜか水仙の花が好きでした
奇しくもその頃の自分を象徴するもので顧みると苦笑いしか浮かびません
水仙の洋名はナルキッソス、元になるギリシア神話の内容はナルシストの語源でもあります
要するに「自分大好き」
はてさてこの「自分大好き」どこからくるものか
みんな最初から自分大好きですか?
最初から自分大好きな人はこの記事を閉じてそのまま素敵な世界を継続してください是非とも

好き嫌い、取捨選択は物心つくまでの環境に依るところが大きいかと思います
自分好き=自分を好きな誰かが周囲に存在しなければなりません
寵愛です
可愛いね、お利口だね、凄いね
肯定されて誉め称えられて愛される
この経験こそが自己肯定感の元であると個人的には考えます

愛される環境が無かった場合
もちろん自己を肯定することが難しくなります
愛された記憶が忘れられている場合はどうでしょうか
愛されなかった~と悲観的になってしまうのではないでしょうか

自己を肯定する為の礎は他者に依る肯定
恩寵に他ならないと個人的には解釈しています
過去に一度でも愛を注がれた経験をもとに自己を肯定していくものではないかと思います

一般的に両親から愛を注がれて育ち
より良い振る舞いから周囲にも愛されて育ち
確固たる自己を肯定しながら生きていけているのが健康な人なのかなぁと思います

野生動物は喰う側も喰われる側も生まれた直後から弱肉強食の摂理に合わせた設計が成されていて
人間と言う種族はその摂理から微妙にズレた成り立ちのように個人的には感じています
あまりに弱く不完全で不可解なほど粘り強い

とても歪
愛されなくては、守られなくては生きていけなそうな脆い種族なのにあらゆる生き物よりも強く生き残る
恨めしさすら感じます

少し脱線しました(定期)

恵まれようと恵まれずとも人は生きていくもので
それぞれの苦悩を抱えて生きていきます
苦悩のない人はホントにすぐにこう言う記事は閉じてキラキラしていて下さい

不遇な環境から愛されることを知らず
自己を肯定出来ない人はたくさん存在すると思います
それを肯定した上で恵まれた環境が継続しなかった場合の反動の話

鬱とか病みが苦手な人は閉じて下さいw
沢山の前置きと言い訳を書いた上で本題に入る感じであります
自分語り劇場でもあるので「ウザ」となる方も閉じて下さいませ

物心をつくとは良く耳にする表現ですが一般的には幼年期を過ぎて世界を理解し始めることを意味するものだと思います

手前味噌ながら記憶力には自信があり、一番古い記憶が視力は定まらず目は開いた状態の時に自分の側を通った看護士さんの制服の裾をつかもうとした所だったりする事を前提として

覚えていると言うことは有利なことに感じますがデメリットもあるものなのです
人間の記憶と言うものは基本的には便利なもので都合良く改竄されがちです
益のあることは自分に都合よく記憶し、危険な要素はとても悪かったと記憶して再現と回避を繰り返すものであったりします
これは一種の精神的な防衛システムかなにかなのではないかと思います

無駄に記憶力が良すぎると改竄が出来ないんですよね
事実をありのまま記録し続ける…
物事をよく理解出来るようになってからの情報との擦り合わせが可能になってしまい気付かなくてもいい事に気付いてしまったりもします

記憶的に言えばとても恵まれた幼年期を過ごしました
下町で生まれ育った故でもあるかと思いますが近隣地域から愛されて育った記憶があります
受け取ったモノに対して感謝しかありませんが…
親からも絶対的な愛を注がれて育った感じではあります
自己肯定感全開無敵です
どこに行っても愛されます
世界は自分を中心に回っていましたね
自分大好きです世界も自分大好き

ところが不思議なことに自我が確立される頃には果てしなく自分嫌いに陥りますw
何があったんwとなるかとは思いますが

簡潔に述べると記憶力と読解能力がデフォルトで高めに搭載されていた事が災いしていると思います
情報の精査が大事だと言うのは幼い頃からの経験でありまして

親は一人
なんやかんや言われて居なかった親が二人に増える
などの謎展開を
「子供だから」として刷り込まれることは歪みを生みます
それっぽい事を大人は刷り込みます
都合に合わせて
ところが記憶力があるのでその「それっぽい」に違和感が生じます
自分の世界は直感的に親は一人だし周囲はそれを手助けしてるだけと記憶しているのに
唐突に出現する父

