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ロクステ員の選ぶ9枚 (ジュンヤ)

こんにちは、ロクステ幹事長のジュンヤです。さて、ロクステ員の選ぶ9枚、テーマは自由ということで、「2021年何聴いたのよ」には詰め込みきれなかった分もまとめて、今回のテーマは「2021年リリースのアルバム」にしたいと思います。掘る範囲を広げたおかげか(まだまだですが)、はたまた良作が豊作だったおかげか、2021年はたくさんの素敵な音楽に出会うことが出来ました。とても絞りきれませんが、その中からひとまず選りすぐりの9枚をどうにか決めたので、軽い気持ちで一目見ていってください!

 

『No Moon』 D.A.N.


今年一番良い意味で驚かされたのがこのアルバムだったと思います。これ以前の作品も大好きなのですが、こんなにカッコよくなってくるとは…。STUDIO COASTで最後に見られたのは幸せでした。フジのステージも楽しみです。



『Vulture Prince』 Arooj Aftab

パキスタン出身のシンガー、Arooj Aftabの作品から1枚。次に選んだアルバムも聴いて貰えば分かるのですが、2021~2022にかけて、エスニック系というか、アフリカ・アジアの民族音楽の要素が含まれている音楽にハマっていたので、その流れで彼女の作品も聴くようになりました。ある種の神聖ささえ感じさせるメロディと彼女の歌声がマッチして、耳が心地良い…。眠れない夜や一度全てを忘れたい時にオススメ。



『Afrique Victime』 Mdou Moctar

「ロクステのなうぷれ」でもこのアルバムから1曲紹介させて貰いましたが、改めてニジェール出身のギタリスト、Mdou Moctarのアルバムを。癖になるメロディ、歌声でありながら、西洋っぽいロックの要素もところどころに散りばめられていたりするのがすごく新鮮。なんといってもギターの音色が気持ちいい!元気を出したいときに是非。




『Friends That Break Your Heart』 James Blake

James Blakeは、好きに占める声の割合がかなり大きい、小袋成彬や次に挙げる折坂悠太と並んで私の中では珍しいアーティストなのですが、今作もそんな彼の声の凄さが存分にあらわれています。声の凄みでいうなら、「Show Me」で共演しているMonica Martinが彼女の名義でJames Blakeと共に出している「Go Away, Kid」も要チェック!今年辺り来日して欲しい…




『心理』 折坂悠太

個人的に、2021年の日本の音楽シーンを語るにあたって、このアルバムは外せない1枚だと思っています。昨年2度ライブを観たから(そしてライブのバンド構成が大好きだから!)という個人的な思い入れも大きいですが、心を洗い流して非日常の世界に連れて行ってくれる彼の楽曲が、豪華なゲストも相まってさらにパワーアップしたなあという印象です。昨年は直前でのキャンセルになってしまいましたが、今年こそはフジで観たい…!




『Absolutely』 Dijon

Baltimore発のR&Bミュージシャン、Dijonの最新アルバムは、以前にも増して洗練されて無駄がなくなって、でもどこか荒削りにも聴こえる、不思議な曲たちです。曲ごとにロックやフォークといった様々なジャンルを取り込んでいながら、独特の音・コーラスの重ね方で一瞬で彼の作品と分かる、彼の唯一無二の世界観を最も感じられる1枚だと思います。現在はBon Iverのツアーにも参加しているDijon、聴いて損はないはず…!




『What We Call Life』 Jordan Rakei

ロンドンを拠点に活動するR&Bアーティスト、Jordan Rakeiの4作目のアルバム。いかにもライブ映えしそうなサウンド。Tom Misch, Loyle Carner, Bonoboといったアーティストたちとのコラボや、ダンスミュージックを中心にリリースしているDan Kei名義の楽曲も注目!




『Valentine』 Snail Mail

前作『Lush』もすごく良いアルバムだったんですが、さらにスケールアップした気がします。どこか不安や焦りみたいなものを感じさせるサウンドが印象的。今年のフジへの出演も決定しているので楽しみ!




『Mother』 Cleo Sol

SAULTのボーカルでもあるCleo Solの2ndアルバム。出産を経て、自らの母、そして子への思いのこもった歌詞と良サウンドのコラボ、最高ですね。朝イチに聴きたいアルバム。




と、ここまで9枚紹介してきましたがいかがだったでしょうか。これ以外にも、小袋成彬の『Stride』やArlo Parksの『Collapsed in Sunbeams』、Ross From Friendsの『Tread』、Rejjie Snowの『Baw Baw Black Sheep』、Lana Del Reyの2作など、良アルバムばかりの2021年でした。2022年も良い音楽とたくさん出会える1年になって欲しいものです。

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