そして空気を読んで合わせるんですよね

ここから始まる自己否定
外界からの愛は慈愛であるがそれは
「憐れみ」が根源であることを知る
血族である祖母は人手不足の追加として呼び寄せられたもので「何かあれば自分が怒られる」ことを主軸に自分を大事に扱う
そして親に取り入ろうとする義父の対応を合わせて
「自分は本当は邪魔な存在」が確立する
これが事あるごとに発動するもので大きな転機に於いて「自分こそが邪魔」と認識させられるのです

不遇な事を憐れみ慈しむ外界
取り入る為にすり寄るオス
それはそれは恵まれた環境を与えられながら記憶力の高さと読解能力の高さが仇となり全ての裏側を認識してしまいます
きらびやかな舞台の裏側なんて覗かない方が夢は壊れずにハッピーなまま

なまじ可愛がられることを経験している為に「愛すべき可愛い子供」を演じ始めます
常に周囲の顔色を窺い続けます
そうして過分に浴びてしまった祝福のボーナスタイム終了と共に愛情中毒の離脱症状が強くなって行きます
年を追う毎に明らかになってゆく世間への虚勢の為のパフォーマンスとしてのまやかしの愛
本音は邪魔だと思っていることが滲み出てしまう大人達
何もなく地べたを這うよりも持ち上げてから落とされる苦痛

幼少期はこの謎の自己不要感を自分でも理解出来ずにより一層自己嫌悪に陥ります

さて、前述の話を覆します
絶対的であったはずの「愛」が揺らいだ事に因って本当に「愛された」経験が曖昧になります
すべての愛情が信じられなくなります
そう、書いていてあらためて気付きました
誰かに愛された経験に確証がないんですね
今のところすべて破綻しているので継続された「愛」が証明されていないことになります
その時は本気だったし幸せだったはず
しかしながらそれが真実であった保証がない
自分大好きなんて幻になってしまう

肯定どころか自己否定が高まってしまった状態でどのようにして生存してきたのか

「与える」こと

「愛され」る事が証明できずに「愛」が認識出来なくなってしまった「愛情中毒」
選んだ答えは自分が「愛して」証明すること
矛先が他者に向いてしまった事はもう不幸としか言いようがないとは思いつつも辞められもしない性質
自分を好きになって自分を愛する道を選べばいくらか幸せな世界も存在したのではないかとは思いますが

祝福の反転に因る呪縛

他者から望まれる、愛される自分でなければ価値がなく
存在してもいい、生きていて居られる為に周囲に合わせて尽くす
歪さは成長と共に増すばかり
思春期の家庭環境も追い討ちであったり…
(前に書いたけど書きすぎて蓋した記事があるのでこのくらいに留めるなど)
気付いた時には自分嫌いが拡大して人間不信の人間嫌いとして確立されていて
他者に必要とされて愛されたいのに他者と関わる事が嫌で内に籠る
注がれても満たされる事のない歪な器を抱えて渇き、飢え苦しみ続ける矛盾の塊の完成

表向きは人当たりよく気さくな印象が多いかと思います
求められる姿を演じる呪縛に因るものです
幼少期の心の矛盾を解明すべく心理学を学び伝える力を磨く為に言語学を学んだのも親に押し込まれた道に自分として落としどころを求めた結果

なぜ今更取り繕ってきた体面をひっくり返しているのか
ネガティブ厨二日記を垂れ流していた時代よりもメンタル不健康な感じが滲み出てきたからです
爆発しない為に書き連ねていた病み日記は少なからず誰かの納得のタネになったりもしていた過去があるので
不定期に病み炸裂をするよりも反芻、咀嚼、分析から誰かの役に立つかも知れない
そんな思考整理メモを残しておこうと思った次第

死ぬほどのメンタルダメージを経て今更ながら訪れた変化として
自分が愛せるものを愛でて、そこに全力を尽くす自分を少しだけ好きで居られるようになった
と、締めておきましょう
愛されたい本心はないと言えば嘘になるけれども求める事は「悪」との呪縛も含めて自分であり
飢えを満たそうとするより零れ落ちてしまうものを他所へ注ぐ方が有効なのかなと

何かしら何処かしらモヤモヤして苦悩する誰かのヒントになるような記事となれたら嬉しく思います

それでは煩雑な文章となりましたが最後までお付き合いありがとうございます
今宵はこれにて

この記事があなたの明日からの世界をより良く出来れば幸いです

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